土台(どだい)にヒビが入る? [ ・家づくり勉強会]
先日、建築業界に関するコラムで読んだことですが、「確かにそうだ!」と思ったこと。
一般の方から「土台にヒビが入ったのですが・・・」と連絡があったとして、建築関係者が
イメージするのは、一般の方がイメージするそれとは違うことがあります。
一般の人と建築屋では大きく認識が異なるという例として、木造建築に欠かせない
土台(どだい)が挙げられていました。
これは『土台』? ※参考画像:「サーファーズ・ニアビーチ・ハウス」
Yes!と答えた人は一般の方(に多いはず・・・)
No!と答えた人は、建築関係者か住宅を建てた経験のある方
正解は、、、
コンクリート基礎、もしくは基礎です。
では、土台とは何?
■上棟時の画像 ※参考画像:「サーファーズ・ニアビーチ・ハウス」より
コンクリート基礎の上端に横たわる木材が土台です。
土台とは、コンクリート基礎と木の柱を構造的に接続するために、木造住宅でにおいては
なくてはならない部材のこと。
土台(どだい)と言う呼び方と使われ方から、基礎と土台を混同しても仕方のないことでしょう。
言葉を正確に使うべき新聞でさえ間違って使われている事も多く、
僕もいつも気になってはいました。
そのコラムの筆者(恐らく、東大教授で木構造の権威 坂本先生)は、
「建築業界の用語は特殊な場合が多く、是正する努力をしなくてはいけない」
と言われていたように思います。
同じような例で、PR(ピーアール)とアピールを混同して使われているケースも多いですね。
テレビだけでなく新聞で「商品をPRして下さい!」などと言われると、
意図はわかっていてもモヤモヤした気分になってしまいます。
「商品をPRして下さい!」
と
「商品をアピールして下さい!」
では、本来の意味としてはかなり違いますから、経営者やマーケティング責任者は、
混同しないで使い分けられるようしたいものです。
建築用語は確かに難しいし、
一般の方には耳慣れない言葉が多いと思います。
「はつる」はその代表格で、
お客さんには言わないようにしているワードです^^
by plusgate (2012-04-09 01:51)
●plusgateさん
寸法体系も昔のままだし、恐い言葉もありますから気をつけないとね。
「既存配管はどうします?」「使わないから殺しちゃって!」
なんていきなり聞いたら驚いちゃいますよね(笑)
●jun-arさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2012-04-09 18:01)