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安曇野ちひろ公園 [ ・山梨県、長野県]

今回も2019年夏の信州・安曇野一人旅のご報告。

これまで建築を中心に報告しましたが、今回は公園部分のご紹介です。

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■安曇野ちひろ公園全体
総面積5.35ha(53,500㎡)で、第1期35,000㎡が1997年4月にオープンし、
2016年に新たに17,000㎡が拡張されたそうです。
写真が小さくて見にくいと思いますが、中央部4番が「ちひろ美術館」で、5番が
「黒姫山荘」と言うレイアウトになります。

初回訪問は、1998年11月。
建築専門誌「新建築」で一目惚れし、紅葉シーズンに家族旅行を兼ねて訪問した
わけですが、安曇野の景観が気に入り定期的に訪れるようになりました。



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■大花壇(番号6番)
今年植えられていたのは、ブルーサルビアだそうです。
前に訪問した時とは花の種類が違う様ですから、毎年なのか何年かに1回なのか
種類を変えているようです。



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いわさきちひろと言えば「窓際のトットちゃん」の挿絵で有名。
2016年に拡張されたエリアに、窓際のトットちゃんの世界を再現した
「トットちゃん広場」が整備されたそうですが、今回は見学していません<(_ _)>



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■ブルーサルビアの大花壇
ちまちまと構造物を造らずに大花壇を設けたのは正解だと思います。
この公園の運営主体は、松川村との事ですが設計事務所や建設コンサルから
提案があったにしても良い判断だったと思います。


安曇野ちひろ美術館及び安曇野ちひろ公園の紹介は今回で終了し、次回は通り
すがりに偶然見つけた渓谷緑地を紹介します♪


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いわさきちひろのアトリエ兼別荘「黒姫山荘」 [ ・山梨県、長野県]

安曇野ちひろ公園を訪れる際に必ず見入ってしまうのが、同公園内に移築復元
された、いわさきちひろのアトリエ兼別荘「黒姫山荘」です。

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■安曇野ちひろ美術館 遠景
黒姫山荘は、ちひろ美術館の外部にあるため、一旦外(公園内)に出ます。
ご覧のように広い芝生広場の向こうにあるこじんまりとした住宅がそれです。


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■黒姫山荘ファサード
建築当時は平屋だったそうですが、小屋裏部分に2階を増床し2つ目のアトリエ
を造ったとのこと。

写真の掃き出し窓がある面は、リビングダイニングで玄関は反対側になります。
このリビングダイニングがまた良い感じで幸せ感が満載なのです。



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■室内の様子
今回は35mmフルサイズ換算で、焦点距離15mmの超広角ズームを持って
行きましたから、余裕で室内撮影をする事が出来ました。

建物の配置計画と床レベルの設定は非常に注意されたようで、移築されたこの場所
からではわかりませんが、1階部分のアトリエからは野尻湖が見えるようにした
ようです。


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■南西から
元々、1階部分は四間×四間の16坪だったそうですが、移築の際に北側部分を
減じたようですが理由はわかりません。

いずれにせよコンパクトな空間を使い切り、地形を読み切って計画された設計力
にはいつも感心してしまいます。


それもそのはず、設計者はあの女性建築家「奥村まこと」氏。
東京藝術大学から吉村順三建築設計事務所に入所し、奥村昭雄氏のパートナーに
なられた方。
この建築にもしっかりとその系譜が踏襲されているわけですね。

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安曇野ちひろ美術館(後編) [ ・山梨県、長野県]

安曇野ちひろ美術館の後編は、増築された「世界の絵本館」です。

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■多目的ギャラリー(世界の絵本館ゾーン)
世界の絵本館ゾーンには、展示室3、4、5で世界の絵本や絵本作家の紹介が
されています。
この写真部分は多目的ギャラリーとなっているため、ワークショップやセミナー等
に利用されるのだと思います。



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■吸音材の納まり
壁背面のグラスウール吸音ボードを隠すように、表面には木製ルーバーが施されて
いました。
二重壁のような構造になりますから、有孔吸音板に比べるとスイッチ類などの納まりに
手間がかかっていました。



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■開口部周りの納まり
ロールスクリーンボックスとカーテン収納扉の納まり。
ロールスクリーンとカーテンの2重構造にしているのは、残響処理目的か
遮光性を上げる目的でしょうか?



