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【初夏の青森旅(その2)】ねぶたミュージアム「ワ・ラッセ」 [ ・東北エリア]

5月末に実行した青森一人旅初日に訪れた、青森ねぶたの展示交流施設「ワ・ラッセ」
のご紹介です。

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■女性ねぶた師 北村麻子さんのねぶた
前回放送のTBS「情熱大陸」で取り上げられたのが、唯一の女性ねぶた師である
北村麻子さんですが、情熱大陸を観て第6代名人の北村隆さんの実の娘さんだと
知りました。
二人の子供を身籠もった年も大変なねぶた製作をしていたと知り、とても驚きました。


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■コロナを退治する雷神
女性の神様電母が災いの元凶を鏡で見つけて、この雷神が成敗する様子を表現
しているそうです。
2020年からのコロナ禍で、ねぶた祭りが開催されないことでねぶたが作れないだけ
ではなく、文化が途絶えるかもしれないと言う危機感に迫られていたわけです。


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■北村 蓮明作
針金と和紙で作って明かりを灯したもので、いわば古来からある「提灯」なわけですが、
どれも圧倒的な造形美と彩色に息を飲みました。


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イメージ図を元に木材で基本の骨格を作った後は、針金と糸で立体を構成して
いくわけですが、一般の建築設計とはまるで思考方法が異なる気がしました。
(少なくとも自分にはできる気がしなかったですね…。)


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■内部の構造
木造の躯体部分は見せる必要が無いとは言え、針金の線で三次元の面を構成する
感覚がすごいです。


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■現役ねぶた師による一連のねぶた作品
旅行計画を立てながらの旅でしたから、当初は立ち寄る予定が無かった「ワ・ラッセ」
でしたが、思いきって来て良かったです。

見学時間は1〜2時間程度、見込んでおけば大丈夫だと思いますから、青森駅エリアに
お越しになった際は、立ち寄られることをお勧めします。


次回は、2日目の午前中に訪れた「青森県立美術館」をご紹介する予定です。


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