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3年ぶり!ヒツジグサの開花 [ ・植栽計画]

日曜日の朝、庭の樹木を管理していて水鉢に目をやるとヒツジグサが小さな
蕾をつけているのを発見しました。

「おっ!今年こそ咲きそうだな!」

と思っていると昼前には白くて小さな花を咲かせてくれました。

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■3年ぶりに開花したヒツジグサ
2年半前に株分けをしたものの、どうも水の管理が不適切だったのか成長が進まず、
この3年間は花を咲かせてくれませんでした。

しかし、今年は夏に水位が減るとせっせと水を補給し、汚れた水を入れ替えたり
したところ、葉が増えて花を咲かせてくれました。
(汚れている富栄養化よりも貧栄養化の水を好むようです)



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■小さいけど繊細な造形
ヒツジグサはいわゆるスイレンの事で、日本に古くから生息する在来種の
ようです。

スイレンは「睡蓮」と書くように、眠る蓮(ハス)のことで夕方になると花を
閉じて、日中開くことがその名の由来のようです。

とは言え、ハスとスイレンでは葉も花も形状がまったく異なりますから、
生物学的にはもっと根本的に異なっている気がします。



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■18時過ぎの花の様子
夕方、見てみると眠るように花を閉じていました。
それにしても、なぜこのような活動をするのでしょうか?

花を閉じるにもわずかながらエネルギーを消費するはずですから、
にも関わらずわざわざこのような動きをするからには、それなりに理由が
あると思うのですが現時点ではわかりません。



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■シンプルで美しい造形
造形としては至ってシンプルですが、よーく見てみると小さいながら
本当に良くできていると思います。

日本の里山の風景には、園芸品種のスイレンよりヒツジグサの方が合う気が
しますね。


これから工事が始まる「ビオトープのある研究所」では、ヒツジグサを
ぜひ勧めたいと思って、打合せの際にこの写真を見てもらったところ
気に入っていただいたようです♪
ヒツジグサが群生した水辺を想像したらテンションあがりました(笑)

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