SSブログ

浜自カフェ設計チームのこと [ ・デザインと設計]

これまで詳しく触れてきませんでしたけど、僕の本業は建築設計ではありません。
本業はあくまで商品プロデュースであり、浜自カフェオーナーです。


今までのお施主さんはそれを承知の上で、建築設計を依頼してくれるため、
設計事務所のY君に実務支援をお願いし、二人三脚でさせていただいています。
また、場合によっては僕が信頼する地盤の専門家T君や
優秀な商業建築デザイナーH君の手を借り、依頼にお応えしています。

今回は浜自カフェ設計チームのパートナーであるY君との仕事の進め方について、
少しだけお話をしてみようと思います。
 

 

実務パートナーのY君は、別に営業ができない訳でも、プランが出来ない訳でもなく、
個人としても設計事務所としても、十分このエリアでやっていける実力を持っているし、
父親の代からの信頼を損なうことなく、設計事務所を引き継いで運営しています。

 

仕事ぶりはとても堅実で、技術の裏付けがありながら、お施主さんに対する仕事の
姿勢が僕と共通するところが多いため、お互いの苦手な部分を補ったり、得意な部分は
お互いが意見を出しあいながらより高い水準の仕事をさせていただいています。

そんなY君と一緒に仕事をしているのですが、彼は常に「報・連・相」を意識して、
連絡をくれるのでとても助かります。

 

例えば、今日の例。

 


「おつです~!今日は連絡と相談。まずは『連絡』で、Uさんちのこと・・・。
 で、次は『相談』なんだけど、こういう情報があって・・・どうすべきだと思う?」


 

てな感じです。

上司と部下と言う立場でも何でもないんですけど、現場の進捗状況や判断したこと、
近日中に行なう予定の打合せなどをメールや電話で都度知らせてくれるため、
現場の状況がほぼリアルタイムで把握できるし、問題の予測がしやすく、
客観的な2つの目でプロジェクトを管理しているようなものです。

 

また、『相談』においても何を悩んでいるのかが明確なため、僕としても
ジャッジしやすいんですよね。

 

このブログも常にチェックして、僕の状況や思想なんかも理解してくれているため、
効率的にかつ、非常に水準の高い仕事ができているように思います。

 

僕らが組んでプロジェクトに当たる場合、先ずは僕がお施主さんの情報を整理し、
コンセプトメイクをし、プランがある程度決まったあたりから、Y君が設計作業に入り、
材料や仕様、デザインを二人で打合せしながら決めていきます。

工事着手後の法的監理(鉄筋検査等)はY君が担当し、ところどころで僕も現場に行き、
意見を出し合って寄り良いものを作っていくようにしています。


 

・・・とまぁ、こんな感じで業務を進め、お施主さんの状況や現場の進行に合わせて、
お互いが都度判断し、後ほど連絡して情報共有すると言う感じです。

 

そんな訳で、浜自カフェ設計チームが扱うプロジェクト数はそんなに多くないですが、
二人で楽しんでやれているのでまぁ良いのかな?(笑)

 

こんな感じで、価格や条件などで依頼先が見つからず、困ったお施主さんなどから、
ボツボツと依頼をいただき、結果楽しくやらせていただています。

こんな感じでも宜しければ、いつでもご相談に乗らせていただきます。
「あんたじゃなくてY君を紹介して!」と言うようなご相談でもまったく構いません。

 


nice!(14)  コメント(13)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

nice! 14

コメント 13

たいせい

 建築も、一品物ではあるけれども商品プロデュースの一環なのですね。
 商品プロデュースが仕事として成立していらっしゃるようで、素晴らしいと感じます。
 十数年サラリーマンをしてきた前にいた会社がOEMを主体とした電子制御の会社で、OEM先のお客様の立場に立って製品プロデュースやマーケティングの仕事(エレキで同府か価値を付けどんな製品として世に出すか?など)をしてきましたが、自分自身のブランドの製品ではなくOEM先の営業展開の手法に常に不満を持ち続けていました。
 そんな思いを感じることはありませんか?
by たいせい (2008-04-10 11:29) 

JOHN

いい仲間とだから、いい仕事ができるんですよ、きっと。
Yさんの「報・連・相」の話、参考になりました!
ワタシも仕事の話をする時にはそれをもっと意識しよう。うん。
by JOHN (2008-04-10 17:54) 

いちよ

気の会う仲間と楽しく仕事ができる。
これほどいいことはありませんよね。
僕も今の仕事環境は好きです。
もちろん不満に思うこともありますが、
まずは自分磨きからデス!
by いちよ (2008-04-10 23:04) 

浜松自宅カフェ

●カフェオランジュさん
 nice、ありがとうございます。

●たいせいさん
 >建築も一品物ではあるけれども商品プロデュースの一環なのですね。
 これはちと違うので、解説させていただきます。
 商品プロデュースも建築プロデュースも実はまったく同じプロセスを踏む
 んです。
 なぜなら、すべて相手が『人』だから。
 介在するものが、建築かプロダクトだけかの違いであって、人が人に物を
 販売すると言う行為においてはまったく変わりません。
 ただ、プロダクトはメーカーによる製造物なので品質、製造方法、購買
 などのところは一品物とは違いますよね。

