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水盤と雑木林の調和をチェックする [ ・ビオトープのある研究所]

進捗状況を公開し過ぎると完成後の楽しみが無くなってしまうと思うので、
今回は少し悩みましたが、コンクリート水盤は地中に埋めて存在を消しまうため
「まっいいか~」と言うことで完成の雰囲気を想像してみて下さい♪

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■民地側に雑木林の高木植栽
8つある水盤の2つは既に脱型し、続いて3つ目4つ目の型枠工事です。
午後には生コン打設のため、職人さんは雨の中頑張ってくれていました。

水盤脇に雑木林の一部が出来たため、景色がイメージしやすくなりました。

この状況から、コンクリート水盤と湿地に水が張られて木道が架けられ、
水生植物が植えられた様子を想像し、イメージと異なる場合は費用、工期、
施工技術を見定めて微妙な方向修正をします。


その責任は僕の両肩にのしかかっていますから、中々しんどいですけど公共
事業の設計でも新規事業を担当していた時もこんな感じでしたから、「ここ
は本来どうあるべきか?」
と言う本質に照らし合わせてクライアントさんに
提案し、意思決定していきます。



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■雨の日の確認
水盤の底盤と立上りを一体打ちした効果はすぐに現れました。
コンクリート躯体には防水処理を行ないますが、打放しだけでも十分止水
できていることが確認できて「ホッ」としました♪


この水盤は大きな池面積を形作るための機能を求めたものですから、完成時
には埋めてしまいます。
遮水シートではなくコンクリート躯体としたのは、後々のメンテナンスを
しやすくするためです。

民間企業が永続的に管理しなくてはいけないため、イニシャルコストが
多少上がってもライフサイクルコストを低減するよう努めました。

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