名著「ザ・ゴール」の漫画版 [ ・開業後のこと]
土井英司さんのBBMで紹介されていたため思わず買ってみました。
■ザ・ゴール(コミック版)
1984年に米国で発刊され世界で250万部が売れたにも関わらず、17年間も
和訳が禁じられた故エリヤフ・ゴールドラット博士の名著「ザ・ゴール」コミック版。
日本での発売が長期間封印された理由は、
「部分最適にかけては世界一級の日本人に、全体最適化の手法を教えたら
日米貿易摩擦が再燃して、世界経済が大混乱に陥るから」
と言う冗談とも言えるような理由だったとか。
最新の工業用ロボットを導入したにも関わらず、なぜか続く納期遅れ。
ロボットのお陰で36%も生産性が向上したのに少しも儲からない・・・。
3ヶ月以内に工場を立て直さなければ工場を閉鎖させると言う設定は共通
ながら、場面や登場人物を日本バージョンにしているため、とても読み
やすかったです。
原作を読むことが出来なかったため、この機会にと思って購入し、一気に
読んでみました。
ビジネスはボトルネックで決まる!
と言うのは知っていましたが、 「スループット」「在庫」「業務費用」と言う3つの
指標だけで、生産現場を管理する概念がわかりやすかったです。
小説の舞台は、大掛かりな生産設備を保有する工場ですが、うちのような手作り
ジャム屋に限らず、知的生産企業にも学ぶことは多いと思います。
これまで感覚的にやってきたことが少し体型化できた気がしますし、今後も
悩んだ場合は再度読み込んで、改善につなげたいと思いました。
まとまった読書の時間が取りにくい人に限らず、読書が苦手な人には
お薦めの一冊です。
ちなみに、タイトルの「ザ・ゴール」とは、企業における目標(ザ・ゴール)のこと。
ジョナ博士と新城吾郎工場長の台詞を幾つか抜粋してみましたから、気になった
方は是非読んでみて下さい。
「どんな会社でも目標は同じだ!ひとつしかない!」(ジョナ)
「会社の目標は●●こと。それ以外のすべては目標達成のための手段です」(吾郎)
「ゴロ―、面白いことを教えてあげよう。従業員が手を休めることなく、常に
作業している工場は非常に非効率なんだ」(ジョナ)
「依存的事象と統計的変動と呼ばれるこの2つの組合せが大事なんだ」 (ジョナ)
この書籍は2001年頃お世話になっていた会社で「読め」と言われて
目を通しました。当時は良く解らず、その数年後読み返して
理解できたのです。
どんな業種でもボトルネックは必ず存在しますから全体最適化の
意味を考えさせられました。また読もうかなぁ(*´ω`*)
by ゆつき (2014-12-22 10:37)
●jun-arさん、plusgateさん
nice、ありがとうございます。
●ゆつきさん
ベストセラーですから既に読まれた方も多いと思います。
と言いつつも私は結局読むことができなかったので、この機会にと思い、
手にとった次第です。
全体最適と頭で理解していても、どこをどうしたら良いのかわかりません
でしたが、少し概念が理解できた気がしました。
●今造ROWINGTEAMさん、tyapiさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2014-12-22 16:28)
●AKIさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2014-12-23 16:11)
●yanasanさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2014-12-24 00:16)