SSブログ

アクアリウムで飼育してみる [ ・ビオトープのある研究所]

昨年秋に捕獲した都田川の魚達は庭の水鉢に入れておいたところ、寒い冬を
たくましく乗り切って生き残ってくれたため、生命力に敬意を払って生活環境を
整えてあげることにしました。

DSCF2494.jpg
■モロコとモツゴ(クチボソ)
水が綺麗な水槽に移しため、魚体を真横から観察できるようになったものの、
ホンモロコとタモロコ、モツゴの判別が難しい。
モロコ類とモツゴは口ひげの有無でわかりましたが、ホンモロコとタモロコの
判別ができません。

ちなみにWikipediaでこれらの種族を調べてみると・・・


●モツゴ
 コイ目 コイ科 モツゴ属 モツゴ(種)

●ホンモロコ
 コイ目 コイ科 カマツカ亜科 タモロコ属 ホンモロコ(種)

●タモロコ
 コイ目 コイ科 カマツカ亜科 タモロコ属 タモロコ(種)

ホンモロコはタモロコから分かれたため、判別が難しいようです。



DSCF2476.jpg
■ミニアクアリウム
アクアリウムと言うより観賞魚水槽ですが、高校生以来実に35年ぶりに淡水魚
水槽を作ってみました。
当時は60cmのガラス水槽でしたが、ステンレスフレームで構成されていたのが
今はフレームレスが出揃ってきました。

さらにサイズも多様化し、今回購入したのは20cm×20cm×24cmの容量8Lの
小型なモノにしましたが、小型淡水魚であれば十分に役割を果たせました。


今回水槽を作った理由は、今後ビオトープ池を完成させるための試験目的です。
実際に毎日飼育することで、魚の行動や性格を知っておこうと思ったから。


さらに、ビオトープ池に植える水草の生育状況を知る必要があると感じたため、
水草を採取しがてら川底の様子を調べてきました。

DSCF2473.jpg
■川の様子
川底の砂利をスコップですくってたも網に入れて洗い、砂利の粒度や分布を
調べました。
建設材料としての玉砂利は、ふるいにかけられて粒度を調整するため、粒径が
ある程度揃ってしまいますし、石の種類も単一になります。

しかし、自然の川底は増水を繰り返して作り上げられたため、河川の水系や
流域によって粒度分布や岩石の構成が非常に複雑であることがわかりました。


また、これが一番やっかいなのですが、川に入って砂利をすくってみたり
石をひっくり返してみるとその川独特の匂いがします。

恐らく、流入する有機物の違いやそれらを分解するバクテリアや水生生物の
違いが水の匂いに変化を付けているように感じました。


これらを人工的に作ることは到底不可能ですから、自然環境を真似たとしても
近づけることすら出来ないと思いました。
真似るのではなく、モチーフにした上でオリジナルを創るしかないし、そう
ならざるを得ないことがハッキリしました。

nice!(7)  コメント(2) 
共通テーマ:住宅