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大規模修繕工事の設計業務 [ ・浜名湖ガーデンパーク]

昨年2021年9月から県営施設の大規模修繕工事設計業務を担当していましたが、
設計業務が完了する前に建築確認も下り、設計業務の完了検査を受け、
無事パスしました。

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■(仮称)屋外ステージ 外観
僕が設計を担当したのは、屋外観覧席上部の屋根改修でした。
その他にも幾つかの改修箇所がありますが、メインは経年劣化で破損した膜屋根の
全面張り替えです。


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■観覧席 内観
写真上部の明るくなっている部分が破損している箇所です。
完成から17年を経過し、膜の溶着部が紫外線等で劣化して剥離したようです。

幸い屋根膜の下に天井膜が残っているため、日射遮蔽はできていますが降雨から
守ることは出来ません。


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■(仮称)屋外ステージ 遠景
ご覧の様にとても開放的な環境にある上、利用料が安く人気が高い施設で
年間の稼働率も高いとのこと。特にコロナ禍になって三密を避けることが求め
られるようになり、ますます稼働率が向上したそうです。

そのため、急遽、改修工事の設計業務が発注となり、僕が所属する建築設計
事務所が入札で落札し、僕が担当させていただくことになった次第です。


「膜屋根構造なんてわからんぞ?」と言うのが偽らざる感想でしたが、竣工図を
トレースして現場に何度も足を運んでいるうちに、納まりや構造が理解できて
きました。
それは県の担当者もそれは同じだったそうですが、打合せで僕が理解したことを
説明する過程で理解を共有してくれました。


僕達の仕事はあくまで設計までです。正式に予算がつき、工事発注の段階を
経て施工者が決まり、工事契約を締結してようやく現場が動き出しますから
完成を見るのはどんなに早くても来年ですが、週末の天気が良い時に散歩がてら
進捗を確認しにいきたいと思います。

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地殻変動に由来しない津波 [ ・耐震強度、地震対策]

昨夜の津波警報後、すぐにテレビで情報を確認すると日本から8,000kmも
離れた海底火山の爆発によるものとの報道に、まず思ったことは、

「なぜ今頃になって警報が出るの?」
「海底プレートで発生した地震では無いのか?」
「火山の爆発で地殻や海水がそれほど大きく揺れるのか?」

と言うものでした。

NERV防災画像1.jpgNERV防災画像2.jpg
■「NERV防災アプリ」からのキャプチャー画像
想定される波高と火山と言う点波源による津波と言うことから、避難の必要
なし
と判断し就寝しました。

明けて朝のニュース番組で、気象庁が午前2時に行った記者発表の様子が放映
され「事実」が分かっていない中で「津波を観測したことにより警報を出した」
と説明していて、とても納得したと同時に「確定していない情報」を良くぞ
出してくれたと感心しました。
中でも興味深かったのが、個人的な見解と前置きした上で
「稀に見る大きな火山爆発による大気の気圧変化によって海水面が揺らされて
波が発生したものと考えられる」
と述べた点。

多少なりとも物理で「波動」や「振動」を学んだことがある者であれば、
十分にピンとくる情報でした。
さらに、夜の番組で火山学の先生による追加の仮説を加えると、最初に感じた
謎が理解できてきた。


要は、非常に大きな爆発による急激な大気圧の変動が、振動エネルギーとして
海水に伝播し、津波と同じメカニズムで超波長・長周期の波を作ったのだと言う
こと。
さらに、火山周辺海底の振動、火口部分の振動、マグマが噴出したことで海水
が熱膨張したしたり沸騰したことで発生した振動が同時多発的に発生し、
それら多数の振動(波)が日本の沿岸に近づいて水深が浅くなることで、
波高が高くなるのと波の伝播速度が遅くなったことで波が重なって増幅された
のではないだろうかと考えた。(あくまで僕個人の理解です)

プレート型の地震の場合は、波源が直線状に連なっているため、波が減衰し
難いわけですが、今回は点波源でありながらこれほどの波を発生させたわけで
今回の火山の噴火によって放出されたエネルギー量は想像を絶するもの
だった。

見方を変えると、隕石の落下や大きな核爆発でも同じ理由で津波が発生する
ことが裏付けられたと思う。


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元日は浜名湖へ願掛けサイクリング [ ・浜名湖周辺]

2022年、あけましておめでとうございます。

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毎年のルーティーンになっている浜名湖サイクリングも20回を迎えました。
今年は終日強い西風の向かい風で行きはとっても大変でした(@_@)

特に今年は自分の人生にとって節目となる年になるわけで、まるでそれを
予兆しているかのような幕開けとなりましたが、海釣り公園で折り返すと
追い風で楽々の帰路となりました。


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この1年間で体重を6kg落として20歳代前半の体重になり、維持することに
成功したお陰でいつもより楽に走れるようになりました。
自転車の師匠から「自転車を軽くするより体重を軽くする方が安く済むよ」
と言われた通りで、減量と言っても特別なことはせずに寝る前に15分間だけ
腕立て伏せで筋肉を付けて、基礎代謝を増やしただけです。


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1月3日も浜名湖サイクリングでスタート
昨年9月から、浜名湖ガーデンパーク内にある施設の大規模修繕工事設計を
担当していて、調査のため何度も通った際に普段は通らない道を走ってみた
ところ「自転車で走ったら気持ち良さそうだなぁ♪」と言う景色を発見した
ため、Googleマップで下調べをした上で走ってみました。


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浜名湖を構成する庄内湖の先端付近
家から近いのに普段はまず通ることが無かったため知りませんでしたが、
車通りが少なく平坦でとても走りやすかったです。


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ちょっと引いて雰囲気が分かる様に自転車を入れて撮影してみました。
仲間と喋りながらのんびり走るのに最適なコースでした。


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有料のはまゆう大橋からの庄内湖
自動車は有料ですが、徒歩と自転車は無料です。
少し高い位置から浜名湖を見下ろせるため、お勧めスポットです。
歩道は広めに作られているため、撮影していても邪魔になりません。


一年中風が強い場所で冬は寒くて辛いのですが、空気が澄んで遠くまで
見通せるのに、気温高めで暖かくとても気持ち良かったです。

とまぁ、こんな感じの新年の様子です。
昨年末は仕事納めの日まで、発注者との打合せやらで追いまくられていて、
ブログの更新が出来なかったため、ちょっと文章多めの記事となりました。

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