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「用宗漁港」エリアの観光開発 [ ・静岡県中部]

2010年4月に静岡市で起業した「CSA不動産」が2016年にCSAtravelを設立すると、
翌2017年に一棟貸しの宿「日本色」3棟を用宗(もちむね)にオープン。
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その後、マグロ漁で賑わった「用宗漁港」をリノベーションした「用宗みなと温泉」
2018年12月にオープンさせるなど、じっくりと着実に歩みを進めています。
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■用宗みなと温泉
静岡県西部エリアに住んでいる者にとって、用宗エリアは正直言って、
まったくノーマークでした。

それだけに、一棟貸しの宿「日本色」がオープンした時には「なぜ?」と
思っていました。


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用宗みなと温泉全景
漁港建屋の一部をリノベーションした温泉施設には、クラフトビールを
提供するお店を併設しています。
今回は妻と母親を連れて訪れたわけですが、妻に「用宗にクラフトビールの
店が出来たよ!」と言って誘い出しました(笑)


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■用宗みなと温泉の漁港側
こちらから見ると漁港だと言う事が分かりますね。


今年はその他にも商業施設が完成し、GW頃からテナントが稼働し始めて
いました。
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■2018年に増棟した「日本色」
あくまでWEBサイトの情報を読み込んだだけですが、スタッフの採用基準は
「静岡を愛する人」「静岡の魅力を世界に伝えたい人」と言う感じで、
世界中からお客様を呼び込もうと言う本気度がビシバシと伝わってきます。


こう言うプロジェクトは「想いのある人」で無ければ一貫した行動を続けられ
ないもの。

では「なぜ、用宗なのか?」と思っていたため、2度訪れてあたりを散策して
みました。


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■山が迫る用宗海岸


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■青い空と青い海の用宗海岸
この場所に立った時に「なるほど~!」と思いました。
太平洋に面した駿河湾内ですから、水は綺麗なのに波は穏やか。
砂浜ではなく、玉砂利の海岸。

この景観は静岡県西部エリアには無く、とても新鮮な体験でした。


周囲には、古い低層の住宅街が広がっていますから、空き家を改装して
一棟貸しの宿を作り、古い日本の漁村をグローバルな観光地に育てようと
考えたのだと思いました。

今はコロナで大変な時期ですが、地方都市の活性策として頑張って
欲しいと思います。


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日本平夢テラス [ ・静岡県中部]

年末の静岡旅行では久能山東照宮の他、隈研吾建築設計事務所による
「日本平夢テラス」を見学しました。
https://nihondaira-yume-terrace.jp/

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■日本平夢テラス全景

日本平は標高300mの丘陵地で、駿河湾越しに仰ぎ見る富士山、眼下の清水港、
伊豆半島、南アルプスのパノラマビューが広がります。
1年間を通し様々な富士山に代表される四周の眺望を楽しめます。


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■施設概要
1階に日本平の歴史や文化を展示した「展示エリア」、2階には雄大な景色を
楽しみながらくつろげる「ラウンジスペース」、3階には「展望フロア」があり、
屋外の展望回廊は、1周約200m、富士山や駿河湾、三保松原など、360度の
「パノラマ展望」と夜景が楽しめます。


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娘達は同じ静岡県内でも遠州地域とは違う景色を楽しんでいるようでした。


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こちらは遠州灘方向(南側)の眺め


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反対の北側には南アルプス山脈の景色が広がります。
きっと、徳川家康公も同じ景色を眺めていたことでしょう。

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おまけ
娘達もスマホを持つようになり、いつの間にか撮る側から撮られる側になって
いたようです。娘達が見ているものが知れて面白いですね。


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国宝 久能山東照宮/静岡市駿河区 [ ・静岡県中部]

