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メリークリスマス! [■日々のこと]

今朝の浜松は今年一番の冷え込みとなりましたが、日中は晴れて穏やかな
クリスマスとなりました。

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■自宅のクリスマスツリー
我が家では家族4人テーブルを囲み、ジャムをお取り扱いいただいているパン屋さん
のカンパーニュでチーズフォンデュを用意し、長女が友達と作ってくれたクリスマス
ケーキをいただきました。

ただ飲んで食べるだけのクリスマスイブでしたが、何もないのが一番だと思う
今日この頃です。

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第10回 森のたまごも大盛り上がりでした♪ [ ・「森のたまご」イベント]

第10回目を数える「森のたまご」は10組29人が参加され、1人のキャンセル
もなく、今回も満面の笑顔でお帰りいただけました。

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■自慢の作品を手に恒例の記念撮影
今回はリピーターと初めての参加者がそれぞれ半数づつでした。
オープニングトークは僕が担当しているのですが、企画の主旨や狙いを
いつもより丁寧に説明しました。

今回は参加者の皆さんに簡単な自己紹介をお願いし、

「どこから来た誰々で、何回目の参加で、なぜ参加したのか?」

を30秒から1分程度で話してもらいました。
このお陰で会場も適度に温まり、良い感じに盛り上がりました♪



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■クリスマスリースの素材
これらはOMスタッフがあらかじめ用意してくれておいた材料ですが、
終了後のアンケートを拝見すると「地球のたまご」の敷地を散策しながら、
思い思いに素材集めをしたのがかなり楽しかったそうです。



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■素材探しの様子
皆さん、それぞれが五感で季節を感じてくれたようです。
あるお子さんは、この時の体験を「ぼうけんぽくってたのしかった」
と表現していました。


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■リース作りの様子
企画の主旨で説明した通り、ありふれた素材を、人の手で価値のあるモノに
加工することに意味がある。
そのことをとても良く理解されているようでした。

子供のアイディアを聞きながら、大人も真剣にものづくりに励んでいただけ
ました。



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■拾ったドングリで森のたまご(苗)を作る
もう一つの狙いは、生活の近くに自然を置き、四季の変化に動植物がどんな
行動をするのかを見て感じて欲しいと伝えました。

拾ったドングリを水に入れて選別しています。
乾燥してしまったドングリは発芽する可能性が低いため、水に沈むドングリ
を苗床のビニルポットに置き、育て方を教えました。



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■作品の一部
アケビの蔓を巻いてリースの本体を作り、グルーガンで飾り付けをし
クリスマスリースを完成させました。
これらの作品を自宅に飾って、楽しいクリスマスを迎えていただけたら
頑張って開催した甲斐があるというものです。



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■松ぼっくりのクリスマスツリー
子供のアイディアは自由です。
その素材が何に見えるかによって色々なモノが生まれました。


次回の開催は来年5月末6月上旬の予定。

気になる方はぜひ、参加してみては如何でしょうか?

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水盤と雑木林の調和をチェックする [ ・ビオトープのある研究所]

進捗状況を公開し過ぎると完成後の楽しみが無くなってしまうと思うので、
今回は少し悩みましたが、コンクリート水盤は地中に埋めて存在を消しまうため
「まっいいか~」と言うことで完成の雰囲気を想像してみて下さい♪

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■民地側に雑木林の高木植栽
8つある水盤の2つは既に脱型し、続いて3つ目4つ目の型枠工事です。
午後には生コン打設のため、職人さんは雨の中頑張ってくれていました。

水盤脇に雑木林の一部が出来たため、景色がイメージしやすくなりました。

この状況から、コンクリート水盤と湿地に水が張られて木道が架けられ、
水生植物が植えられた様子を想像し、イメージと異なる場合は費用、工期、
施工技術を見定めて微妙な方向修正をします。


その責任は僕の両肩にのしかかっていますから、中々しんどいですけど公共
事業の設計でも新規事業を担当していた時もこんな感じでしたから、「ここ
は本来どうあるべきか?」
と言う本質に照らし合わせてクライアントさんに
提案し、意思決定していきます。



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■雨の日の確認
水盤の底盤と立上りを一体打ちした効果はすぐに現れました。
コンクリート躯体には防水処理を行ないますが、打放しだけでも十分止水
できていることが確認できて「ホッ」としました♪


この水盤は大きな池面積を形作るための機能を求めたものですから、完成時
には埋めてしまいます。
遮水シートではなくコンクリート躯体としたのは、後々のメンテナンスを
しやすくするためです。

民間企業が永続的に管理しなくてはいけないため、イニシャルコストが
多少上がってもライフサイクルコストを低減するよう努めました。

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ビオトープ池の生コン工事 [ ・ビオトープのある研究所]

クライアントが要求しているビオトープの水辺景観は分ったものの、さて、
どうやって工事で作るべきかを考えてペンを走らせていたところ、突然視界が
晴れるようにアイディアを閃いたのが今年4月9日のこと。

この工法を思いついた瞬間、「これはぜひ実現したい!」と思いましたが、
住宅であれ公園であれ、アイディアを思いついた瞬間にこの感覚になったケース
では、ほぼ100%に近く実現に至っているから不思議です。

