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【前編】ながふじ学府小中一体校/静岡県磐田市 [■建築探訪]

少子化問題への対応策として小中学校の義務教育課程を一貫して行う学校建設が
全国で始まっているようで、僕の出身中学校も老朽化に伴う建替えで小中一体校に
生まれ変わりました。

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■ながふじ学府 小中一体校/静岡県磐田市
自分達が今住んでいるのは浜松市のため、建て替え計画があったことは昨年まで
知らず、指定確認検査機関に行く際に「あの建物は何だろう?」と気になっていました。

まさか自分の出身中学が大学の様な近代的な建物に生まれ変わっているとはツユ
知らず、同窓会幹事の集まりで話題になって知りました。


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発注者:磐田市
設計者:株式会社 久米設計
施工者:石川建設 株式会社


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記録として旧校舎を撮影 ※富士フィルム X-T1
卒業は40年前で、当時始まった「3年B組金八先生」のど真ん中世代でしたから
まー荒れていた時代です(笑)

後で聞いた話ですが、卒業式を終えた日、嫌いな教師の車をボコボコにしたとか?
問題は生徒の側だけでもなく、暴力教師もいて何人も病院送りにした教師もいて、
今では到底考えられない時代でした。
(僕も頬を引っ叩かれて、鼓膜が破けた事もありました)



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■新校舎(左手前)と旧校舎(右奥)
学校の建替え計画で多い、グラウンドに新校舎を建ててから旧校舎を取り壊すため
この日は新校舎と旧校舎の対比が見られます。


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■見学者の大行列!
内覧会の日程は日曜日の午後3時間だけだったとは言え、想像以上に見学者
多かったです。
古い学校ですから、卒業生も多く、地域の方達の期待の高さが伺えます。

では、校舎内に入ってみましょう。


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■地域図書館
学生だけでなく地域住民との交流促すことを狙っているのでしょう。
また、同じ機能の建物を複数作らないためなのでしょう。



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■明るい中廊下
1階の体育館、武道場に向かう通路ですが、トップライトで採光を得ているため
中廊下ながら明るいのが印象的でした。
コンクリート打放しの内装も自分達の時代とはまったく異なりますね。


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■プールは2階に
南海トラフ地震などの大災害が発生すると学校は避難場所になりますから
プールの水を生活用水として利用しやすい様、2階に設けているそうです。

ここからも廊下へ光を採り入れていますが、プールサイドに人工芝を張って
あるのは夏が高温化しているため火傷しないようにとの配慮でしょう。


取り敢えず、今回はここまで。
後半では、校舎内の特徴的な取り組みをご紹介したいと思います。

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浜松自宅カフェ

●jun-arさん、@ミックさん、鉄腕原子さん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2021-03-01 14:25) 

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