スタディ模型で見え方を確認する [ ・ホームシアター]
最初に要望を伺った後、スタディを重ねて1stプランを作成し、それをご家族でじっくり
話し合ってもらい、2ndプランに反映しました。
■2ndプランの1/100スケールスタディ模型
2次元の平面図や立面図、断面図だけでは伝わり難いところを伝える手段として
製作したものです。
この頃になると、お施主さんも目が大分慣れてくるようで、打合せで描く大雑把な絵でも
かなり伝わっているように思いました。
設計におけるプランニングとは、ゴルフに例えると「パット」のようなものだと思います。
グリーンの上で、パットを重ねながらピンに近づけてカップインを目指す感じです。
そういう例えで言えば、2ndプランは第2打となるわけですが、打合せの感触ではだいぶ
ピンに近づいてきた気がします。
ちなみに、ピンの位置は設計者にも施主にもわかっていません。
■2ndプランのマイホームを道路から見た様子
今回作った1/100スケールの模型は、建物を外から見るために作成しました。
そのため、室内の間仕切りなどは作っていませんが、
目線をアイレベルに近づけると、家に帰ってくる時の様子がイメージできますね。
建物のプロポーションは気に入っていただけたようでしたが、コストを下げることと、
幾つか見えてきた課題をつぶすために、3rdプランに着手することになりました。
この家では自然エネルギーを活用し、極力作られたエネルギーの使用量を減らす工夫を
したいと思っています。
現在、その手段は多様なものがあるため、大雑把な選定はお施主さんにお任せしています。
(それができる方だからですが)
数多ある工法、手段を並べて価格合理性を評価するだけでもそれなりに手間(コスト)が
発生しますから、スクリーニング調査だけでもお施主さんに担当してただければ、設計コストも
抑えることができます。
あくまで僕の考えですが、設計者だけですべてを考えるよりも、お施主さんも一緒になって
考えることで自分の考えが反映され、より愛着のある我が家になるのではないでしょうか?
今日有名建築家さんで建てた家が2、3年で売却されたという話を聞きました。お施主さんの考えが反映されていなかったようで事の顛末はとても悲惨なものだったそうです。そういうのを聞くと、施主が参加するというのはとても大事なものだと考えさせられたばかりでした。愛着がある家にするには考えるというのはとても大事なことですよね。
by plusgate (2013-04-04 15:49)
●カフェオランジュさん、夢空さん
nice、ありがとうございます。
●plusgateさん
そうなんですかー!
有名建築家でも作品が残る人と残らない人に分かれますよね!
僕は有名でなくても、残る側になりたいです。
そのためには施主と一緒に創っていくことを大事にしたいと思っています。
実際、僕だけでは思いもよらないアイディアが出て、面白い空間に
なりそうです。
そういう建築は施主の思い入れもありますから、残ると思うんです。
●chihoさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2013-04-04 20:09)
●jun-arさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2013-04-05 18:45)
●いっぷくさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2013-04-07 18:53)