年末の家族旅行はマイクロツーリズム企画に則って、静岡県内のまだ知らない
土地や観光地を訪れることにし、国宝「久能山東照宮」を見学しました。

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■透塀(すかしべい)越しに見る「御社殿」
久能山東照宮は平成13年から21年にかけて平成の大改修により、往時の絢爛豪華な
姿を見ることができるようになりました。

久能山東照宮の建築は、晩年を駿府城で暮らした徳川家康公が1616年4月17日に
75歳で薨去(こうきょ)され、御遺命によりその夜には久能山に葬られたとのこと。
そして、薨去した翌5月に着工し、わずか1年7ヶ月間という単期間で造営された
そうです。


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■漆塗りと金箔による装飾
正直に申し上げますが、子供の頃は特に「歴史」がとても苦手で、面白いと
思ったことがなく、義務教育と単に受験勉強に必要な知識という認識だったため
全く興味が湧きませんでした。

日本史では小さな国の諍いが中心で、朝廷とか公家など理解出来ない単語が多く、
中でも戦国時代の兄弟同士での殺し合いなどは全く理解不能でした。

そんな、超理科系人間の自分でしたが、社会人となり自己資金で自宅カフェを
開こうと思って、経営の勉強を始めると現代における「ビジネス」とは歴史における
「戦争」と同じ体系だと言うことが理解できると、日本史も世界史も地理も
繋げて理解を深めるに従いとても面白く感じました。

そうなると、NHKの大河ドラマや戦争映画はたった2時間で歴史とビジネスが
楽しく学べる手段だと気づきました。


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とは言っても、建築史はそれほど強くなく、と言うよりも語るも恥ずかしい
レベルです(笑)


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これは楼門(ろうもん)だったと思いますが、鮮やかな色彩に驚きますね。


この日ボランティアガイドの方から説明を聞くまでは知らなかったのですが、
徳川家康公の亡骸は、この後19年後に造営された日光東照宮に移されたものと
思っていましたが、日光に祀られているのは「魂のみ」と言うのが有力説に
なっているようです。或いは、亡骸そのものよりも魂の方が大切だったのかも
しれません。
勿論、私たちにはその真偽は分かりませんが、小さいとは言え徒歩と馬しか
移動手段が無い時代に平和な世の中を維持しようと思えば、東海道だけでなく
「東北方面も平和の神となって日光からちゃんと見守っているぞ!」
と言うメッセージを広く伝えるには、日光と久能山に祀られているとさせた
のは、何となく分からないでもないですよね。

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【お薦めホテル】日本平ホテル(後編) [ ・静岡県中部]

昨年末、家族4人で静岡県内の美味しいものを食べ、景色の良い場所で一年の労を
労ってのんびり過ごそうと妻が企画してくれた県内旅行の後編です。

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■客室で夜景を眺めながら談笑する次女と妻
温かな雰囲気になるよう、カメラの色設定を「セピア」にしてみました。
次女の楽しげな様子が印象的でした。

宿泊は娘姉妹で1部屋、僕達夫婦で1部屋の2部屋に分かれ、この時、長女は
自分の部屋で独りで籠っていましたが、次女は景色の良い僕達の部屋に来て
談笑したり、スマホを眺めて思い思いに時間を過ごしていました。


妻によると予約した時は、ちょうど2部屋が空いていたそうで気になっていた
ホテルだったこともあり、取り敢えず残った2部屋を押さえてくれたそうです。
2部屋と言っても景色が良い富士山側のツインベッドルームと日本平側の
ダブルベッドルームでは部屋からのビューが全く異なりました。



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■ツインルームのバスルーム
面白いのは左側の壁面で、ライトウェル(光井戸)からの採光かと思いきや、
どうも外の明るさに同調させて調光しているようでした。
脱衣室だけでなく、浴室側も床から天井まで全面ガラスですから漏水対策が
大変だっただろうと思いました。



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■エレベーターホール
全体的にクラシカルで豪華と言うよりも、モダンで洗練されたインテリアでまとめられて
いて、肩肘張らずに過ごせて好みの空間でした。
丁度、JRの駅前にビジネスホテルの企画に取り掛かったばかりでしたから、動線やリネン室
などに目が行きました。



