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耐震診断のための現地調査 [ ・公共施設の耐震補強計画]

お盆休み前に調査計画を立てて発注者承認を得たため、鉄筋探査屋さんの他、
コンクリートのコア抜き屋さん、足場屋さん、構造事務所のスケジュールを調整し
「いっせーの!」で集まってもらい現場調査を行いました。

全体の指揮を執るのは意匠担当者である僕の仕事ですが、こういう仕事は結構、
性に会っているようです(笑)

DSCN3867.jpg
■先ずは足場屋さん
調査対象の施設に立ち入るため、管理者から鍵を預かっておき、
「●月●日に実地調査します!」
とあらかじめ連絡をして許可を得ます。

今回は、一日で3施設の調査を行わなければなりませんから、段取りが
とても重要です。


まずは僕が現地入りし、入口の門扉を開け、建屋の玄関を開けたところで
足場屋さんに調査用足場の位置を指示します。


DSCN3887.jpg
■外部足場施工中
足場工事は設営とバラシのスピードと安全性が命ですが、見事な連携プレーで
指定した高さまで一気に組んでくれました。

この現場では、内部足場外部足場を設置してもらいました。

鉄筋探査屋さんや構造事務所さん数人が屋根に上って、鉄筋の入り方を確認
するのですが、手摺りのある足場のお陰でまったく不安なく登る事ができました。



DSCN3907.jpg
■屋根スラブの配筋確認
高級車が買える程高額な鉄筋のレーダー探査機を使って、鉄筋ピッチ、被り厚さ、
スラブ厚さを調べてもらいました。

古い施設の場合、図面が残っていない事があり、その場合はこのようにして現物を
調査するしかありません。



DSCN3857.jpg
■コンクリートのコア抜き
コンクリートの圧縮強度と中性化の進行を確認するために行いました。
鉄筋を切らないよう、鉄筋探査機を使用して配筋位置を確認してから
コンクリート躯体からサンプルコアを抜き取ります。

「躯体に穴が空けるのですか?」

と質問したところ、「外壁側のモルタルで止めますよ」とのこと。

コンクリートを抜けると手応えが軽くなるため、わかるそうです。
壁厚も調べてありますから、ある程度あたりも付けているようです。



コンクリートのコア抜きの職人さんが乗ってきた自動車が足立ナンバーだった
ため、「足立区からですか?」と聞いたところ、「いえ、墨田区です」との
でしたから、詳しく聞いたところ僕が設計を担当した大横川親水公園のすぐ近く
とのことで、僕が設計を担当した事を伝えるととても喜んでくれました♪


先週は、毎日のように台風が発生したため、予定通りに調査ができるか気が気
ではありませんでしたが、ご覧のようにカラっと晴れて、しかも暑さも一段落
したタイミングでしたから、ここ一番での晴れ男は健在だったようです。

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浜松自宅カフェ

●soramoyouさん、jun-arさん、鉄腕原子さん、@ミックさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2018-08-26 11:18) 

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