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1年間、ありがとうございました! [ ・静岡県中部]

2020年はコロナに始まりコロナに翻弄された一年でした。

そんな社会条件とは別に、2月末にちょっとした事件がありブログの更新がし難い
状況になり、週一の更新を目指してきましたが着工予定だったプロジェクトが
経済状況を鑑みて着手の判断をすることになりました。
現在携わっている設計案件は、延べ面積が千㎡を超える鉄骨造の非住宅建築物に
なりますから、投資負担は数億超えになり経営に与える影響も非常に大きいため
執行についてはどうしても慎重になります。


とは言え、今をチャンスと捉えておられる企業、経営者も一定数いらっしゃって
現在、仕込みに入っていて年末の仕事納めまで企画図面に携 っていました。

春先の緊急事態宣言の段階では、世界的な経済の減速が想定され、コロナの
治療薬や予防薬、治療法が確立・普及される見込みが立たなければ社会活動が
止まることが想定され、無事に2020年年末を迎えることができるかどうか
不安でしたが、幸いにも大きな減収にはならずに済みました。

それでも、妻がこの1年間の労をねぎらって、家族4人がのんびりできるよう
静岡県内のホテルを探して予約をしてくれました。

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■日本平ホテルの客室内での記念撮影
左から高一の次女、専修学校に進学した長女、私、妻です。

撮影する際、長女から「何だか皇室の写真みたいじゃない?w」と言われましたが、
ストロボを焚いているものの全く光量が足らず、ご覧の様なシルエット写真に
なってしまい、娘達からはむしろ高評価の写真となりました(笑)


また、このホテルが期待以上に素晴らしいホテルで、大浴場もプールもジムもあり
ませんが、この大きなフィックス窓から見える富士山と駿河湾の景色が最大の魅力
でしたので、建築ブログらしく次回はホテルの紹介をしたいと思います。


その他、駿府城を居城にした徳川家康が祀られている「久能山東照宮」は日本平
の至近にあり、家康公が江戸と京、大阪、尾張の中間地点で睨みを効かせつつも
駿河(静岡市)の地を気に入っておられたのが良くわかりました。

東京出身の妻は、浜松に住むまで久能山東照宮の存在を知らず、最初は日光東照宮
のパクリだと思っていたそうです。つまり大多数の人は、日光東照宮が徳川家廉の
お墓だと言う認識だったようで、静岡県民としては驚いたと同時にまだまだ
伸び代があると確信しました。


全面改修され往時の姿を再現した、久能山東照宮の紹介もしたいと思っています
ので、お待ち下さいね。

あと、3時間で新年を迎えますが、来年は今よりも状況が改善されることを期待
しています。

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【大成功でした!】森のたまご ONLINE [ ・「森のたまご」イベント]

12月13日(日)13時半より第13回「森のたまご」をZOOM会議システムを使って
オンラインで開催しました。

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■ZOOM画面のキャプチャー
13時半スタートなのに、通しのリハーサルを終えたのが12時過ぎ。
それから各自お弁当を食べて、自分のパートの準備をしているうちにネット会議室に
参加者がゾクゾク入室してきます。

こうなったら腹を括るしかない!



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■ワークショップの草木染め
今回は空色に染まるクサギとレモンイエローに染まるセイタカアワダチソウのセット
を自宅に送り、オンラインではセイタカアワダチソウを自宅で体験してもらいました。
(お送りしたセットはコットンのハンカチとトートバックです)



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■全体統括の私の席
使ったデバイスはiPad Pro11インチをWi-Fi(無線LANL)経由でインターネットに
接続して、ホストからメールでもらったサイトにアクセスしてウェブ会議システムに
入室します。

イベント中の動画撮影もこのiPadを使ってカメラマンの役をしました。


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■ホスト役のスタッフ松尾さん
昨年4月から全国の工務店さん向けに営業の後方支援サービスをされている
元OMスッタフの松尾さん。ZOOMシステムの運用に最も長けていたので、
ホスト役と進め方のディレクションを託しました。



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■森のたまご「どんぐりポット」を作る
このイベントは2つのコンテンツで構成されていて、そのベースコンテンツが
「どんぐりポット」作りでそれを一貫して支えてくれるのが、造園会社の
四葉社代表の阿部さん。

いつも通りの安定したトークでリモートでもわかりやすく指導してもらえました。


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■丁度一年前のコナラ苗
森のたまごから森の赤ちゃんへ。
今回蒔いたどんぐりが来年にはここまで育ち、いずれは自宅の庭に植えて
森に育てて欲しいと願っています。


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■前々回のコナラの様子を見せてくれました♪
今回はご自宅からの参加だったため「ちょっと待っててくださいね!」と
言って、庭から2年前に作ったどんぐりポットを見せてくれました。
これまでのリアル開催ではこれが出来なかった。

産まれたばかりの赤ちゃんを抱えたお母さんが参加できなかった!

鹿児島からの申込者もいた!

冒頭でイベントの開催趣旨を僕が説明するのですが、動植物と自然の関わりを
学んで欲しいとお伝えしています。

コナラの苗木も人間と同じ生物として扱っていただくと、声を出せない樹木が
どうして欲しいのかが聞こえてくるわけです。

どんな状況ならコナラはドングリを実らせるか?

地植えする時期の質問でしたが、親が子供を産もうと思うのはどういう条件か
を考えてもらいました。

僕が説明すると、小さなお子様をお持ちのお母さんでしたから
「あ〜、なるほど〜♪」と頭ではなくお腹で理解してくれたようでした。


そう、僕たちが伝えたいのは樹木も人間も自然を構成する生物だと言うこと。
これが分かると色々なことが紐づいて理解出来てくるわけです。

今回のリモート開催で、主催者側も一段階、いや二段階成長したように
思います。

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