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■日の出の様子
生憎2日目は初日とは打って変わって雨の朝となりましたが、景色は天気によって
見え方が変わって楽しめますから「また来てね♪」と挑戦状を突きつけられた様に
感じました(笑)



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次女が入浴した頃、部屋にこもっていた長女も参加して年末の幸せな一日が
過ぎて行きました♪

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【お薦めホテル】日本平ホテル(前編) [ ・静岡県中部]

昨年末、静岡県内に限定した旅先として妻が選んだのが日本平、久能山東照宮

そこで前々から気になっていた宿として「日本平ホテル」に家族4人で1泊したわけですが
客室からのビュー、客室のグレード、浴室、アメニティ、サービスがとても素晴らしくて
今、最も気に入っている宿となりました。

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■客室からの眺め
FLから天井まで一枚の大きなフィックスガラスが仕込まれていて、ベランダに
出られるだけでなく転落防止策もガラスで仕上げられているため、客室に入ると
清水区の街明かりと駿河湾、遠景の富士山を眺めることができます。



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■客室からの夕景
ホテルは富士山の西側に位置しますから、夕日に照らさる富士山と街の様子が
楽しめますし、朝日は富士山側から顔を出すことになります。



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■客室からの夕景
うっすら見える富士山と街明かりの時間を狙って、カメラ手持ちで撮影しました。
長いこと静岡県に住んでいながら、日本平という場所を全く理解していなかった事
を深く反省しました。

徳川家康公を祀った久能山東照宮は、谷を隔てた海側の山にあるわけですが
この地から江戸、京、大阪に睨みをきかせていたわけですね。



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■バルコニーで和む妻と次女
妻も娘もこの景色にいたく感動した様子でバルコニーでしばし和んでいました。
静岡県の沿岸部は雪が積もることは殆どありませんが、寒風が吹く寒い冬でも
客室からお茶を飲みながら寛いだり、読書をするなど贅沢な時間が過ごせました。


人気があり価格的にも気楽に泊まれるホテルではありませんが、これはリピート
確定となりました。移動に時間を掛けず、豊かな時間を過ごすためにまた利用
したいと思いました。

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1年間、ありがとうございました! [ ・静岡県中部]

2020年はコロナに始まりコロナに翻弄された一年でした。

そんな社会条件とは別に、2月末にちょっとした事件がありブログの更新がし難い
状況になり、週一の更新を目指してきましたが着工予定だったプロジェクトが
経済状況を鑑みて着手の判断をすることになりました。
現在携わっている設計案件は、延べ面積が千㎡を超える鉄骨造の非住宅建築物に
なりますから、投資負担は数億超えになり経営に与える影響も非常に大きいため
執行についてはどうしても慎重になります。


とは言え、今をチャンスと捉えておられる企業、経営者も一定数いらっしゃって
現在、仕込みに入っていて年末の仕事納めまで企画図面に携 っていました。

春先の緊急事態宣言の段階では、世界的な経済の減速が想定され、コロナの
治療薬や予防薬、治療法が確立・普及される見込みが立たなければ社会活動が
止まることが想定され、無事に2020年年末を迎えることができるかどうか
不安でしたが、幸いにも大きな減収にはならずに済みました。

それでも、妻がこの1年間の労をねぎらって、家族4人がのんびりできるよう
静岡県内のホテルを探して予約をしてくれました。

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■日本平ホテルの客室内での記念撮影
左から高一の次女、専修学校に進学した長女、私、妻です。

撮影する際、長女から「何だか皇室の写真みたいじゃない?w」と言われましたが、
ストロボを焚いているものの全く光量が足らず、ご覧の様なシルエット写真に
なってしまい、娘達からはむしろ高評価の写真となりました(笑)


