SSブログ

充電アダプターのUSB-C化へ [■カメラ、写真のこと]

先週はアップルから新製品のiPhone12が発表になりましたが、値段を上げない
代わりに充電アダプターとイヤーポッドの同梱を辞めて、Lightningケーブルだけに
なったことで少々話題になりましたね。

使いたくないモノを強制的に買わされるのは嫌なので、これには僕も賛成でした。
Photo_2.jpg
少し前にも記事にしましたが、興味の無い方には分かりにくいと思ったので、
おさらいを兼ねて比較をしてみました。

写真の白い充電アダプターとLightningケーブルは、嫁さん所有のiPad miniに
付いていた純正のもので、手前の黒い充電アダプターはサードパーティーの製品で
AUKEY製PA-B2にエレコム製のUSB-C to Lightningケーブルを組み合わせたもの。


使い方は充電器アダプター側をAC100Vに差して、LightningコネクターをiPhone
やiPadに接続して、デバイスに充電すると言うことで変わりません。
大きさもほぼ同じですが、重量はUSB-C充電器の方が若干重たいです。


驚くのはその性能です。
白い純正品の電力供給能力が10Wなのに対して、黒いサードパーティ製品は、
実に60Wの電力供給能力があります。

ここで電力供給能力としたのは、充電されるデバイス側の充電能力がそこまで無く、
精々20W〜30W(iPad等)だからです。
それでも当初USBが出たばかりの頃は5Wしか無かったことを考えれば、格段の
進歩になり、嫁さんのiPad miniへの充電能力は2〜3倍になりました。


充電なんて、夜寝ている間にするからそんなの関係ないと思う方も多いかも
しれませんね。
であれば、なぜこんな製品が開発され発売されているのでしょう?

想像するに、これから実用化され普及していくだろう、次世代二次電池を待って
いるのだと思います。
5Gスマホは今よりももっと電力を使用するでしょうし、もっと電池が長持ち
して欲しいはず。今年はいよいよ待望の全固体電池が実用化されるようですから
次にはノートPC、そしてスマホやタブレット向けに二次電池が開発されて
いくと思われます。


全固体電池のエネルギー密度は、リチウムイオン電池の5〜10倍あるそうです
から、充電アダプターとケーブルも対応してかなくてはいけません。
バッテリー容量が今と同じ容積で10倍になれば、使い方が同じであれば10日に
1回の充電で済みます。

それにUSB-Cの特筆すべき能力は、電源ケーブルでありながら映像や音声信号も
送られますから、PCモニターにケーブル1本繋ぐだけでOKになるわけで、
DELLから既に発売されています。


2005年10月に調音パネル開発の責任者になり、ステレオやAVの技術開発を見て
きていますが、1080P映像と5.1ch音声を1本のケーブルだけで送ることができる
HDMIケーブル以上の衝撃を受け、来るべき未来に向けて少しづつ更新しながら
効果を確認しています(笑)

nice!(3)  コメント(1) 
共通テーマ:住宅