家を買う人、建てる人 [ ・ホームシアター]
先日の飲み会で、OMの村田さんが施主のYさんにした質問。
「普通、家づくりというとハウスメーカーや住宅展示場が最初の選択肢になると
思いますが、Yさんはなぜ設計事務所で家を建てようと思ったのですか?
何かそう思われた切っ掛けがあったのですか?」
何年も前から「村松さんに我が家の設計を頼むね!」とは言われていたものの、
なぜ僕なのかと言うことを聞いたことがありませんでした。
これまでも、「家を建てる時は相談に乗ってね!」と言っておきながら
「もう●●ハウスで建てちゃいました!」
と言うケースがとても多いため、
「実際どうなるかわからないな~?」
と思っていただけに、Yさんが何と言われるのか思わず聞き入ってしまいました(*^_^*)
Yさんの回答は確かこうだったと思います。
飲んでいたこともあって、うる覚えなので・・・(@_@;)
「何かのメルマガで、『家を買う人』と『建てる人』がいることを知ったのが最初の
切っ掛けだったと思います。
私自身(Yさん)も製品の設計をしていましたから、『家を買う人』『建てる人』の
ことを知って、『自分は建てる人だ』と思ったから。」
と言うような意味のことを言われたと思います。
僕は浜自カフェBlogを書くにあたり、
「家を建てる人、或いは同じ価値観の人のため」
に書いていますが、良い機会なのでもう一度、再定義しておこうと思います。
家を買う人、建てる人を言い換えると、
家を買う人=値付けされた選択肢の中から選ぶ人 のこと。
仮に選択肢が、1万通りあったとしても、その中から選ぶ場合は、家を買う人と定義します。
一方、建てる人の場合、例え100万通りの選択肢があったとしても、その中に
欲しいモノがなければ、作ってしまう人を建てる人
と定義しています。
これはどちらが良いとか悪いとか言うものではなく、モノを決める際の価値観の違いに
でしかありません。
それと、家を買う人、建てる人では時間軸に対する考え方が大きく違います。
家を買う人は、カタログやプラン集から選ぶ買い方ですから、それを手にするまでの
時間が早いです。
一方で、家を建てる人の場合は、まだ世の中に存在しないものを新たに作りますから、
何倍も時間が掛かりますし、その過程自体を楽しみます。
もしあなたが、家を建てる人であれば、パートナー選びを間違えると悲劇です。
ハウスメーカーは、プランや選択肢を絞ることで選びやすくし、品質を担保し、価格を明確に
するビジネスモデルで成長した業態ですから、出来ないことの方が多いわけです。
一方で、家を買う人が、設計事務所をパートナーに選ぶとこれも大変です。
すべてのことを、一つ一つを決めなくてはならないからです。
その権利を放棄して、お任せすると「何ができるかわからない」という不安が残ります。
これから、家を建てようと思う方は、自身が『家を買う人』なのか『建てる人』なのかを
自認しておいた方が、お互い無駄が無くなると思います。
是非、参考にして下さいみてね~(*^_^*)
●jun-arさん、chihoさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2012-11-26 09:12)
とてもわかりやすい記事です。ナイスです^^
by plusgate (2012-11-26 16:32)
●plusgateさん
お褒めいただき光栄です(*^_^*)
by 浜松自宅カフェ (2012-11-26 16:42)