みんなの森ぎふメディアコスモス(前編) [■建築探訪]
昨年、2015年7月18日(土)に開館した岐阜市立図書館を核とした複合施設である、
みんなの森ぎふメディアコスモスを訪問することができました。
日経アーキテクチュアの記事でこの建物のことを知り、非常に衝撃を受け、気候の良い
時期に訪れたいとタイミングを図っていましたが、この時期の隙間を狙って半日ほど
空間を体験してきました。
■ファサードとメインエントランス
左手の黒い屋根の建物は、カフェスペースとなっていて今年4月からスターバックスが
3ヶ年の契約で運営しているそうです。
新館のオープンに伴い昨年閉館した旧本館は、築50年を経過していたようで蔵書数、
床面積、駐車場などが整備されていなかったことから、年間の利用者数は5万人程度
だったそうです。
そんな問題を抱えていたとは言え、新たに開館した新図書館の年間利用者は100万人
を超え、新規登録者は1万6,500人でその4割は22歳以下だそうです。(wiki情報)
延べ面積が旧館の2,000㎡から9,400㎡の4.7倍になったとは言え、利用者を20倍にする
には面積や蔵書だけでは実現できません。
建築については、とても意欲的な取組みがなされており、それだけでも十分に訪問する
目的になりますが、企画段階ではなかなか理解され難いもの。
スタッフ数も20人から71人と大幅に増えていますから、運営費の増加も問題視されたかも
しれませんが、利用者数と利用者の声があればそれも問題にはなりにくいでしょう。
■ランドスケープ
元ランドスケープデザイナーとしては、こういうところも着目していました。
丁度紅葉の時期だったこともありますが、とても気持ち空間に仕上がっています。
後編では、建築の内部空間について触れてみたいと思います。
●AKIさん、jun-arさん、brightnessさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2016-11-16 16:41)