ZEH補助金申請のための省エネ基準講習会 [ ・学んだこと]
「ZEH」と言う言葉をどれだけの方が理解されているでしょうか?
ZEHとは、(ネット)ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で「ゼッチ」
と呼ばれています。
簡単に言うと、とっても断熱性の高い建築躯体に省エネ性能の高い設備を
組み合わせて、できる限りエネルギー使用量の少ない住宅にし、使用する
エネルギー以上に太陽光で発電することで、理論上は消費エネルギーゼロの
住宅にしようと言うものです。
勘違いしてはいけないのは、エネルギーゼロとはあくまで理論上のもので、
ガスや灯油、電気代が一切かからないと言うものではありません。
ZEHと言う建築で、国がやろうとしていることは2つ。
温室効果ガスを削減し、地球温暖化を進めないこと。
それと同時に、
暖かく快適で健康な住まい環境を実現する。
と言うことです。
この2つの目的について異論を唱える人は少ないはずですが、過大な設備を
採用したり、必要以上の費用を支払ったり、そもそも建築のデザイン(意匠)
や室内からの景色を犠牲にするのでは本末転倒だと思っています。
そのため、インテリアや外観の意匠はもちろん、使い勝手を損なうことなく、
最適な省エネ設計を追及したいと思い、勉強を続けていて先日、都内で
開催されたZEHの補助金申請者を対象とした講習会を受講しました。
■講習会テキストの表紙
受講料14,000円+東京までの交通費は正直痛かったですが、さすがに有料の
講習会だけあって、とても良く整理されていてかなり参考になりました。
■講習会のコンテンツ
特に、現在運用されている国庫補助金を比較して説明してくれたことから、
各省庁の役割が見えたことも参考になりました。
何より、現在携わっている物件のクライアントさんからは、住宅の性能を
特に要望されていることもあり、設計者のスキルアップとしても多いに
役立ちました。
今回は、住宅ストック循環支援事業補助金のエコ住宅への建替えを適用し、
50万の補助金を得ながら快適でローインパクトな住宅を実現するべく、
BELS認証に挑みたいと思っています。
基本設計図を元に、外皮性能を割り出しながら断熱仕様にあたりをつけ、
一次エネ計算をしたところ、BELSの星4つは確実に満たすレベルである
ことを確認できましたから、自信を持って実施設計に臨めそうです。
2014年7月に完成した、ホームシアターの家は完成から2年を経過しましたが、
「省エネに配慮することなく快適に過ごすことが出来ていますよ~♪」
とお褒めの言葉を年末に頂戴いたしたばかり。
省エネ住宅に対する上辺の情報に惑わされることなく、今後も本質を突いた
提案をしていきたいと思っています。
●jun-arさん、plusgateさん、nandenkandenさん、コミックンさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2017-01-26 19:58)
●AKIさん、chihoさん、ありささん、e-g-gさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2017-01-27 19:32)