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娘のためにホームシアター機材を更新 [ ・ホームシアター]

今年1月、高校1年の次女がめずらしく頼み事をしてきました。

「好きなアーチストのライブBlu-Rayディスクを注文したの。期末試験が終わる
 3月に届くから、うちのホームシアターで楽しみたい♪」

僕が前に「ブルーレイディスクの方が情報量が多くて音が良いよ!」
教えたことを覚えてくれていたようで、せっかくなら大画面、良い音で楽しみたい
と思ったらしい。

ところが、AVアンプは完全に故障してウンもスンも言わなくなっていたし、
今あるプロジェクターはデータプロジェクターで、アスペクト比は16:9に対応して
いなかったし、コントランストも発色も少なく映画やライブ映像を楽しむには
大いに不満がありました。


今ではコロナ禍もあって巣篭もり需要の高まりから、1080P対応のLEDプロジェクター
が10万円以下で手に入る様になったこともあり、僕のへそくりから予算を捻出して
4K映像とドルビーアトモス対応のAVアンプとプロジェクターを更新しました。

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■投影したスクリーンを直接X-T4で撮影しました
映像の発色は液晶テレビや有機ELテレビには敵いませんが、部屋を暗くして
スクリーンに投影すると映画館の没入感が得られます。



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■XGIMI Halo(ジミーハロ)を三脚に据えて
焦点距離の調整はできませんが、Wi-Fi接続すれば単独でYouTubeも見られるし、
バッテリーを積んでいるため、電源がない場所でも4時間程度は楽しめるそうです。



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■今回観た作品はコレ
既視感があるストーリーで正直、お勧めできる作品では無かったですが、
7泊8日レンタルで110円であれば十分楽しめました。

肝心の娘の反応ですが、僕が映画を観る前に体験させたところ、LINEで
「最高のライブだった!!!!!!
 音も本当に凄かったよ!!良い体験でした^^
 ありがとう(^_^)」

といつになく「!!!」がたくさん入ったメッセージを送ってくれました。
体験して欲しい言った意味も分かったようで、良い教育投資だったと思います。

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大安吉日にⅡ期工事の起工式 [ ・ビオトープのある研究所]

2019年7月に完成した「ビオトープのある研究所」の隣接地に試作工場を新築する
ため、大安吉日の日に起工式が執り行われました。
設計図書通りに工事が行われるよう、施主の代理としてこれから約6ヶ月間、設計監理
を担当します。

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■計画地全景
Ⅱ期工事となる今回は研究所に隣接して、試作工場を建設します。
元々は耕作放棄された農地で、先端的な技術により地域の発展に寄与するもの
として第三者による厳しい審議を経て、特別に許可されるため建築工事の着手には
1年以上の期間を要しました。


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■神事を執り行うテント内
コロナ禍のためソーシャルディスタンスを確保し、神主さんと巫女さん、
施主、施工者、設計者が工事の無事を祈念します。



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■穿初め(うがちぞめ)の儀
穿初めの儀は、鎌(かま)、鍬(くわ)、鋤(すき)を施主、設計者、
施工者がそれぞれ行いました。

工事の安全を祈る気持ちは皆同じです。
神社の宮司さんはⅠ期工事と同じ宮司さんで「Ⅰ期の時も良い天気でしたね!」
と覚えてくれていて、朗らかな空気が漂いました♪

この日の前までには、コンクリート基礎や鉄骨の施工図チェックを終えており、
外壁材とサッシ枠の色も決定していただきました。


クライアントの社長様は「Ⅱ期工事が完成したら落成式をやりたい」と
おっしゃっておられますから、僕も完成が楽しみです♪

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春を告げるミヤマツツジ開花 [ ・植栽計画]

我が家の雑木の庭に植えてあるミヤマツツジが開花しました。

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■ミヤマツツジ
漢字では「深山ツツジ」と書くように深い山の中で自生するツツジです。
ツツジの多くは温暖な低地でも4月末のGW頃に咲く種類が多いですが、ミヤマ
ツツジは3月中旬に満開を迎えます。
枝ぶりと茂り過ぎない葉っぱも重くないため、雑木の庭に良く合います。


この時期は、他にもトサミズキや黄色の花が美しいレンギョウが先を争うように
花を咲かせて彩ってくれます。これらが咲き出すといよいよ本格的な春に入る
のだなぁと感じさせてくれる訳です。


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【後編】ながふじ学府小中一体校/静岡県磐田市 [■建築探訪]

