白ガルバと杉下見板の外壁 [■自邸の施工]
久しぶりの「浜自カフェ」ネタです。
浜自カフェの外壁は、白いガルバリウム鋼板の「竪はぜ葺き」としました。
竪はぜは通常、屋根に採用する貼り方(葺き方)で、金属屋根として昔からある「瓦棒葺き」の
発展型だそうです。
鉄板(ガルバリウム鋼板)の端部をはぜ加工し、下の葺き材を釘で留め付けた後、勘合させて
いく葺き方で、釘頭が表面に出ないため、水密性を確保しやすいらしい。
外壁への使用事例はそれ程多くないので、板金屋さんも試行錯誤しながら作業を
していました。
格好良いし、比較的安価にはなったのですが、風が吹くと音がすごいことが判明。
何しろここ浜松は、『遠州空っ風』が名物なところ。
風が吹くと、平らな鉄板部分が風圧で煽られて鉄板特有の音鳴りがします。
コスト下げのために、通気横胴縁の上に直貼りしたからかなぁ?
下地合板を入れれば、抑えられたのか?・・・謎ですぅ。
また、カフェ入口の外壁は杉下見板貼りとしました。
ガルバ鋼板だけではどうしても冷たい印象になるため「お客さんにホッとしてもらいたい」という
思いから、下見板貼りとしました。
下見板は、七分厚(21mm)の板なので、深みがあってとても良いです♪
外観にグッと深みが出て、格が上がった感じがします。
また、優しい仕上がりに来客の反応も上々でした。
棟梁は半端が出ない様、目地幅を調整して割付け、最新の注意をもって張り上げてくれました(感謝)。
その他にも、お客様用トイレの上がバルコニーにも、目隠しとして杉の桟材でルーバーを
作りました。
ご近所さんもカフェのオープンを心待ちにしてくれているようで、張り合いが出ます。
うちも白ガルバですが、こまかい凹凸があるタイプで
フラットなところが大きいこんなタイプが選べたらよかったのに・・・。
部分的に板を張るのはとってもいいですね。
ハードなところとのコントラストがステキです。
出来上がりが楽しみですね☆
by kyotto (2006-06-09 07:46)
ガルバニュームの竪ハゼ、これはめずらしい。
銅工屋さん、苦労されたことでしょう。
写真で、非常に腕のいい銅工屋さんだと判ります。
いいですねー。。。
by アキラ (2006-06-09 11:12)
タテハゼきれいですね。
腕のよさがほんと感じられます。
今進めている物件があるんですが、
そうですか。音の問題があるんですね。
下地にPBを入れる予定してますが、再検討してみます。
by plusgate (2006-06-09 12:22)
●romeoさん
ガルバの角波板ですよね?うちも検討したんですが、「人に勧める前に
自分で使ってみよう!」ってことで採用しました。
●アキラさん
竪ハゼは、設計事務所事例に時々あるぐらいですからね。
板金屋さんは頑張ってくれましたよ!窓周りは多少凹凸が出ていますが
十分満足がいくレベルです。
職人さんも最初は上手くできなくて、「気にいらねぇ!」と言って8枚程、
貼りなおしたそうです。
「また提案していい?」って聞いたら、「慣れたから良いよ!」だって(笑)
●plugate316さん
まず「外壁通気層」があると言う前提です。
基本設計では下地に板材を入れていたのですが、コスト削減のために
下地板を抜き横胴縁だけにしたことで、内外の圧力差が発生しやすい
構造になったのかも(?)です。
下地板が入っていても、平板部分が大きいため、気圧差が発生して
煽られれば音鳴りが出るかもしれません。
かなり耳障りなので、クレームになると思います。
施工ではなく、設計側の問題なのでしょうがないと思っていますが、
採用には、リスクを伝えておいた方が良いと思いますよ。
もし、風による音鳴りを抑える方法が判ったら教えて下さいね。
by 浜松自宅カフェ (2006-06-09 13:50)
●romeoさん(追加)
150番目のnice!ありがとうございます。
お返しじゃないけど、T邸のことベタ誉めのコメント書いておきました。。。
(いやっ、コメントは本音ですからね!)
by 浜松自宅カフェ (2006-06-09 13:53)
あ、150踏んじゃいましたか。
失礼しました。いやいや。おめでとうございます☆☆☆
コメントも読ませていただきました。
誉めすぎですよ。ハズカシイです。ありがとうございます。
あ、うちの屋根は多分そちらの外壁と同じタイプで、
風の強い日は中国のドラみたいな音がほんの少しします。
by kyotto (2006-06-09 21:54)
●romeoさん
屋根、やっぱり鳴りますか?ドラみたいってのはわかりやすい表現ですね。
うちは、外壁がそんな感じです。。。
by 浜松自宅カフェ (2006-06-10 05:07)