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「森のたまご」の里親制度はじめました♪ [ ・「森のたまご」イベント]

6月27日(日)13時半から第14回「森のたまご」ONLINE開催しました。

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■ZoomでONLINE配信
今回のワークショップは「自然素材で作る入浴剤」でした。
あらかじめご自宅にお送りしておいた、クエン酸と重曹、ドライフラワーを
使って、スマホやタブレットの画面で見ながらご自宅で一緒に作って
いただきました。


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■ドライフラワーにした季節の野草
OMソーラー(株)の女性スタッフが敷地内で収穫し、仕事の合間に
ドライフラワーに加工しておいてくれたもので、お申込みいただいた方の
ご家庭にお送りしておきました。

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■Zoom運営を一手に引き受けてくれた松尾さん
運営スタッフは僕を入れて5人ですが、それぞれの得意な分野で役割分担を
して、各自が阿吽の呼吸でイベントを進めていきます。


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■里親による森のたまご(どんぐり苗)選び
「森のたまご」イベントは、前年の冬に拾ったどんぐりをポットに植えて
もらうことからスタートし、夏はポットを大きなものに植え替えてもらうのが
いつものメニューです。

そのため、夏にはじめて参加した方は苗がありませんし、上手く芽出し
出来なかった方もいると思い、今回始めて「どんぐり苗の里親制度」を企画
してみたわけです。


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■苗を選んで名前を付ける
AからFまで7組のどんぐり苗から、男子小学生が選んだのはAのセット。
付けた名前は「あやねちゃんドングリ」
「何故であやねちゃんなの?」と聞いたところ「彼女の名前」なのだそうです。
きっと1鉢あげて、一緒に育ててくれるのでしょう。
完成豊かで本当に優しいお子さんですよね!


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■もう1人の男子小学生が選んだどんぐり苗
こちらはAを選んだ男の子のお友達で2人で参加してくれたそうです。
付けた名前は「レッド」「シンカリオン」でした。

こちらはこちらで男子小学生らしいネーミングで、性格の違いが面白い
と思いました。


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■最後に記念撮影
画面の都合で全員が写っていませんが、満面の笑顔から楽しんでいただけた様子が
伝わりますね。


手作りの小規模なこの活動がいつまで続けられるか分かりませんが、子供達の笑顔と
学校では教えることが出来ない自然体験を提供していきたいと思っています。

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断熱折板屋根工事 [ ・ビオトープのある研究所]

鉄骨躯体が完成したため、今週は折板(せっぱん)屋根工事となりました。

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■屋根材の成形と敷設

写真右奥の上部にクレーンで吊り上げられているのが、成形前のガルバリウム
鋼板のコイル材です。
ちょっと見にくいですが、奥の仮設ステージの上に成形加工機が置かれていまして
揚重したロール状の鋼板を押し出しながら一本づつ折って成形しています。


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「にゅ〜」って感じでトコロテンの様に押し出されてきます。


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成形された屋根材の先端を持って誘導していき、全て押し出されると
敷設する箇所まで横持ちします。


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ちょっと引いて撮影してみました。
これは断熱ダブル折板工法と言って、折板屋根がグラスウール断熱材を挟んだ
二重構造になっていまして、金属屋根でありながら断熱性遮音性を兼ね備えて
います。


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■屋根材の敷設工事完了
この日は外周部の水切り材の板金工事でした。
折板屋根はあまりに普及していて、一見すると何でもない当たり前の光景ですが、
図面を描いてみるとその凄さが良く分かります。

雨漏りする建物は倉庫にもならない

と言われるほど、日本における建築物の雨漏り対策は重要です。
そのため、日本に限らず殆どの建築物の屋根は大きな勾配を持っていますが
こうした大きな建物では工事費が高くなってしまい大変ですから、できるだけ
勾配を緩くしたいところです。

折板屋根は、大きな谷樋(たにどい)を連続させた構造になっています。
この折板屋根は深さが155㎜×幅500㎜の樋構造をなしていて、奥に向かって
3%の片流れ勾配で、降った雨を即座に排水していきます。
屋根材と屋根材はトップのハゼで重ね合わせてカシメられて水密性が確保
されます。


いやー、良く考えられた仕組みだと甚だ感心してしまいます。

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【初公開】ビオトープ完成から来月で来月で2年 [ ・ビオトープのある研究所]

「ビオトープのある研究所」も来月末で完成から丸2年を迎え、この一年間で
緑の量は4倍くらいに増えた印象です。
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■2021年6月の様子
水源は屋根に降った雨のため、晴れ間が続くと水の減少が想像以上に
早い印象です。
特にガマやアシの繁茂した今年は池の水消費がかなり多くなってきました。
完成から2年でようやく、意図した景観になってきたこともあり、
今回はビオトープ池を俯瞰した様子を公開したいと思います。

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■2019年4月の工事中の様子
要求された大きな水面と水面近くを歩くための木道をどう設置するか大いに
悩みました。


