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最初の春を迎えたビオトープの様子 [ ・ビオトープのある研究所]

庭のコナラが一斉に芽吹いたこの週末、我が家の庭は淡い緑に包まれていて、
一年で最も気持ち良い時間を過ごすことができる季節になりました。

久しぶりに何も予定が入っていない週末となったため、最初の春を迎える
「ビオトープのある研究所」の様子を確認に行ってきました。

DSCF4463.jpg
■4/11(土)15時頃の様子
昨年10月以来、半年ぶりの訪問ですが、心配していたのはビオトープ池に
放流した魚達のこと。
と言うのも、保護しておいた魚を放流したのは昨年7月末でしたから、魚達に
とって厳しい季節である冬を無事に越せるかでした。

結論から言うと、最初の懸念は杞憂で終わり一先ず「ホッ」としました。

天竜杉の木道を歩くと昨年秋に確認できた時と同じように無数の魚が泳ぎ
回っていました。

特に心配していたのは、泳ぎ回るため水槽では飼いにくいオイカワでしたが、
多くの群れを確認できたばかりではなく、明らかに昨年よりも大きく育って
いました。



DSCF4457 (2).jpg
■ハクセキレイ
河原を訪れる野鳥として有名なセキレイの仲間です。
この野鳥はかなり頻繁に確認できます。



DSCF4460.jpg
■満開のコデマリ
我が家のコデマリはまだまったく咲いていないのですが、ここではほぼ
満開状態でした。



DSCF4462.jpg
■コナラの新緑はこれから
ヤマモミジは既に多くの葉を展開していましたが、コナラの芽吹きは
これからと言う状況でした。


さて、これまでの記事をお読みの方は当たり前のように読まれていたと
思いますが、これまで「ビオトープ」と言うと「ビオトープ=池、湿地」
と言う図式でした。

そのため、「ビオトープを造りたい」と言うと「池」や「湿地」と言う
モノをDIYや建設工事で造成して終了。モノが完成したら目的物を
引き渡し、あとの運用は施主自身で行なうと言う流れが主流だと思います。


しかし、このプロジェクトで僕が目指したのは、人為的に造成した自然
環境で野生動物が、人の手助けを必要とせずに再生産をし、さらに他の
種を引き寄せて生物多様性を実現することでした。

現在の日本では、設計事務所や建設コンサルタントの責務は、あくまでも
「モノ」を造るまでですから、今回もそれ最大の壁となりました。
幸いにもクライアント社長が僕を信頼して託してくれたため、95%は
当初の目的と達成できたと思います。

でも、実際にできると新しい課題が見えてきます。
次に作る機会のために解決策を考えておきたいと思います。

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浜松自宅カフェ

●鉄腕原子さん、@ミックさん、junn-arさん、マルコメさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2020-04-14 08:24) 

浜松自宅カフェ

●ネオ・アッキーさん、らしゅえいむさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2020-04-16 22:55) 

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