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【後編】ながふじ学府小中一体校/静岡県磐田市 [■建築探訪]

今週も建て替えになった母校の「ながふじ学府小中一体校」内覧会の後編です。

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■ながふじ学府小中一体校/静岡県磐田市
校門にあるように同一学区にある小学校と中学校が一体となった学校で、
義務教育を9年間として扱って取り組んでいく様です。
学校施設と言うハード(箱)の整備だけでなく、教育プログラムもセットで
取り組むことになります。

つまり、中学一年生は7年生、以後、8年生、9年生と言う概念で義務教育
期間を再設計していくのだと思いますが、さてどんな授業になるのか
楽しみですね。


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■開放的なコミュニケーションモール
縦方向の主動線は、各学年の生徒が入り乱れて使用する空間になるため、
単なる移動のための空間ではなく、中廊下でありながら明るく開放的で広場的な
利用を目指している様です。



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■空が見えるトップライト
ここまで大きいと採光目的だけでなく、雨や曇りなどの気象の変化も感じ
られますし、夜の時間を活用すれば、室内から星空の観察もできますね。


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■ひな壇のある空間
10年以上前ですが、つくばエキスプレスの柏の葉キャンパス駅で三井
不動産が事業主体となる「柏の葉キャンパスシティ147街区コモン」
言って、共用部分の新しい使い方を模索するワークショップに参加したことが
あります。その時の成果は新建築誌でも掲載されました。

そのワークショップに教育学で著名な教授(確か、同志社大学)が参加
されていて「子供の成長には高さ方向の視点の変化が重要」と提言されて
いたことを思い出しました。

写真の小さな女の子もわざわざひな壇の方を選んでいますが、歩き易さでは
なくて面白そうな方を選ぶわけです。

こういう体験は特に成長過程において重要だと思います。9年間、色々な仲間と
過ごす過程でこの空間では様々なドラマが生まれ、心に刻まれるでしょう。


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■理科室
実験用机と向きが楽しそうですよね。
僕は無類の理科好きでしたから、もっと理科にのめり込んでしまったかも
しれないと思いました。

先生方には、これまでの考え方に縛られない、独創的な取り組みでAIに負けない
創造的な子供を育てていただきたいと切に願います。

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コメント 1

浜松自宅カフェ

●jun-arさん、@ミックさん、ネオ・アッキーさん、鉄腕原子さん
 nice、ありがとうございます。

●sarusanさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2021-03-11 08:43) 

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