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日本の救急医療は凄い! [ ・磐田、袋井、掛川周辺]

今週月曜日の夕方に起きたことです。
ジャムの予約いただいていた方が2組、自宅にジャムを取りに来店されたため、
嫁さんが対応していました。 

自宅の固定電話が鳴り、次女が出ると私の父親から。


次女「オジイチャンが、『おかあさんに電話を代わって欲しい』って言っているよ・・・。」


と接客中の嫁さんに受話器を渡すと、「母親の様子が変」だと言っている。


嫁さんから僕に電話を代わり、状況を聞くと母の様子が土曜日からおかしいようで、
その時も自宅トイレで用を済ませ部屋に戻る途中で倒れたとのこと。

意識はあるけど、「どうも変だ!」と言うだけで父の話では一向に要領を得ない。

 

こういう時の僕の判断はもう決まっています。

即、救急要請!

理由は、

24時間身近に居る家族が、いつもと明らかに違う状況に戸惑い、
どうして良いかわからなくて電話をくれたから。

 

梅雨明けして暑さが本格的になりだした直後、フラフラしている様子から、
最初に疑ったのは「脱水症状」。

続いて、父親が1月に救急搬送された時と同じ、「脳梗塞」の疑いでした。


詳しく状況を聞いても、医師ではない僕が判断できるわけはなく、仮に脳疾患であれば
1分1秒を争う事態と考えて、「説明はもう不要だから、すぐに救急車を呼んで!」
と伝えて電話を切った。 

 

すると手の空いた嫁さんが、僕が電話を切った5分後に再度電話で確認したところ、
やはり救急手配をしていない。

理由は、「『私はだいじょうぶ!』と本人(母)が言っているから」と父。

 

まただ!

父親の時そうでしたが、恥ずかしいのと、「自分は大丈夫!」と根拠の無い自信だったり、
「そんな大袈裟なものじゃないから・・・」と救急要請を拒むパターン。 

脇で嫁さんが「もう電話を切って、こちらから要請しよう!」と言ってくれたこともあり、
「こっちで救急要請するから、保険証と携帯の準備して待っていて」と電話を切りました。

 

日本の救急医療体制が凄いと思ったのはココからです。 


私の実家は天竜川を挟んだ向こう側(左岸側)の磐田市内

一方、私の家は浜松市(天竜川右岸側)ですから、119番で掛かるのは浜松市消防本部

 

浜松救急「はい、救急です。火事ですか?救急ですか?」

私「救急です。ただし、磐田の実家です」

浜松救急「わかりました。では、転送しますから、あなたの名前と電話番号を教えて下さい。
     転送している間、1分ほど無言になりますが切らないで下さい!」

・・・

 ・・・

浜松救急「村松さん、磐田市消防本部へつながります」

 

磐田救急「村松さん、救急車が向かう先の電話番号と住所、お名前を教えて下さい!」

私「0538-××ー××××、磐田市豊田町××××。ムラマツ×××です」

磐田救急「向かう先は×××団地の交差点、北東角の家で間違いないですか?」

私「そうです!間違いありません!」

磐田救急「既に救急車が向かっていますから、安心して下さい!
       お母さんの年齢は?持病はありますか?掛かり付けの病院はありますか?」

私「年齢は75歳。病気らしい病気はしたことがないですから、持病は無いと思います。」

磐田救急「では、こちらからお母さんのご自宅へ連絡を入れます」

私「はい、お願い致します!」

この間のやりとりは3分~5分程度だったと思います(@_@)

 

電話を切ると、父親の携帯に電話をし、「保険証、携帯を用意して待ち、必ず救急車に
乗せ、父親も一緒に乗って病院へ行き、後で経過を教えて欲しい」
と伝えました。 

 

診断の結果は、母親は重度の胃潰瘍で胃の内壁から大量出血をしたため、虚血状態
になり、フラフラとしていたらしい。

翌日、病院に面会に行って判明したのですが、そのままICU(集中治療室)に入り輸血
を行なったそうです(>_<) 

ピロリ菌検査も陰性だったそうで、ストレスから来たものと考えるのが妥当でしょう。

 

私は、今回初めて救急要請(119番)をしたわけですが、幸いなことに救急車が空いており、
病院も直ぐに受け入れが可能で、適切に診断と治療が行われた様子でした。
(逆に救急車が空いていないこともあるでしょうし、病院が受け入れできないこともある
 でしょう。)


4年前に中国上海に出張した際、外科にかかったのですが、旅行者保険が適用でき、
日本語が通じる外国人向けの病院で適切な治療を受けました。

しかし、そうでない場合は、「診察」を受ける前に料金を払うための行列に並び、診察が
終わると「治療費」を払うための行列に並び、治療が終わると「薬代」を支払う行列に
並んで薬代を支払ってから薬を受け取ることができることを知りました。


つまり、中国での医療行為はすべて前金制で、支払い能力が無い場合は診察も治療も
受けることができないのです(>_<)

この時改めて、日本の医療保険制度の素晴らしさを実感しました\(^o^)/


今回は、救急医療体制の素晴らしさを実感することができ、改めて日本で暮らしていることの
価値を実感したエピソードでした。 


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コメント 5

浜松自宅カフェ

●jun-arさん、今造ROWINGTEAMさん、AKIさん、chihoさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2015-07-23 20:56) 

plusgate

救急に連絡したことは無いですが、すごいですね~。
浜自さんの判断の早さもすごいですが、大事にならなくてよかったですね。
お母様、お大事にしてください。
by plusgate (2015-07-23 23:34) 

浜松自宅カフェ

●plusgateさん
 ありがとうございます。
 私も初めての連絡だったので、緊張しましたが凄いスピード感で感動
 しました!
 やはりかなり危ない状況だったらしく、救急搬送しなかったらどうなって
 いたかと思うと怖くなりました。
 現在、急速に回復してくれているようで急は脱しました。
by 浜松自宅カフェ (2015-07-24 10:34) 

浜松自宅カフェ

●シルフさん、Ujiki,oOさん、ゆきママさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2015-07-27 09:13) 

浜松自宅カフェ

●ゆつきさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2015-07-30 00:24) 

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