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地殻変動に由来しない津波 [ ・耐震強度、地震対策]

昨夜の津波警報後、すぐにテレビで情報を確認すると日本から8,000kmも
離れた海底火山の爆発によるものとの報道に、まず思ったことは、

「なぜ今頃になって警報が出るの?」
「海底プレートで発生した地震では無いのか?」
「火山の爆発で地殻や海水がそれほど大きく揺れるのか?」

と言うものでした。

NERV防災画像1.jpgNERV防災画像2.jpg
■「NERV防災アプリ」からのキャプチャー画像
想定される波高と火山と言う点波源による津波と言うことから、避難の必要
なし
と判断し就寝しました。

明けて朝のニュース番組で、気象庁が午前2時に行った記者発表の様子が放映
され「事実」が分かっていない中で「津波を観測したことにより警報を出した」
と説明していて、とても納得したと同時に「確定していない情報」を良くぞ
出してくれたと感心しました。
中でも興味深かったのが、個人的な見解と前置きした上で
「稀に見る大きな火山爆発による大気の気圧変化によって海水面が揺らされて
波が発生したものと考えられる」
と述べた点。

多少なりとも物理で「波動」や「振動」を学んだことがある者であれば、
十分にピンとくる情報でした。
さらに、夜の番組で火山学の先生による追加の仮説を加えると、最初に感じた
謎が理解できてきた。


要は、非常に大きな爆発による急激な大気圧の変動が、振動エネルギーとして
海水に伝播し、津波と同じメカニズムで超波長・長周期の波を作ったのだと言う
こと。
さらに、火山周辺海底の振動、火口部分の振動、マグマが噴出したことで海水
が熱膨張したしたり沸騰したことで発生した振動が同時多発的に発生し、
それら多数の振動(波)が日本の沿岸に近づいて水深が浅くなることで、
波高が高くなるのと波の伝播速度が遅くなったことで波が重なって増幅された
のではないだろうかと考えた。(あくまで僕個人の理解です)

プレート型の地震の場合は、波源が直線状に連なっているため、波が減衰し
難いわけですが、今回は点波源でありながらこれほどの波を発生させたわけで
今回の火山の噴火によって放出されたエネルギー量は想像を絶するもの
だった。

見方を変えると、隕石の落下や大きな核爆発でも同じ理由で津波が発生する
ことが裏付けられたと思う。


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