僕の想いは施主にまず伝わり、施工をしたい建設会社、続いて工事監督、実際に
工事を行なう一次下請けの工事会社、職人さんにも伝わるようです。


それは、綺麗に円を描いた型枠、整然と配置、拘束された鉄筋でわかります。

良い仕上げをするには、その下地が重要だと言うことを良くわかってくれている
ようで、それぞれの職方がプライドをかけた仕事をしてくれたからだと思いました。


必要以上に現場に足を運び、声を掛けたりすることでも本気度が伝わるのかも
しれません。

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■ビオトープ池のコンクリート水盤
ビオトープの魚類などに生息環境を提供するためだけでなく、水辺景観を形成
するためのインフラ構造物のため、どんなに綺麗に作ってもこれらはすべて地面
に埋められてしまいます。

そのため、高い精度が求められるものではありませんが、建築屋としては一つの
大きな見せ場でもあるため、雑に作って欲しいわけではありません。


その微妙な想いを皆が理解し、共有して実際に人の手で造ることで具現化できる
わけです。

この水盤がここだけであと3基造られ、来週末には脱型されて姿を現します。
一方で奥の方では、落葉樹主体の植栽工事が一部始まっていますから、建築工事に
入る前にビオトープ景観のイメージが分かりやすくなるでしょう。


そうなると、建築工事チームも「それに見合った建築を作るべし!」と意識が
上がってくれるかもしれない。

どんなに大きな構造物であろうと、結局は人が人の手で作るしかないわけで
それならば気持ちの入った人が作った方が価格以上に良いものが作られると確信
しています。


【オマケコーナー】
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■生コンの品質試験
土木工事配合のスランプ8cm!
建築工事では15~21cmが当たり前ですから、いかに固練りのコンクリートかと言う
ことがわかると思います。

水漏れせずに高い耐久性のある水盤を作ることで、後々のメンテナンス費を低減する
事を目的とするため、土木仕様の生コンで底版と立上りを打ち継ぎ無しの一体打ちと
する事を契約条件として要求したものの、
「スランプ15cmでやらせてくれませんか?」と要望され、「やはり無理か~?」
と思ったものの、前段の土木工事で難なく使っていた事実を突きつけたところトライ
してくれることになりました。


建築の監督も「本当に崩れないんですね!建築では見た事ないです」と笑って
いました。
決して僕個人の趣味でも思い込みでもなく、高い目標を掲げ、事実で証明すれば、
無理が無理じゃなくなると言う経験を得る事ができましたね~♪

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ビオトープ池工事に着手! [ ・ビオトープのある研究所]

11月21日の地鎮祭から、建築及びビオトープ外構工事が始まりました。

現在は各工種の発注をするため、採用製品の確定に追われています(笑)

施工現場では、建築工事に先行してビオトープ池の工事が始まりました。
一般的に水辺景観を土木工事で造る場合は、シート防水かコンクリートで池の
躯体を構築しますが、今回はコンクリート躯体を主体とした複合工法と
しました。

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■コンクリート水盤工事
期待通り美しい型枠工事に感動♪職人さんにお礼の言葉を伝えました!
さらに僕が要望した通り、底版と立上りを一体打ちのコンクリート水盤
土木配合の生コンで挑戦してくれることになったので期待が膨らみます。

少しわかりにくいですが、直径6mのコンクリート水盤がここだけで4ヶ所。
右の隣地際と奥の道路際には落葉広葉樹主体雑木林が囲みます。
縮尺300分の1の紙の上でスケッチして決めた水景観のデザインですが、
僕がイメージした通りのスケール感で「ホッ!」としました。


研究所建屋は向かって左側に位置し、雑木林と水辺景観からなるビオトープが
建物の三方を囲みます。
研究スタッフは窓のすぐ外に広がるビオトープの自然環境の中で創造的な仕事が
できるわけで羨ましい限りです(@_@)


クライアントからのオーダーは「ビオトープに囲まれた研究所にしたい!」

設計着手から数か月間は、景観イメージを共有することに最も配慮しましたが、
コンセプト提案から景観デザイン、生態系まですべて私が提案したもので承認
いただけました。


企業の優位性は優秀な社員を確保することになりますが、ランドスケープ
デザインをベースとした建築提案で支援できればと思っています。

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残席わずか「第10回 森のたまご」 [ ・「森のたまご」イベント]

この土曜日は12/16(日)に開催する「第10回 森のたまご」のスタッフ
ミーティングでした。

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■第10回 森のたまご
今回で5年。10回目の節目ですが無理せず、地道に同じクォリティで提供します。
それも毎回3人のスタッフと会場を提供してくれる、OMソーラーさんが協力して
くれるから。

このレベルのイベントをこれだけ続けてこられたのも、理念に共感してくれたから
だと思いますから、これからも地味に継続していきたいと思います。



土曜日時点での参加者は、すでに7組20人から応募をいただいていますが、
今回のワークショップはまだ多少の受け入れが可能なため、もう一度ご案内致します。

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今回のワークショップは「みちくさリースとオーナメント作り」

開催日時:12月16日(日)13時半~16時半 ※13時受付開始

会 場 :OMソーラー㈱本社「地球のたまご」2階カフェテリア

住 所 :浜松市西区村櫛町4601

参加費 :大人700円、子供(3歳以上)300円

お申込み:info@omsolar.jp まで、お名前と参加人数を。

その他 :どんぐりを拾って、コナラの苗づくりのスタンダードメニューも。


オープニングトークはいつも通り僕の担当ですが、イベント趣旨をお話しする
にあたり、最近はあちこちで話している「来るAI社会」を見据えた取組み
であることをしっかり話したいと思っています。


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