 それと最も理解していただきたいことは、『建築屋』の自分が使いたい、
 また使える製品を企画することを心掛けていることです。
 あくまで僕の重心は『建築屋』なのですよ。

 やっていて楽しく充実感があるのは、自社ブランドだとしても
 なぜか『建築設計』などの建設業ですね。
 これはランドスケープデザイナーだった頃から変わらないです。
 きっと、ハウスメーカーの商品企画だったら、そうは思わないんでしょうね。
 商品プロデュースは平たく言うと事業創造をするところが楽しいです。

●ijimariさん
 nice、ありがとうございます。

●JOHNさん
 仕事する仲間の意識レベルが高いとm仕事の効率ってすごく良いんです
 よね~♪
 「報・連・相」参考になって良かったです。

●いちよさん
 気の合う仲間としかも理想的な仕事ができた時、これ以上の充実感は
 無いような気がします。
 『遊び』は一過性の楽しさですけど、自分の意志が反映した仕事を
 社会が認めてくれた時は、感動が持続するんですよね♪

●夢空さん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2008-04-10 23:50) 

みほ

そういえば ほうれんそうって 習った記憶があります
大切なことを さらっとできてしまうって素晴らしいですね 
私も 仕事に忙殺されないよう
ほうれんそうを 頭におく余裕を持ちながら
お仕事していきたいと思います
by みほ (2008-04-11 00:56) 

eddie

報告、連絡、相談、基本ですねよ。

でもあまりにできていない人が多いです。
クライアントさんの会社に行くと、逆にいちいち報告ばかりする人もいるんですが、往々にして、相談レベルではないことが多いです。
もっと自分で何がしたいか、自分の主体性を持って報・連・相をしないと、と感じます。
by eddie (2008-04-11 01:14) 

浜松自宅カフェ

●みほさん
 ビジネスマナーで殆どの社会人は一度は学んでいると思うんですけど、
 出来ていない人の方が多いと思います。
 僕自身、意識しないでいると「相談」なのか、「報告」なのかわからない
 ような相談してしまうことありますからね。
 やっぱり、基本ですよね~!

●eddieさん
 そう、基本です!
 基本なんですが、しかし、できていない。
 本当にひどい人だと、「一体何を言いたいの?」って聞き返しちゃいます。
 報・連・相がきちんと出来る人は、それだけで信用されますよね。
 面倒がらずにやらないといけないと、改めて学んだ次第です。
by 浜松自宅カフェ (2008-04-11 01:52) 

denn

仕事のうえの「ほうれんそう」大切ですよね^^

それにしても浜自さん^^いそがしそうだけど楽しそう^^
by denn (2008-04-11 06:46) 

hidenosuke

たまたま設計業務に携わる環境の方々だからそう思ってしまうのかもしれませんが、「論理的思考」で物事を進めるスキルに長けているような気がします。
それは、日頃の浜自カフェさんのブログを読んでいても感じます。
確かにパートナーとしてお互いこういうアプローチが出来れば、ポイントも把握しやすくて、有効な時間の使い方ができますね。
私も含めて、職場に最も浸透させたいことです(^^;
by hidenosuke (2008-04-11 08:17) 

浜松自宅カフェ

●dennさん
 一人では完結しないようなものは、基本「ほうれんそう」ですよね!

 ええっ、忙しいです。人の二倍は働いていると思っています(笑)
 お金にもならないのに、やってられるのは楽しいからに他なりません!
 今はある公共施設の設計コンペ案を僕が作っているので尚更。

●hidenosukeさん
 >「論理的思考」で物事を進めるスキルに長けているような気がします。
 hideさんのこういうど鋭い目線には驚かされるますが、技術系の仕事を
 している人で仕事が出来る人は、「論理的思考」が身についている
 ようですね。
 僕は前にも書きましたけど、直感が先で論理的な理由付けはアトでする
 タイプです。

 僕らのようなスタイルは一見、非効率的なように見えるのですが、
 大会社の他部門とやるより余程、効率的に仕事ができることを実感して
 います。
 それは、「設計」とは企画者やデザイナーの意志を込めることであり、
 その意志を第三者が見れるようにすることだからでしょうね。

 自分のブログのことって中々自分では判らないので、こういうコメントは
 とてもありがたいですよ。本当に!
by 浜松自宅カフェ (2008-04-11 09:49) 

浜松自宅カフェ

●xml_xslさん
 nice、ありがとうございます。

●ドクトルパンダさん
 nice、ありがとうございます。

●hankyu8200さん
 はじめまして!nice、ありがとうございます。

●Azumino_Kakuさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2008-04-11 23:33) 

三浦半島の住人

信頼できる仕事のパートナーはなかなか得難い存在です。良い雰囲気が伝わってきます。うらやましいなー
by 三浦半島の住人 (2008-04-14 19:35) 

浜松自宅カフェ

●三浦半島の住人さん
 さすが、歴史を刻まれた方はわかってらっしゃる!
 ありがたいことにいつの場合でもこういうパートナーが現れて、僕が実現
 したいことの協力をしてくれるんですよね。
 実際、この話にウソ偽りはなく、とても楽しく家作りをさせていただいて
 います。
by 浜松自宅カフェ (2008-04-14 21:47) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました