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樹木調査するも・・・。 [ ・ビオトープのある研究所]

計画地は農地でしたから、元々はお茶や果物などを作っていたようで、
クライアント社長より「残っている果樹を何本か移植できないだろうか?」
とご相談をいただきました。
造園屋さんと現地で状況を確認しましたが、根回しする時間が無く、費用を
かけても良い結果は望めそうにない状態で断念しました。


そんな中、計画地の境界際に立派なカキの木があったことを思い出し、

「移植は無理でも残せないだろうか?」

と考え、位置と大きさを調査してきました。

DSCF0326.jpg
■立派な柿の木
大きさもさることながら枝ぶりが良いんですね~♪
ここまで成長するには相応の年月を要しているはずですから、移植は無理に
しても「残せるなら残したい」と思い、伐採前に確認しておこうと思った
わけです。


本来なら計画段階で考えておくべきですが、繊細な配慮が必要だったのと、
「ビオトープ面積を出来る限り大きくしたい」という要望の方を優先しました。


計画が確定し、農転と開発行為が許可になり、今月から造成工事に入るため、
後で後悔しないように最後の確認をすることにしましたが、やはり無理でした。



DSCF0324.jpg
たわわに実った柿の実
柿の気持ちになるとちょっと悲しい気持ちになりました・・・(T_T)
(救ってやれずごめんよぉ)

ただ、今回は伐採するだけでなく、替わりに自然豊かなビオトープを造成するから
許してほしいと願いました。

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