Ｏさんの家 ガルバの外壁完成

サーファーズ・ニアビーチ・ハウス工事のその後。
ガルバリウム鋼板による外壁工事が完了しました。
（曇り空だったため、正確な色表現が出来ていませんが･･･）

外壁材は浜自カフェと同じ、ガルバリウム鋼板の竪はぜ葺き。

ご覧のように、とても綺麗に仕上がっていました。

 

計画通りコンパクトながら、とてもインパクトのある外観になっています。

外観はちょっとだけよ～♪

玄関ポーチの仕上げが施されれば、さらに締まったお洒落なファサード（正面）になるでしょう。

 

今後の進捗がますます楽しみになってきました。

 

目標に向かって着々と＆ひなたＣＡＦＥからのお知らせ

Ｏさんの家、上棟後の進捗状況です。
お施主さんの目標に向かって、現場は着々と進んでいきます。

２階ホールからの階段吹き抜け部分

全体的に明るく開放感のある空間ですが、この吹抜けがそれをさらに助長しています。
とても気持ち良い空間で、現場に来る度に見上げてはしばし留まってしまいます。

 

南側から見た全景（完成のお楽しみのため、敢えてわかり難くしています）

延べ床30坪と決して大きな住宅ではありませんが、この小さな画像からでも、
とても主張を感じると思いませんか？

この家を見た通りすがりの人から、

 

「あの建物は住宅？それとも美容院？」

 

などと言われるかもしれませんね。

それぞれの場所に立ち、使用シーンを想像したり、リビングから庭を眺めながらランドスケープ
デザインのスタディ（習作）と照らし合わせ、イメージを膨らませていきます。

 

今後はガルバリウム鋼板の外装工事に入りますから、ますます家らしくなっていくでしょう。
長年お施主さんが夢見ていた目標に向かって、曲線が一気に上向きになることを実感できる筈。
　　　　　　　　　　　※勉強会に参加された方へ　↑このイメージを共有して下さいね！

 

さてここからは、ひなたカフェからのお知らせです。

ひなたCAFEのランチプレートに今週から（仮称）タイ風グリーンカレーが登場します。

バジルとアンチョビ（鰯）ソースにココナツミルクをたっぷり使ったちょっと癖になる味です。
人気のパン・ド・カンパーニュとグリーンサラダ、ドリンク付きで900円。

ところで、これに伴いメニューから消えるものがあります。

ランチプレートのとろとろチーズを一旦休止とさせていただきます。
理由は、ランチが混み合うと調理手順から、美味しくお出しすることが困難になってきたため。
チーズがあればお出しすることも可能ですから、ご希望の方はスタッフにお尋ね下さい。

 

Ｏさんの家、無事上棟＆大興奮の餅投げ

Ｏさんの家（通称、"Sarfer's near beach house"）が本日、無事上棟しました！
お神酒を注ぎ、お施主さん、棟梁、設計者と一緒に神様に工事の無事を祈念します。
建築工事を担当されるのは、㈱マルヨシ平口木材さん。

 

今回のお施主さんＯさんも、上棟を祝ってお餅を撒いてくれました。

しかも、お餅を撒くにあたり、お客さんに対しそれはそれはご丁寧なご挨拶をされ、
ギャラリーから割れんばかりの拍手が巻き起こりました。

撒く前のご挨拶なんて僕はやらなかったですが、とてもご立派でしたよ、うん。

 

下ではこんなにたくさんの方が、今か今かと待っています・・・。

 

16時半きっかりに、隅餅（すみもち）を家の四方に投げるといよいよスタート。
お施主さんだけでなく、Ｏさんのご兄弟、親戚も一緒に貴重な体験が出来たようです。

動画も撮ったのですが、編集が間に合わず今回は見送りとさせていただきます<(_ _)>
（Ｏさんの分は編集済みですからね、ご心配なく♪）

 

さて、、、肝心の家ですが、今回は１カットだけ。

■２階ホールからの眺め
南側の視界を遮るものは何もありません。
冬でも日当たり良好ですから、ひなたCAFE同様、日中は暖房要らずでしょうね。

 

Ｏさんの家作りもひとまず一段落ですね。
関係者の皆さん、上棟準備本当にお疲れ様でした。

工事はまさにこれからですから、今後も楽しんで参りましょ～！ 

 

