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木造+RC混構造の現場見学会 in 名古屋 [■建築探訪]

3週間ほど前になりますが、名古屋を拠点にシンプルでモダンなデザインの住宅を
多数産み出しているplusgateこと加門さん設計の構造現場を見学させていただきました。

plusさんが構造見学会を行なうのは珍しいこともありますが、わざわざ名古屋まで
行った理由は、決して味噌煮込みうどんを食べたかったわけではなく、
(いや、ちょっとはあるかな・・・)
木造とRC造の混構造の現場だからです。


というのも、我が家も一部がRC造との混構造だからです。
構造計算上、RC部分には負担をかけない考え方で設計していますが、実際はRC部分も
地震時に水平力(建物が水平方向に揺れる力)を負担することになりますから、
その考えた方に妥当性があるかどうかを知りたいと思っていました。


ちなみに、RC造とは「アールシーぞう」と発音する建築用語で、
Reinforced Concrete、すなわち「(鉄筋による)補強コンクリート」を意味します。

IMG_2765.jpg
■2階リビング
正面に見えるコンクリートの壁は、オーナーの要望によりリビングの内装壁として
造られたRC打放し(うちはなし)壁だそうです。

構造体としても充分機能しそうな壁でしたが、100%内装仕上げとして造られたもの。
そのため、RCの壁が一枚だけ立ち上がっている状態です。

 

IMG_2767.jpg
■1階RC躯体に載せられた木造部分
1階ガレージ部分はRCの箱で造られていて、1階全部がRC躯体というわけではありません。
構造計算や構造図は構造事務所に依頼しているそうで、plusさんが言われるには、

「木造部分がRC造にしがみつく」

のだそうです。

 

うーん、この表現でイメージできますかね?

木造部分とRC造部分は固さが違いますから、地震時の揺れ方が異なります。
木造部分は柔構造のため、しなやかに揺れますが、コンクリート躯体は剛構造ですから、
ガッチリと地面に食い付いている感じです。

そのため、地震時には固いコンクリート躯体に柔らかい木造部分がしがみつくように
耐えるように設計しているのだと思います。
(我が家の構造もそんな風だと考えていましたから)

 

IMG_2768.jpg
■3階からの景色
春にはバルコニー越しにそれはそれは見事な満開のサクラが楽しめるそうです♪
その景色と便利な立地のため、オーナーはこの土地を選んだのだと思います。

10月完成とのことですが、この後、どう変化するか楽しみですね~。

 

【おまけ】
IMG_2764.jpg
大きなコイの群れ!
予定時間よりも早めに現場に着いてしまったため、川沿いを散策していたのですが、
二尺(60cm)以上ある大きなコイが大群で泳いでいました。

写真だけだと伝わらないと思いますが、中々迫力がありましたよ(笑)


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plusgate

完璧なレポートありがとうございます。
コイまで記事にされるとは(笑)
あらためて、お越し頂きありがとうございました。
ジャム(コンフィチュール?)は早々に無くなりました。
美味しかったです^^
by plusgate (2013-06-27 15:47) 

浜松自宅カフェ

●jun-arさん、kuniさん、今造ROWINGTEAMさん
 nice、ありがとうございます。

●plusgateさん
 完璧でしたか?(笑)
 うちのジャム(英)は、最近建築関係者に良く売れます♪
 先週は基礎屋さんが全種類2本づつ計14本大人買いしてくれ
 ましたし、今日はゆめ工房の監督が3本購入されました。
by 浜松自宅カフェ (2013-06-27 19:35) 

浜松自宅カフェ

●夢空さん、さらまわしさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2013-06-28 14:32) 

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