また、このホテルが期待以上に素晴らしいホテルで、大浴場もプールもジムもあり
ませんが、この大きなフィックス窓から見える富士山と駿河湾の景色が最大の魅力
でしたので、建築ブログらしく次回はホテルの紹介をしたいと思います。


その他、駿府城を居城にした徳川家康が祀られている「久能山東照宮」は日本平
の至近にあり、家康公が江戸と京、大阪、尾張の中間地点で睨みを効かせつつも
駿河(静岡市)の地を気に入っておられたのが良くわかりました。

東京出身の妻は、浜松に住むまで久能山東照宮の存在を知らず、最初は日光東照宮
のパクリだと思っていたそうです。つまり大多数の人は、日光東照宮が徳川家廉の
お墓だと言う認識だったようで、静岡県民としては驚いたと同時にまだまだ
伸び代があると確信しました。


全面改修され往時の姿を再現した、久能山東照宮の紹介もしたいと思っています
ので、お待ち下さいね。

あと、3時間で新年を迎えますが、来年は今よりも状況が改善されることを期待
しています。

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御前崎へカツオを1本買いに行こう! [ ・静岡県中部]

4連休は3日間、追い込み中の仕事に充てようと決めていたので、週間天気予報から
木曜日を休みにして、引きこもり中の母親を連れて御前崎までの近距離ドライブに
誘いました。


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■お目当てはコレ
本来はGWに行こうと思っていたのですが、CoViD-19で全国的に外出自粛と
なっていたため、不用意な外出を控えていました。

一方で、地域経済の疲弊も懸念されますし、引きこもっている母親のメンタルも
気になるため、人混みと公共交通機関を避けて近距離ドライブを計画しました。



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■御前崎市の「なぶら市場」
浜松の自宅からだと、遠州灘の海岸線沿いに国道150号線を走って50km程の
距離で、1時間ちょっとのエリアですが、ここ十数年訪れていませんでした。

しかし、カツオ1本丸ごと買えて安かった記憶があったので、昼食ドライブを
兼ねて久しぶりに向かってみました。



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■小さいながら新鮮な近海魚が並ぶ
同じ静岡県内の漁港と言っても、焼津港や沼津港ほど大規模ではありませんが、
カツオや生シラスなどを狙って行くドライブなら、母親も楽しめるだろうと
思いました。
(実際、この狙いは大当たりだった様で、かなり楽しかったようです)



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■昼食は藤枝でマグロ丼
せっかく御前崎まで行ったので、昼食は近隣で海鮮を食べたいと思い、見つけた
のが、田中水産マグロ部さん。

たっぷりのマグロ丼に目を奪われて、行ってみました。
いわゆる本マグロやミナミマグロの様なブランドマグロではありませんが、たっぷり
のマグロ刺身とアオサの味噌汁で母親は満足気でした。



昼食後は、妻の要望で藤枝の「ななや本店」へ。
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■ななやと言えば抹茶ジェラート
妻が言うには、東京浅草店では行列ができる人気店だそうです。
3年前のGWに行った「ななやsud-ouest 牧之原店」以来ですが、抹茶ジェラート
は相変わらずインパクトがありましたね。


御前崎〜藤枝エリアの今回のルートは県域をまたがず、近場で気軽に楽しみたい方には
鉄板コースになると思いました。遠方の方もコロナ禍が落ち着いたら、是非とも
訪れていただきたいと思いました。

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藁科川(わらしながわ)デイキャンプ [ ・静岡県中部]

人間の本能なのだと思いますが、寒い冬を何とか凌いで春から初夏になると
萌黄色の山が恋しくなり、毎年GW前後は無性に山に出掛けたくなるようです。

都内に居た頃は、GWの大渋滞の中、東北道を北上し福島に満開のヤマザクラと
新緑の山に癒されに行っていましたが、それも辛くなり浜松にUターンしたら
人のいない自然を楽しみたいと思うようになりました。