今週も建て替えになった母校の「ながふじ学府小中一体校」内覧会の後編です。

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■ながふじ学府小中一体校/静岡県磐田市
校門にあるように同一学区にある小学校と中学校が一体となった学校で、
義務教育を9年間として扱って取り組んでいく様です。
学校施設と言うハード(箱)の整備だけでなく、教育プログラムもセットで
取り組むことになります。

つまり、中学一年生は7年生、以後、8年生、9年生と言う概念で義務教育
期間を再設計していくのだと思いますが、さてどんな授業になるのか
楽しみですね。


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■開放的なコミュニケーションモール
縦方向の主動線は、各学年の生徒が入り乱れて使用する空間になるため、
単なる移動のための空間ではなく、中廊下でありながら明るく開放的で広場的な
利用を目指している様です。



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■空が見えるトップライト
ここまで大きいと採光目的だけでなく、雨や曇りなどの気象の変化も感じ
られますし、夜の時間を活用すれば、室内から星空の観察もできますね。


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■ひな壇のある空間
10年以上前ですが、つくばエキスプレスの柏の葉キャンパス駅で三井
不動産が事業主体となる「柏の葉キャンパスシティ147街区コモン」
言って、共用部分の新しい使い方を模索するワークショップに参加したことが
あります。その時の成果は新建築誌でも掲載されました。

そのワークショップに教育学で著名な教授(確か、同志社大学)が参加
されていて「子供の成長には高さ方向の視点の変化が重要」と提言されて
いたことを思い出しました。

写真の小さな女の子もわざわざひな壇の方を選んでいますが、歩き易さでは
なくて面白そうな方を選ぶわけです。

こういう体験は特に成長過程において重要だと思います。9年間、色々な仲間と
過ごす過程でこの空間では様々なドラマが生まれ、心に刻まれるでしょう。


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■理科室
実験用机と向きが楽しそうですよね。
僕は無類の理科好きでしたから、もっと理科にのめり込んでしまったかも
しれないと思いました。

先生方には、これまでの考え方に縛られない、独創的な取り組みでAIに負けない
創造的な子供を育てていただきたいと切に願います。

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【前編】ながふじ学府小中一体校/静岡県磐田市 [■建築探訪]

少子化問題への対応策として小中学校の義務教育課程を一貫して行う学校建設が
全国で始まっているようで、僕の出身中学校も老朽化に伴う建替えで小中一体校に
生まれ変わりました。

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■ながふじ学府 小中一体校/静岡県磐田市
自分達が今住んでいるのは浜松市のため、建て替え計画があったことは昨年まで
知らず、指定確認検査機関に行く際に「あの建物は何だろう?」と気になっていました。

まさか自分の出身中学が大学の様な近代的な建物に生まれ変わっているとはツユ
知らず、同窓会幹事の集まりで話題になって知りました。


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発注者:磐田市
設計者:株式会社 久米設計
施工者:石川建設 株式会社


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記録として旧校舎を撮影 ※富士フィルム X-T1
卒業は40年前で、当時始まった「3年B組金八先生」のど真ん中世代でしたから
まー荒れていた時代です(笑)

後で聞いた話ですが、卒業式を終えた日、嫌いな教師の車をボコボコにしたとか?
問題は生徒の側だけでもなく、暴力教師もいて何人も病院送りにした教師もいて、
今では到底考えられない時代でした。
(僕も頬を引っ叩かれて、鼓膜が破けた事もありました)



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■新校舎(左手前)と旧校舎(右奥)
学校の建替え計画で多い、グラウンドに新校舎を建ててから旧校舎を取り壊すため
この日は新校舎と旧校舎の対比が見られます。


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■見学者の大行列!
内覧会の日程は日曜日の午後3時間だけだったとは言え、想像以上に見学者
多かったです。
古い学校ですから、卒業生も多く、地域の方達の期待の高さが伺えます。

では、校舎内に入ってみましょう。


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■地域図書館
学生だけでなく地域住民との交流促すことを狙っているのでしょう。
また、同じ機能の建物を複数作らないためなのでしょう。



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■明るい中廊下
1階の体育館、武道場に向かう通路ですが、トップライトで採光を得ているため
中廊下ながら明るいのが印象的でした。
コンクリート打放しの内装も自分達の時代とはまったく異なりますね。


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■プールは2階に
南海トラフ地震などの大災害が発生すると学校は避難場所になりますから
プールの水を生活用水として利用しやすい様、2階に設けているそうです。

ここからも廊下へ光を採り入れていますが、プールサイドに人工芝を張って
あるのは夏が高温化しているため火傷しないようにとの配慮でしょう。


取り敢えず、今回はここまで。
後半では、校舎内の特徴的な取り組みをご紹介したいと思います。

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