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■2021年6月の様子
隣接して工事している2期工事中の足場から撮影したものです。
三方原大地と言う丘陵地の上ですから、水が集まる地形ではありません。
水道以外の水源は、折板屋根に降った雨を雨樋で受けてコンクリート
水盤から湧出させることにし、足りない場合は上水によるものと
しました。


もっとお金を掛けて良いなら、盛り込みたいアイディアがありましたが
予算にも制限がありますから、水辺景観と雑木林を造成することを優先
することにしました。

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自転車用シューズの買い替え [■自転車のこと]

長年使っていた自転車用シューズが、GWのサイクリング中にソールが剥がれて
しまったため、遂に買い換えることにしました。
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■左がソールが剥がれた古いシューズ
ブランドは米国のスポーツ自転車メーカー、スペシャライズドです。
初めて購入したのはイタリアのブランドでしたが、甲高の日本人には足型が
合わない様で、3足目でスペシャライズを試したところこれまで快適に
使えたため、今回も同じブランドを選びました。

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■今回は2ワイヤータイプを選択
僕は壊れるまで使い込みますし、自転車というスポーツはシンプルな分、
肌に密着するアイテムはその効果が敵面に洗われるため、悩んだ結果、
今回は2グレード上のタイプを選びました。

ワイヤータイプは履いた時の調節も脱ぐ時も素早く行える上、2ヶ所で調整
できるため、痛みがなく足にピッタリとフィットさせることが可能です。


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■ビンディングペダル専用
自転車と言うと「ペダルを踏む」と言うイメージを持たれている方が多いと
思いますが、ビンディングペダルに交換するとペダルと靴が固定されるため
ペダルを引き上げることができるため、坂道が登りやすくなります。

また、クランクを同じトルクで回転させることもできる様になり、長距離を
走る際の負担が減るため、慣れてしまうとビンディングペダルは手放せなく
なります。
それと、走る前にシューズのワイヤーを締め、走り出すとぺダルに「カチッ」
と足入れをすることで気持ちにもスイッチが入るメンタル面での効果が
あることもかなり大きいですね。

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【鉄骨建方】無事、上棟しました [ ・ビオトープのある研究所]

構造計算を行なって描かれた建築構造図を元に、ゼネコンの指示で鉄骨工場が
鉄骨の製作図を作成します。

設計者は発注者の代理人として監理業務を請負い、製作図や施工図のチェックを
行って、鉄骨工場は鉄骨の加工作業を行ない、設計者は監理業務で鉄骨工場に
出向いて出荷前の製品検査を行ったところまでが前々回ご紹介しました。

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■鉄骨の現場搬入
大型クレーンで鉄骨をトラックから降ろしています。
右手前の紺の作業着がゼネコンの現場監督で、その左の青い作業着は鉄骨工場の
製作図を描く技術営業担当者。中央の紺色の作業着を着ているのがゼネコンスタッフで
品質管理用の施工写真を撮影しています。

その他の白い作業着の職人さんは、通称「とび(鳶)」さん。
運び込まれた鉄骨を現場で組み立てる鉄骨工事の職人さんです。


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■圧巻の作業
全ての職人さんが自分の仕事を分かっていて、指示を受けることなく黙々と先々の
流れを読み取って作業を進めています。


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■ザ、男の仕事!
クレーンで吊っているとは言え、数トンに及ぶ重量鉄骨を仕事しやすい様に身体
全体を使って移動させていきます。


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■鉄骨柱の建て込み
通り芯に合わせてアンカーボルトを設置したコンクリート基礎に、鉄骨柱を建て
込んでいきます。
鉄骨柱の下端にはアンカーボルトと同じ位置に穴が空いたベースプレートが溶接されて
いて、アンカーボルトに差し込み専用の金具を落とし入れると柱が所定の位置に
セットされるようになっています。


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第1工区の柱3本が建ちました!
僕はここで現場を離れましたが、監督によるとこの後、4本目の柱が建ったところで
柱の上部に梁が架け渡され、立体の建築物としての姿になったそうです。


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仮ボルトを使って仮組みと柱梁の垂直補正中
鉄骨建て方工事は延べ5日間掛かりました。
鉄骨が正しく組み上がったところで、垂直が正しく出ているか確認させてもらいます。


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■ボルトの本締め確認
構造躯体に使用するボルトは高力ボルトと言う特殊なボルトを使います。
普通ボルトはボルトシャフトのせん断力で力を伝えていきますが、高力ボルトは
鉄骨部材同士をプレートで挟み摩擦力で応力を伝えていく考え方です。

そのため、ボルトに正しく引っ張り力が発生していなければ設計通りの構造耐力が
期待できなくなるため、その作業と品質管理状況の確認をさせてもらいます。


今回は、建築物の構造耐力という非常に重要な性能を確認するために、ゼネコンや
職人さんがどのように仕事をしているか紹介させてもらいました。
また、設計者は第三者視点でゼネコンさんの品質をチェックする役割を担っている
ことも知っていただこうと思い、ちょっとコアな記事になりました。

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