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■藁科川の川原にて
藁科川(わらしながわ)は静岡県中部を流れる安倍川の支流で、19年前の
GWに行った際にとても良かったため、天候に恵まれたこの週末を逃すまいと思い、
ソロのデイキャンプを楽しんできました♪

新東名が開通したお陰で、自宅から2時間弱、仕事場からだと1時間強の近さに
なったのも今回この場所を選んだ理由です。



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■昼食
一番必要なことはたっぷりの自然の中に身を置くことですから、食事は手軽で
気楽な方が大切です。

時間が無ければ、カップラーメンやインスタントラーメンでも良いですけど、
今回は日中ここで過ごそうと決めていたので、川原でご飯を炊き、レトルトカレー
にSAで購入した由比産の高級ツナ缶を乗せたサラダにコンソメスープを加え、
食後のスィーツに淹れたてのコーヒーで簡易なカレーランチコースにしました。

これだけでも十分贅沢で美味しいランチタイムになりましたが、綺麗な水と新緑、
涼しい風が抜ける川原で過ごす時間は何物にも代えがたいものがあります。



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■藁科川のウォーターランドスケープ
同じ静岡県内でも県中部はいつも行く、気田川とは少し雰囲気が異なるので
場所を変えると色々な気づきが得られますね。


丁度今は「ビオトープのある研究所」の設計を一旦まとめあげる時期のため
自分の中の自然観を確かなモノにしておきたくて、家族にはわがままを言って
出掛けさせてもらいました。

実はこの日、アクトシティ浜松で少し大きな出店イベントがあり、当初は僕も
搬出入の手伝いをすることになっていましたが、二人の娘が妻を手伝ってくれると
聞いていたので安心して出掛けることができました。


夕方帰宅して聞くと、来店客数は比較的多かったようですが、娘達がとても良く
やってくれたようで、「とても助かった!」と褒めていました。
ここにもひなたCAFEを開業した効果が着々と表れているようです♪

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世界最長の木造橋「蓬莱橋」 [ ・静岡県中部]

今年のGWは5日間の連続休日を取ることが可能でしたから、一日だけ自由時間を
もらって、一人でプチ旅行を楽しみました。

と言っても、行ってみて良かった場合は、家族を連れて行くことになりますから、ある意味
家族旅行の下見のような位置付けにもなっています。

今回は、初夏の小笠山(袋井市・掛川市)を散策し、ウグイスの声を聴きながらお昼を
食べ、コーヒーを淹れるのが目的でしたが、生憎、狙っていた場所に辿り着くことが
出来なかったため、少し足を延ばして兼ねてから行きたかった場所を探すことにしました。

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■世界最長の木造橋「蓬莱橋」(ほうらいばし)
島田市内を流れる大井川に架けられた歩行者と自転車の専用の木造橋で全長897.4m、
通行幅は2.4m。法律上は「農道に分類され、島田市役所農林課が管理しているそうです。 

長生きの橋(長い木の橋)で厄無し(897.4m)の語呂合わせが縁起が良い橋としても
人気があるようですね。(島田市観光協会HPより)

 

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1879年(明治12年)
1月13日完成ですから、今年で実に136年
これまでにも台風などの増水で何度も流されたり、崩落の被害に合っていますが、その都度
修繕をして、現在も国内で数少ない賃取橋(ちんとりばし)として有名です。 

 

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■左岸側からの全景
渡ってみると、見た目以上に長く感じます。
実際に見るまでは、大井川の狭い場所に架かっていると思っていたのですが考えてみたら
そんなことある訳がなく、昭和40年に橋脚部分がPCaコンクリート杭に変更されてはいる
ものの、主桁や床版、欄干は正真正銘の木造です。

これまで行きたくても来れなかった理由は、場所がわからなかったからですが、今回は、
スマホでググったところ、「ジャンボエンチョー三島店」をカーナビの目標にすれば良いことが
判明したため、迷わずに来ることができました。

写真を撮り忘れましたが、左岸側の堤防には駐車場も用意されていました。

 

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■欄干と大井川
橋の全幅は2.7m(九尺)、 通行幅は2.4m(八尺)ですが、欄干の高さは精々
一尺五寸(455mm)と言ったところでしょうか?