ピッカピカの基礎コンクリート

昨年の６月に設計がスタートしたＯさんの家は、コンクリート基礎が完成しました。

仕上りの状態が伝わるよう、モノクロで撮影してみました。

エクセレントなコンクリートワークによって、同じ材料（コンクリート）でもこれだけ違うと言う
ことがお判りいただけるでしょうか？
どんなことでも、卓越した仕事というのは感動を与えることができますね。

 

本当、ベースワイのＫ君チームはいつもいい仕事をしてくれます。

布基礎（土間コンから立ち上がっている部分のこと）は、お得意の一体打ち。
スラブ（床の部分のこと）と布基礎は、１回のコンクリート打ちで造ってしまうため、完全に一体化
されており、雨水はおろかシロアリの侵入も許しません。

【参考】超絶！スラブと立上りのコンクリート一体打ち
 http://todays-cafe-pre.blog.so-net.ne.jp/2006-04-26

 

 

では、全景を見てみましょうか。

なんと言うかこう、ピシッとした感じがしますよね？
垂直は垂直！水平は水平！って感じで。

 

基礎は建物の要（かねめ）ですから、とても重要ですよ。
余分な水を追い出し、密実に仕上げることで硬い石のようになります。

 

「コンクリートは白いんじゃないの？」　と思っていませんか？

 

コンクリート中のセメント分が水と水和反応をし、ガラス質の結晶を構築していくため、
十分な水を与えられたコンクリートはこのようなグレーになります。

一方、水が蒸発してしまいセメントが十分に水和反応ができないと、結晶化できなかった
セメントにより表面が粉っぽくなってしまいます。
表面に未反応のセメントが残るのは、外気に触れているため乾燥しやすいから。
今回はコンクリート打設のあと、丁度良い感じにまとまった降雨があり、気温も下がり過ぎなかった
ため、とてもいい感じに仕上がっていますね。
（ひなたカフェの時は、真夏のコンクリート打設だっため養生が大変でした）

 

ちなみに、コンクリート基礎で重要なのは、硬さ（強度）だけじゃないですよ。
基礎天端（てんば）の水平度も、強度と同じくらい重要です。

布基礎の天端には、土台という木材が置かれ、アンカーボルトで固定されます。
土台にはホゾ穴が開けられており、そのホゾ穴にホゾ加工された柱の末端が差し込まれるわけ
ですから、基礎の天端は建物の形状を作るためのまさに基礎になるのです。

 

施主のＯさんと最初に打合せをした際、ひなたカフェの基礎屋さんの仕事について説明させて
いただきましたが、その価値をすぐに理解されご指名になったほど。
ちなみに、奥様の携帯の待受け画面はこの基礎なのだそうです・・・（笑）

 

南面を望む。

（あれ？どこの子だ？）
南側は間口３間分の大開口ですから、明るいこと間違いないでしょうね。
しかも、スコーンと何も遮るものがないですから、とっても気持ち良い空間になりそうです。

 

さて、いよいよ上棟式が迫ってきました。
お餅投げもされるとのことで、精一杯お手伝いしてこようと思います。

 

設計図面の説明。建築確認後いよいよ着工！

昨年６月から始まった、Ｏさんのサーファーズ・ニアビーチ・ハウス（通称、砂丘の家）も
設計図書がほぼ揃ったため内容の説明を致しました。

 ・設計者側が勘違いで進めていないか？

 ・施主側のイメージが具現化されているか？

これまで長～～～～～～い時間、話し合って決めたことが図面に表現されているか確認し、
法的なこと、技術的なことの説明も。
建物の配置もあらためてチェックしてもらい、外構計画の要望についても最後にヒアリングさせて
もらいました。

今回の打合せも、すべて終了したのは午前０時半！
２～３時間で終わる筈だったのに・・・（笑）
だけど、楽しいから苦痛ではないんですけどね～♪

 

写真は、お施主さんとの打合せ前（昨年暮れ）に、Ｙ君と打合せし、検図した時のもの。

 

今回は、プランが決まったこともあるし、着工前なので模型も贈呈。

左が最終案で右が最初に提示したスタディ模型。
ご両親や友人に是非、見せびらかせて下さい（笑）

 

２階部分を外したところ。

　　
正面は大開口が！気持ち良さそ～♪
1/100スケールですが、階段もちゃんと作りました！

完成するのがとても楽しみです！
上棟式で行なう、お餅投げ（撒き）も今から楽しみにしています。

 

