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【読書】目からウロコ!「奇跡の経済教室」 [ ・本]

読みかけの本を一旦脇において、年末年始休暇に読みたかった本です。

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■奇跡の経済教室/中野 剛志 著/KKベストセラーズ
財務省発表によると、令和元年度末の国債発行残高は897兆円を超える
見込みである。
これはオギャーと産まれたばかりの赤ん坊から寝たきりの高齢者も含めた
国民一人当たり713万円。四人家族の我が家で2,852万円の借金があるのと
同じと言われている。

少子高齢化に突き進む日本では、移民政策をとるかデフォルトしか無いと
思っていたため、住宅ローンで自宅を建てた。
ハイパーインフレになれば、借金は帳消しになりますから、現物で保有した
方が良いという考えです。


この前提が根底からひっくり返る考えが、昨年ちょっと話題になった
現代貨幣理論(MMT)であるが、「いやー、それは無理でしょ!」
「日本がハイパーインフレになっていないのは、そうならないようにしている
 からでしょ?」と思っていた。

・・・ところがである。

著者は、「そもそも『貨幣(お金)』と『税』に対する理解が間違っている」
と説明する。

貨幣が何か分かれば、日本がなぜ長いデフレから脱却できないのかがわかる。

そして、ビットコインなどの仮想通過についても、決定的な欠陥があると
説明している。


では、本書のポイントをいくつかピックアップしますから、気になった方は
ぜひ、ご一読いただければと存じます。

1)貨幣とは、経済において交換手段として受け入れられた特殊な負債
  ⇒ 金融機関からお金を借りることで発生するもの

2)貨幣には、現金通貨と預金通貨がある。
  ⇒ 預金は銀行が貸出しを行なうと創造される(信用創造)
  ⇒ 借り手の資金需要が、銀行による貨幣(預金)の創造を可能にする。

3)貨幣の本質な価値は、納税手段として法的に認められていること。
  ⇒ 仮想通過の決定的な欠陥とは、納税手段にならない。

4)税は財源確保の手段ではない。
  ⇒ 税は物価調整や所得の再配分など、経済全体の調整手段。

etc…。
いかがですか?
「えー、マジ?」と思った人は読んだ方が良いでしょう。
「何言っているのかさっぱりわからない…」と言う人は恐らく読んでも
わからないと思いますから、成り行きに任せましょう。


ただし、僕も6~7割しか理解できていませんから、真偽については
ご自身の責任でご判断下さい(笑)

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コメント 3

浜松自宅カフェ

●ストックンさん、@ミックさん、junn-arさん、鉄腕原子さん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2020-01-09 12:27) 

浜松自宅カフェ

●ネオ・アッキーさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2020-01-10 08:19) 

浜松自宅カフェ

●tommy88さん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2020-02-10 18:05) 

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