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庭を読書スペースにしてみた [ ・植栽計画]

もう5月も最終日ですが、GWに読書を進めようと木々に囲まれた空間で読書を
していました。
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■カラッと晴れた青い空と新緑の庭
遠州地方は全国でも10位に入る晴天率を誇りますから、5月のこの時期は庭の
木々の変化を楽しみます。


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■タープを張って読書スペース
今回も芝生部分に2人用の遮光タープで直射日光を遮り、読書スペースを
用意しました。
この日は風が強く、日陰にいるとまだ若干寒さを感じる程だったため、家の中へ
入ったり出たりしてのんびりと読書をしました。


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■駐車場側から
幸いなことにこの日は終日来客も宅配便もなく、庭とリビングを行ったり
来たりして過ごしていました。

「緑豊かな庭と一体的に利用できるリビングダイニング」

と言う提案をしたくて、自宅カフェをオープンしたわけですが完成から15年で
だいぶ想い描いていた生活が実現できるようになってきましたが、これは
やはりお薦めしたいと思います。

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【建築設計の仕事】鉄骨製品検査 [ ・ビオトープのある研究所]

今月末はいよいよ鉄骨躯体の現場組立工事となる鉄骨建方(たてかた)です。

建築設計事務所の担当者として、2月から施工図のチェックを行っていて施工図の
承認により鉄骨加工工場で組立・溶接をしていました。

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■溶接作業の様子
こう言う現場を見るにつけ、設計事務所の責任の重さを痛感します。
図面の縮尺は、1/100〜1/200で描いていますが、現物は当然原寸大です。
CADですからモニター上でスケールを大きくしたとしても、立体感は
表現できませんし重さも実感できません。

鉄骨工場で造る上で無理がなく、また現場での組立て作業も無理なく作業
できるように設計者は設計し、鉄骨工場は加工図を作成し、建設会社は
施工計画を立てます。



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■第三者による超音波探傷検査
鉄骨の柱や梁は切り出した鉄材を組合せて溶接していくため、各部品の寸法精度は
もちろん、溶接部位の品質確保が絶対条件になります。
そのため、鉄骨工場では責任を持って自社で全数検査を行いますが、第三者による
検査を行います。

設計者は発注者の代理として、検査に立ち会って検査が適切に行われていることを
確認します。建設業と言うと大ざっぱでザルな印象を持たれている方もいらっしゃい
ますが、現在における建設業は工場による一品生産と同じです。



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■鉄骨工場内の様子
この工場は今回初めて訪れましたが、まだ2年前に完成したばかりのようで
綺麗でしたし、職人さんが全体的に若くて期待が持てましたね。
これからも良い仕事をして貰いたいと思います。

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「用宗漁港」エリアの観光開発 [ ・静岡県中部]

2010年4月に静岡市で起業した「CSA不動産」が2016年にCSAtravelを設立すると、
翌2017年に一棟貸しの宿「日本色」3棟を用宗(もちむね)にオープン。
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その後、マグロ漁で賑わった「用宗漁港」をリノベーションした「用宗みなと温泉」
2018年12月にオープンさせるなど、じっくりと着実に歩みを進めています。
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■用宗みなと温泉
静岡県西部エリアに住んでいる者にとって、用宗エリアは正直言って、
まったくノーマークでした。

それだけに、一棟貸しの宿「日本色」がオープンした時には「なぜ?」と
思っていました。


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用宗みなと温泉全景
漁港建屋の一部をリノベーションした温泉施設には、クラフトビールを
提供するお店を併設しています。
今回は妻と母親を連れて訪れたわけですが、妻に「用宗にクラフトビールの
店が出来たよ!」と言って誘い出しました(笑)


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■用宗みなと温泉の漁港側
こちらから見ると漁港だと言う事が分かりますね。


今年はその他にも商業施設が完成し、GW頃からテナントが稼働し始めて
いました。
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■2018年に増棟した「日本色」
あくまでWEBサイトの情報を読み込んだだけですが、スタッフの採用基準は
「静岡を愛する人」「静岡の魅力を世界に伝えたい人」と言う感じで、
世界中からお客様を呼び込もうと言う本気度がビシバシと伝わってきます。


こう言うプロジェクトは「想いのある人」で無ければ一貫した行動を続けられ
ないもの。

では「なぜ、用宗なのか?」と思っていたため、2度訪れてあたりを散策して
みました。


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■山が迫る用宗海岸


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■青い空と青い海の用宗海岸
この場所に立った時に「なるほど~!」と思いました。
太平洋に面した駿河湾内ですから、水は綺麗なのに波は穏やか。
砂浜ではなく、玉砂利の海岸。

この景観は静岡県西部エリアには無く、とても新鮮な体験でした。


周囲には、古い低層の住宅街が広がっていますから、空き家を改装して
一棟貸しの宿を作り、古い日本の漁村をグローバルな観光地に育てようと
考えたのだと思いました。

今はコロナで大変な時期ですが、地方都市の活性策として頑張って
欲しいと思います。


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