大安の今日、地鎮祭でした

Ｏさんご夫妻のサーファーズ・ニアビーチ・ハウス（通称、砂丘の家）のその後です。
当初は年内入居を希望されていましたが、納得いく設計となるよう議論に議論を重ね、
今日に至りました。

僕は諸用で参列できなかったのですが、大安の今日、相方のＹ岡君、工務店さん立会いのもと
地鎮祭が執り行われました（Ｙ君写真サンキュー！）

施主のＯさんご夫妻の他、ご両親も一緒に工事の無事を祈ります。

 

 

ご存知ない方のために、これまでの経緯を簡単にご説明しますね。

ひなたカフェをご覧になったご主人が、奥さんを連れて突然いらっしゃったのが６／８（日）のこと。
内部を一部お見せした後、一通り説明をし、帰宅後に浜自カフェブログをご覧いただいた後、
翌週６／１５（日）に再度お越しになり、正式に設計依頼をされたの今に至った経緯です。
（＞Ｏさん、覚えていますよねー？）

この時、正式に設計を依頼されたため一般的な助言ではなく、Ｏさんご夫妻の意図を読み解き、
最適解を導くためのコンサルティングに頭を切り替えました。
今始めて明かしますけど、コレ本当ですよ！
そうでなければエスキースとは言え、１週間で10案の提示はできませんから。

 

人と人との出会いって本当にちょっとしたことなんですよね！
そのちょっとしたことが切っ掛けとなり、その方の人生を左右するような出来事に関わらせて
いただくことに、いつも不思議な気持ちになります。

地鎮祭を終えた後の笑顔のＯさんご夫妻。
建築の引渡し時には、もっと大きな笑顔になってもらいたいと思っております。

その際には、１階のデッキで焼肉パーティーですね♪

建築と医療は似ています

Ｏさん夫妻のサーファーズ・ニアビーチ・ハウス（通称、砂丘の家）のその後。

基本設計を終え、工務店さんに概算工事費の見積り依頼をし、概算工事費が出たため、
内容の精査と今後の方針を決める打合せを行いました。

打合せはＹ君の設計事務所にて、前回同様、仕事を終えた夜８時からのスタート。
（上の画像は、浜自カフェでスタディ模型を作り終えた時のものです）

 

途中休憩をはさみ、多少の脱線（？）がありつつも、打合せが終了したのは午前３時４５分。
確か、前回（８／１６）は午前３時３０分終了でしたから記録更新ですね～（笑）

このような長時間の打合せについては賛否両論あるかもしれません。

 

しかし、議論自体が建設的で前向きであれば時間で区切る必要はないと思っています。
なぜなら、設計と言うのは解決策を導くと言う創造的な行為であるからで、
お互いのモチベーションが下がらず、議論が進展しているならむしろ続けるべきだと思っています。

現場が動き出してからでは遅いわけで、現場が始まったらスムーズに事が進むようにすることが
建物の品質を保ち、結果ローコストになるからです。

 

問題解決する手段への解答はお施主さんの中にしかありません。
そのため、お施主さんの判断に必要な情報を提供し、最適（だと思われる）方向へ導くことが
設計者に求められていることだと思っています。

 

 

設計者の役割は、医療行為に例えると判りやすいかもしれません。

 

患者（お施主さん）の症状（問題）を診断（見出）し、健康になる（目的となる家を建てる）よう
治療方法（施工、デザイン、構造、資金計画）の助言をし、治療行為（設計図の作成や施工）
をすること。

そのためには十分なインフォームドコンセント（情報提供による同意）が必要なんです。

 

僕たちの設計業務報酬には、図面作成作業やデザイン作業の他、実はこのような業務が
大きなウェイトを占めています。
もっとも、そういうサービスは不要と言うことであれば、削除することは可能ですが、
僕たちに依頼されるお施主さんの殆どはそれを求めてこられます。

だからと言って法外な報酬を請求するかと言うとそういう訳ではなく、住宅建築においては
極めて常識的な範囲ですからご心配なく。

 

基本設計のための１５時間耐久打合せ

プランの方向性がほぼ定まったため、基本設計に入ることになったＯさんの家。
サーファーズ・ニアビーチ・ハウス（通称、砂丘の家）

計画内容をより具体的に詰めていくために、小規模住宅のスケール感、
実際の生活感を見ておいてもらおうと思い、Ｏ川さんの家を見学させてもらうことに。

来月で入居から丸３年のＯ川さん邸。

 

