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ビオトープ池工事再開! [ ・ビオトープのある研究所]

今回も現場進捗だよりです。

研究所棟の建築工事は外観検査を経て、外部足場が外れたため全貌が見える
ようになりました。
アルミサッシュにLow-E複層ガラスが入りましたから、天気の影響を受けない
内部工事は日毎に変化していきます。

設計者として気になるのは、空間のスケール感でエントランスホールや会議室、
カフェテリア等のスペースが想像通りだったかと言うところです。
幸いにして想像通りだったので、まずは「ホッ」としました。


そして、外部ではこのプロジェクトのキモとも言うべき、ビオトープ池工事が
再開されました。

DSCF2311.jpg
■ビオトープ池のコンクリート水盤
既に見飽きた写真かもしれませんが、建屋内から見ると大きな水面が床面に近く
迫ってきて、技術開発の執務環境としてはとても魅力的だと思います。

日々は無機的な仕事になりがちですが、ふと目を上げるとオフィスの外には緑豊かで、
四季の変化を感じられる外部環境が広がっているわけです。


そして、ビオトープ工事の再開に伴い、念願のアレが納入されていました。

DSCF2309.jpg
コレですが、何だと思います?
(わかる人にはすぐに分かると思いますよ♪)

完成したものはとてもありふれたモノですから、殆どの人が目にはしたことが
あるはずですが、通常は目線よりかなり低い位置にあるし存在を認識している方は
かなり少ないでしょう。

と言うのもはこれは土木資材なんですが、僕は小学生の頃からずーと目にして
いて、ランドスケープデザインを仕事にした時から、

「いつか景観材料として使ってみたい!」

と30年以上、思い続けていたものです。


恐らく、湿地池型ビオトープで採用された例は無いのではないでしょうか?


と言う自分自身も、完成品ではない状態を見るのは今回が初めてでしたから、
今回初めて拝見して少し驚きました(笑)

これが何か分かる方であれば、これをどのように使うのかも想像できるはず。


この研究所は当然、仕事場になるわけですが、雨の日も晴れの日も異なる
景色を見せてくれますから、仕事に行くのが楽しみになってくれれば設計者
冥利に尽きると言うものです。

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