川面から高くて怖さを感じる程ではありませんが、際に立つと吸い込まれそうな感じは
しますね(^_^;)

 

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「ど真ん中」
いつ誰が記したのかはわかりませんが、「へぇ~」と言う感じでちょっとお茶目ですね。

 

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■右岸側からの全景
右岸側は牧之原の山(河岸段丘)になっていて、ちょっと小高い場所から橋の全景を
眺めることができました。

料金は、一往復大人100円、小学生以下は10円で、自転車は一律100円。 

 

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■橋の上からの眺め
この規模の橋としては、主桁の成(せい)が低く、床版の厚さも薄いため、鋼製橋に比べ
水面が近くに見えますね。

建設コンサルタント時代、山形県立弓張平公園内の水路に「丸太橋」を設計したのですが、
公共施設としての設計指針がなかったため、構造計算の妥当性検証に一苦労しました。
木材の性能は、構造性能しかり、耐用年数についても一般値にはかなり幅がありますから
どれが妥当で、なぜそれを採用するのかの合理的な説明できないからです。 

今後、このような橋を河川に新設することはかなり難易度が高いと思います。
施工技術と言うより、企画上の問題と法的な問題です。
無理とは言いませんが、河川の上に架けるとなると、国、県の担当者、担当部門、設計
機関の担当が腹を決めてかからないと乗り切れないと思うからです。

 

それほど貴重な橋ですから、ぜひ一度ご覧になっていただければと思います。
  


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美味しい静岡おでんを満喫したGW [ ・静岡県中部]

GWは恒例のデンマーク牧場の他、3年ぶりに家族全員で静岡おでんを食べに行きました。

3年前の記事はコチラ ⇒ 「久しぶりの静岡おでん」2008.05.06IMG_8947.jpg
■これぞ、「ザ・静岡おでん!」

1つ1つのおでん種が竹串に刺してあり、牛スジだけが1本100円他はすべて60円と言う
明朗、シンプルな会計システムです。


3年前と違って子供達は食べ物の好みがハッキリし、大人の僕らと対等に感想を言い合える
ようになったため、外食に連れて行く甲斐が出てきました。

最近では、☆による格付けが我が家のマイブームになっているようで、
☆☆☆(星3つ)の評価になると「次回も絶対行きたいお店」として登録されるようです(笑)

(同じ飲食店オーナーとして、とっても恐いネタですが・・・)


思った通り子供達には大ウケで、一口食べたところで反応し、立て続けに3回お替りし
家族4人で合計30本以上のおでんをいただき、その他にも熱々の握り立てのオニギリ、
焼芋1本、大学芋1皿をぺロリ♪

当然、☆☆☆(星3つ)を獲得し「また、行きたーーーい!」と言っていました(笑)


3年前の記事では、お店の外観を紹介しましたが、店内の様子を紹介していなかったため、
店内の写真を中心にご紹介致しますね。

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■3年前と同じ、おでん担当のおねーさん

ココで各自、好きなおでんをお皿に取っていきます。
オニギリはガラス窓のところで注文して下さいね。

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■店内の様子
空いている席に自由に座っていただきます。
忙しい時間帯は食事が終わったら長居しないのがマナーでしょう。

 

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■静岡おでんの食べ方ですね
おかずとかおつまみと言うより、小腹満たしと言うかオヤツのような感覚のおでんです。

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■お品書き
子供も親も殆どの種類をいただきましたよ。


「ヘルシー、美味しい、お財布に優しい」の3拍子揃って、まるでひなたCAFEみたい!(←CM)


ご興味がある方は古き良き昭和文化を楽しみに一度、試してみては如何でしょうか?


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