知識より行動でしょ? [ ・カフェへの思い]
これまでかなり悩んだのですが、
この記事は自戒と謝罪の気持ちを込めて書き記すことにしました。
* * * * *
7月中旬に掛川の知人が亡くなり、そのお通夜に行った帰りの出来事。
夕食時刻に差し掛かっていたこともあり、早々に切り上げ袋井市内にあるレストランで
夕食をとることにしました。
すると偶然、そのお通夜で一緒だった知人とバッタリ。
久しぶりでもあったし、お店は満席だったため同じテーブルで食事をすることに。
本音を言うととても苦手なタイプだったこともあり、一緒に食事をしたくはなかったのですが、
僕らが先に店に入っていたため帰るわけにはいかない。
そのため、いつもと同じようにお料理を注文し、食事を始めました。
なぜその知人が苦手かと言うと、新聞やテレビで報道されている程度の経済ニュースを
自慢気にかつダラダラと話し続けるから。
それが始まるたびに僕は無口になるのだけど、今回は逃げ場がない状況。
せっかく、嫁さんと二人で美味しい食事を食べようと入ったレストランでしたが、
いつもの退屈な演説が始まり、僕はだんだんと不機嫌になり、
「せっかくの料理がまずくなった」
と口走ってしまった。
とは言え、感情的に何も考えずに言ったわけではなく、とっさに頭の片隅で考えたのは、
(何度もこういう場面で我慢するのはもうヤメだ!
この場で一度、ハッキリと態度に示しておこう・・・)
と言うこと。
でどうなったかと言うと、当然というか「どういうことだ?」と口論になりました。
まーなんやかんやとありまして、レストランのお客様にも多大な迷惑をおかけしてしまい、
今でも申し訳ない思いでいっぱいですが、口論はお店を出てからも続いたわけです。
知人
「だから、何が言いたいんだ?」
私
「あなたがあちこちでどーでも良い話をするため、迷惑をしている」
知人
「どうでも良い話とは何だ?
俺はな、日本に900兆もの借金があることが問題だと言っているんだ!」
私
「それはわかっている。
言いたいのは、『それであなたは具体的に何をしているの?』と聞いているの」
友人
「俺はそんな小さなことを考えているんじゃない。
もっとグローバルな視点でモノを見ているんだ!」
私
「グローバルな視点ね。
そうやっていつも話をそらすけど、、、
で、あなたはそのグローバルな視点で具体的に何をしているの?」
友人
「何をって、そんなの政治家にならないと出来ないじゃないか!」
私
「政治家になればできるのなら、今の政治家でもやってるよ!
日本の借金問題を解決する方法って、3つしかないよね?」
友人
「???」
私
「あなたが普段しゃべっているのは、新聞やテレビのニュースをそのまま解説
しているだけでしょ?
そんな売っている程度の情報は誰でも知っていることだよ。
大事なのは、そのあとどういう行動をし、どういうアウトプットをするかじゃない?
僕がなぜカフェを始めたか考えたことない?
週3日しか営業しないカフェが国の借金問題を直接解決できるとは当然思っていない。
けど、僕らは今自分らができることをしているつもり。
国の借金問題を解決する方法ってのは、大きくは
収入を増やすか、費用を減らすか、借金を帳消しにするしかないんだよ。
収入を増やすというのは、外貨を稼ぐしかない。
それには、生産人口を増やさないといけない。
出生率が2.0を下回っている日本は、どんどん負けが込んでいる状況だよね?
だから僕が考えたのは、女性が小さな子供を持ちながらでも活躍できる社会環境が
必要だということ。
少ない資金でそういうビジネスモデルを作れればと思っている。
今は道半ばだけど、チャレンジはまだまだ続ける。
これまで他で言ったことはないけど、ひなたCAFEを始めた背景にはそんなこともあった。
だけど、それが今の自分にできることであり、したいことだから。
どんなに知識があっても、それを活かして行動に移さなければ単なる評論家だよ」
* * * * *
これで別れたため、その後、彼が何を考えたかは知りません。
だけど、僕らのつまらない喧嘩に巻き込まれてしまったレストランのお客様には申し訳ない
思いでいっぱいです。
もう二度としないですから、どうか許していただきたいと思います<(_ _)>
こんなに熱い管理人さんを久々に見ました(ブログで)。
私は、子供時代短気で物事をあまり考えないで爆発していましたが、大人になると、なかなか本音で物事もいえないし、人前では尚更自分を押し殺してしまいがちです。
他のお客様に迷惑をかけてしまったことは良くないとは思いますが、管理人さんが自分の意見をはっきり相手に伝えたことは、すごく勇気のあることだと思います。
こういう後は後味が悪いですが。。。
by ran (2011-10-10 18:09)
●今造ROWINGTEAMさん、カフェオランジュさん
nice、ありがとうございます。
●きゅんぱちさん
たくさんのnice、ありがとうございます。
●ranさん
コメントありがとうございます。
相手が反論できないところでの個人批判になってはいけないため、
この記事を公開するのはかなり躊躇しましたが、なぜ「小さな子供を
持つお母さんのカフェ」なのかは知っていただきたいと思い、この
エピソードを取りあげました。
僕も20代の若い頃は後先考えずに意見を言うタイプでしたね。
その頃の上司にはとても申し訳なく思っています。
今は自分だけで物事ができないことを理解しましたし、相手の立場も
尊重できるようになりました(笑)
本人の意志ではなく、与えられた職責、ポジション上、そう言わざるを
得ない場合もありますから、それを受け入れないと物事は先に
進みません。
こういう記事を書くと、僕は恐い人というイメージを持たれることが多い
のですが、決してそんなことはありません。
設計の仕事などでクライアントと議論になることもありますが、良いモノ
を作りたいという思いからなので、合わせてご理解いただけたらと(笑)
by 浜松自宅カフェ (2011-10-11 07:57)
今は丸くなってます(^_^;)
by 夢空 (2011-10-11 09:42)
●夢空さん
ハハハ、同じく(^_^)v
コメントありがとうございました。
by 浜松自宅カフェ (2011-10-11 13:10)
その後がありそうな気がします^^
『怒』や『喧嘩』についてのコメントは控えておきますね(笑)
by plusgate (2011-10-12 09:57)
●plusgateさん
大人のコメントありがとうございます(笑)
メッチャ助かります~。
その後は恐らくないと思いますよ。
だから今回に限り、記事にしましたから。
by 浜松自宅カフェ (2011-10-13 01:22)