内部を一通り見せていただいた後、恒例のティータイム。

家主のＯ川さんご夫妻とお施主さんのＯさんご夫妻。
相方のＹ君で丸テーブルを囲んで談笑中。
お茶菓子は、見学者であるＯさんの担当。
いつもの美味しいコーヒーは 家主のＯ川さんが出してくれました♪
（あ”っ、写真撮り忘れた・・・。）

 

美味しいフルーツロールケーキをいただきながら、僕らとの出会いから家作りの苦労、楽しさ、
思い出話などを語ってくれました。
この後、家の外観や外構も見学させていただき、２時間の予定が大幅に遅れて３時間。
長時間に渡り、本当にありがとうございました。

 

 

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Ｏ川さんの家を出たのが午後２時過ぎだったため、途中で昼食を食べようということで、
Ｏさんお奨めの花咲乃庄（はなさかのしょう）へ。

花咲乃庄は、江戸時代後期の造り酒屋を営んでいた大箸（おおはし）邸を３代目当主が、
江戸屋敷博物館として整備し、お食事処を併設したものなのだそうです。
その３代目当主はホンダで長年、開発の総責任者を努めた方で、その企画力と経験が
花咲乃庄として一般公開できるものにしたようです。

とても立派な母屋や蔵があるのですが、当時貴重であった檜を使わず、杉（恐らく天竜杉）で
作ったようで驚くとともに嬉しかったですね。

 

お蕎麦の定食をご馳走になってしまった訳ですが、美味しいお蕎麦に家族や友人を
連れて来たいと本気で思いました。

 

 

さて、、、

 

 

この後、事務所で基本設計の打合せに入りました。
仕様などを具体的に詰めていくため、今後の進め方を説明し、予算計画のチェック、土地購入の
進め方を決め、デザインやイメージの共有を図っていきます。

 

２０時頃、お腹が空いたため、宅配ピザを取り寄せ、ピザを食べながらデザインの方向性を
詰めていきました。

 

 

結局、すべての議論が終わったのが深夜０時半。
午前のＯ川さん邸見学の時間を加えると、ナント１５時間に及ぶ打合せとなりました。

Ｏさんご夫妻のタフさにはいつも驚きますが、実現すればかなり面白い家になりそう。
長時間、本当にお疲れ様でした～♪

 

エスキース進行中

浜自カフェをご覧になったご夫婦の依頼によるエスキースが進行中です。
来週末には、もう一件も着手します。

エスキースと言うのはプランの下書きのようなもの。
初回の打合せで要望を伺ったあと、初回の打合せでエスキースを１０案提示しました。
この方法は、僕が尊敬する建築家、吉村順三さんの個展からヒントを得たものです。
ＲＣ造平屋の小さな住宅の計画でしたが、思考のプロセスがものの見事に
整理されていたのです。

 

 

今回、そのエスキース案を元に議論を行ない、目指す方向性を明らかになりました。

 

要望により、さらに４案を作成し３回目の打合せ。
かなり方向性が絞り込まれてきます。

 

こうすることで施主のイメージを可視化していき、また設計者の思考がたどれるため、
プランが堂々巡りすることがありません。

 

建築の設計とは、建築に施主と設計者の意志を込めること。

 

と過去記事で書きましたが、様々な与条件（敷地や資金、家族関係など）を元に、
施主の価値観やライフスタイルから機能を形態にしていくわけです。

そのために、設計図や模型、パースというツールを使用し、情報の共有をはかり、
図面では伝えきれない情報を設計監理と言う手段によって、現場に反映させて
いく行為が設計者の仕事です。

 

設計者には極めて論理的な思考と、感性と言う曖昧さの両方が必要なのですね。
論理思考だけだと合理的だけど詰まらない建物になるため、
感性が近い施主と設計者のマッチングがとても重要になります。

さてさて、この家はどういう建物になるでしょうか。
今からとても楽しみです♪

 

新たなオファー

浜自カフェをご覧になった方から、新たに住宅設計のオファーをいただきました。
仲が良くて雰囲気のある、良い感じのカップル。

早速ヒアリングをさせていただき、色々と要望をお伺いしました。
打合せも楽しく進んで、気がついたら５時間もお話していました。

 

まずは、来週日曜日までにファーストプランを提示することをお約束。
気に入っていただける案が出来ると良いんだけどなぁ。。。

 

うん、楽しみながら頑張ります！