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■排煙窓の処理
排煙窓の室内仕上げは、塗装されたラーチベニヤでした。
これらの事からも、利用目的上、遮光したかったのかもしれませんね。


建築の読み解きはこの程度が限度なので、次回は安曇野ちひろ公園内に移築復元
された、いわさきちひろのアトリエ兼別荘『黒姫山荘』の紹介に移ります。

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6年ぶりの安曇野ちひろ美術館(前編) [ ・山梨県、長野県]

夏休み前半は家庭の用事と読書でPCから遠ざかっていました。

後半の一日半は例年通り川遊びの予定でしたが、妻の後押しもあり6年ぶりに
信州・安曇野への一人旅に決めました。

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■安曇野ちひろ公園/長野県松川村
公園の主役はご存知、内藤廣氏設計による「安曇野ちひろ美術館」です。
最初に訪れたのは1998年11月に妻と両親の4人でしたが、子供が生まれ絵本を
読めるようになった2010年11月には家族4人で訪れました。

その後、信州の自然と景色を楽しむために訪れたのが2012年8月。
今回は6年ぶり4度目の訪問となりました。

上の写真は第一駐車場からのメインショットですが、何度訪れてもこの景色に
うっとりします。



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■展示室1前のホールと中庭
内装にはカラマツ材が現し使用されており、時を経て良い感じにエージングが
進んでいます。



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■中庭越しのエントランスホール
妻側にはフィックスガラスが入り、エントランスから北アルプスの山並みへ
視線が抜けるようにデザインされています。


上記の写真は、第一期工事で公開された「ちひろ館」です。
次回は、写真右側に増築された「世界の絵本館」をご紹介します。

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自然の川に安全な川は無い! [ ・浜松近郊の川遊び]

毎年、梅雨が明けて暑くなり出すと「川遊び」の過去ログへのアクセスが急増します。

これまで、田舎暮らしや川遊びの楽しさを伝えたくて、川遊びの記事を更新していますが
昨年、僕らの目の前で女子高生が流されてしまい、慌てて救助した時の様子を見ていた
娘達が川遊びに対し恐怖心を抱くようになったため、「警告」として頭に置いて川遊びに
望んでいただきたいと思います。

タイトルを「自然の川に安全な川はない!」としたのはそのためです。


僕は自分の娘をO歳児の頃から毎年、高校生になるまで川遊びに連れて行っていますが、
それは楽しさを教えると同時に川の怖さ、水の怖さを教えるためでした。

自然の川での川遊びがなぜ楽しいかと言うと、最も大きな理由は変化に富んでいるからで
あり、裏を返すと危険と背中合わせだと言うことです。


昨年の事故(かすり傷程度で済みました)は、ホンのちょっとの増水と流れの変化を
読めていなかったことに加え、ライフジャケット等の安全装備を用意していなかった
事が大きな理由でした。

そして、この事故は陸側で見ている親には分からなかった(分かり難かった)事に起因
しています。


僕は小学校5年生の頃から、天竜川本流に立ち込んでアユ釣りをしていたため、水流の
抵抗力や川底の不安定さを知っていますから、「ヤバイ」と言う領域を感じ取って
引き返す判断が出来ます。
そのため、僕自身が流された経験はありませんが、娘達は僕の目の前で川に流されたり
水中に沈んだ事があり、それから僕も娘達にもライフジャケットやボディボードなどの
浮力体を装着して川遊びをさせるようになりました。

そんな娘達ですが、いざ目の前で川に流されていく同年代の子の様子を見て、川に
恐怖心を持ったとしても不思議ではありません。


今年の夏も川遊びをしますが、残念ながら娘達は「怖くて今年は行けない!」と言って
います。
とても楽しみにしていた親子行事でしたが、来年に期待して一人で楽しんできます(笑)

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次女の陸上競技撮影 [■カメラ、写真のこと]

中学生から陸上部に入部した次女も今年3年生になり、最後の公式試合。

これまでも試合の様子を見学に行きたかったものの、中々成績が振るわず
とうとう最後の公式試合を迎える事になりました。


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■女子400mかな?
自分の娘とは言え、望遠レンズを女子に向けるのは周囲から変に見られないか
気になります。
でも、最後の試合だし家族の記念撮影でもあるので心を強くして、撮影に望み
ましたよ(笑)



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■走り高跳びの瞬間
高速連続撮影でようやく撮れた一枚ですが、これが自分の精一杯。
プロってやはり凄いですね~。

35mm換算で焦点距離210mmですが、こう言うシーンだと300mmとか
400mmとか欲しくなってしまいます。


次女が高校で運動部に入るかどうかは分かりませんが、機会があったら
再チャレンジしたいですね。

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