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前職時代の後輩から住宅取得相談 [ ・後輩M君の住宅リフォーム]

一昨年5月末まで勤務していた前職時代の後輩M君から、住宅取得に関する相談
メールをいただきました。

当時、僕は商品企画担当でM君は生産管理系のお仕事。
新商品の企画は、技術開発、営業、情報システム、品質保証、コールセンターの他、
生産管理とも密接に関係するため、毎週の定例会議で顔を合わせていました。

僕が会社を去ると言う情報をキャッチしたM君から

「家を建てる際は頼みますね~♪」

と2年前に言われていたものの2年近く音沙汰ありませんでしたが、お子さんが
小学校に上がるタイミングでようやく奥様と具体的な話が出来るようになったのと、
購入を検討できる物件が出たとのことでした。


今回は全面的なリノベーションと言うより、内装の模様替えや断熱改修に主眼を
置いていますが、昭和56年以前の建築のため耐震性能が不足していることが
最も懸念されるところです。


いつもお願いしている工務店の監督にも同行いただき、2時間程度で床下から基礎
周り、間取りのチェックをしました。

DSCF2045.jpg
■1階南側の和室
近くに住む元オーナーの息子さんが窓を開けて換気してくれたお陰でカビ臭さ
もなく、すぐに住める状態でした。

元々は大手建築会社による建売り住宅だったそうで、内装仕上げは建築当時
に主流だった仕様ですが、元の設計があまり褒められない。

と言うのも2階と1階の耐力壁線が合っていないため、2階部分の地震力が
1階の耐力壁からコンクリート基礎、地盤へ上手く伝達してくれないんです。


それらをすべて解消するとなると、結構な大工事になってしまうため、
施主にとっては大きな判断が迫られるところです。

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