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深山ツツジ開花♪ [ ・植栽計画]

12月、1月が暖かくてこのままだと冬が無くなるんじゃないかと心配しましたが
まだ何とか冬の気候は残ってくれているようです。

さて、春3月ですが今年の3月は例年に比べて寒さが残っている気がします。
それでも、日照時間が長くなり日射エネルギーが増えてくると、草木のスイッチが
入るようで、我が家の庭のミヤマツツジが開花しました。
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[新月]?ミヤマツツジの花
「ミヤマ」と言うと多くの男子はミヤマクワガタを連想するのではないでしょうか?
どちらも語源は同じで漢字では深山と表記するように、山の奥深くに自生するツツジ
だから深山ツツジであり、深山クワガタなのだそうです。

太平洋側のツツジと言えば、ヒラドツツジやオオムラサキツツジ、サツキツツジが
有名ですが、いずれも咲くのはGW頃ですが、ミヤマツツジはまだ気温が低い時期に
真っ先に開花するのは、深山と言う日照時間が限られ気温がまだ低い環境下で咲く
ことができるからなのでしょう。

同様にミヤマクワガタを殆ど目にする機会が無いのも、本来は山奥に生息する種
だからなのだと思います。


日々家づくりのお手伝いをしている中で、住まいのプランを考える際はダメ元で
植栽の絵を描き加えて、玄関アプローチやリビングからの眺めや景観を意識して
提案をしますが、植物や虫が嫌いな方が多いですし、メンテナンス費用が掛かると
敬遠される方が多いのが実情です。

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水鉢のヒツジ草開花 [ ・植栽計画]

我が家の庭には水鉢があり、睡蓮の在来種であるヒツジ草を植えています。

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■ヒツジ草の蕾
ヒツジ草のヒツジとは、動物の「羊」ではなく時刻の「未時」のこと。
室町時代から江戸時代の1日の単位は、24時間制ではなく2時間毎の12分割。
そのため干支を使って時刻を決めていたそうです。


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■ヒツジ草の開花
未時とは、おおよそ午後1時~午後3時を指していて、未草は正午頃に
開花し16時過ぎには閉じてしまうことから名付けられたようです。

この花を植えたのは10年程までですが、この間に開花したのは2度ほど。
それも1年に1輪だけしか咲かせ無かったのですが、今年は10輪ほど
開花してくれました。


今年は常に澄んだ水で満たされていたからでしょうか?
それとも花を咲かせられるまで、根が育ったからなのか?
今年の秋は水鉢のお掃除をしっかりやってあげて、来年も華憐な花を
たくさん咲かせて楽しませて欲しいと思います。

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【干し柿】野鳥の贈り物 [ ・植栽計画]

青森ひとり旅レポートの更新が進まない内に秋になってしまったので、
秋らしい記事を一つ。
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■渋柿の実
庭に柿の木があることに気づいたのは実は昨年のこと。
雑木の庭を訪れた野鳥が落としモノから芽生えて、実が成るまで成長して
ようやく気づきました。

正確に言うと、植えたものではない樹があるのは知っていましたが、幹や葉を
見てもまさか柿の木だとは思っていませんでした。
葉は大きく厚くて、野生種に近い気がします。こう言う種はそこの土地、気候に
適合していることが多いため、根着くと大きく成長する可能性が高いです。

昨年もひとつだけ実を結んでくれたのですが、台風で落下してしまい残念な
思いをしたので、色付いた頃合いを見て収穫しました。


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■今年の収穫
渋柿1粒とライム2粒。
ライムは例えようのない官能的でスパイシーな香りが魅力。
果汁を絞ってライムソーダとして楽しみました。


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■干し柿作り
干し柿にするため、皮を剥いて麻紐で結えて室内に吊り下げて一週間。
ほんのりしなびて、干し柿らしくなってきました♪

初夏までは数えきれない実が成っていましたから、年月を経て根が充実して
幹が太く育ってくればきっと多く収穫できるようになるはずと期待
しています。


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庭を読書スペースにしてみた [ ・植栽計画]

もう5月も最終日ですが、GWに読書を進めようと木々に囲まれた空間で読書を
していました。
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■カラッと晴れた青い空と新緑の庭
遠州地方は全国でも10位に入る晴天率を誇りますから、5月のこの時期は庭の
木々の変化を楽しみます。


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■タープを張って読書スペース
今回も芝生部分に2人用の遮光タープで直射日光を遮り、読書スペースを
用意しました。
この日は風が強く、日陰にいるとまだ若干寒さを感じる程だったため、家の中へ
入ったり出たりしてのんびりと読書をしました。


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■駐車場側から
幸いなことにこの日は終日来客も宅配便もなく、庭とリビングを行ったり
来たりして過ごしていました。

「緑豊かな庭と一体的に利用できるリビングダイニング」

と言う提案をしたくて、自宅カフェをオープンしたわけですが完成から15年で
だいぶ想い描いていた生活が実現できるようになってきましたが、これは
やはりお薦めしたいと思います。

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新緑の庭で一日、読書空間へ [ ・植栽計画]

朝からカラッと晴れた日曜日の朝。今日は何もしないと決め、小さな庭の芝生
スペースにタープを張り、一日中読書して過ごすことにしました。

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■本日の読書スペース
建築学科を経て新卒で入社したのは、建設コンサルタント会社の東京本社で配属は
ランドスケープデザイン部門でした。設計の対象となるのは、公園や道の駅、駅前広場、
運動競技場など公共施設のオープンスペースで、通常は造園学科から採用されるのが
一般的な流れでした。

僕は都市計画希望だったので「なぜ?」と思っていましたが、実際に仕事をして
みたところ、都市計画業務よりも好きだったし向いていたと思います。



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■反対の駐車場側から
雑木の庭を造ったのは住宅が完成した翌年4月ですから、今年で16年目の春を
迎えます。
この間に高木の半数は枯れましたが、その都度、植え替えたり補植したりで植栽も
適合した種類に移行していき、10年近くかけて落ち着いた状態になりました。



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■暑くなく寒くなく新緑が美しい季節
例年、この時期は朝の庭を散策して木々の変化を楽しむのですが、この日曜日は
何も予定を入れず、丁度取り組んでいた本を読んで終日過ごす事にしました。



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■テント内からの眺め
設計した当初からこういう利用を想定していたわけではなく、ただ庭を眺めて
週末のモーニングコーヒーを楽しみたいと思っていました。

建築学科卒業の僕に緑の効用を説いてくれたのは、建設コンサル時代の上司で
東京ディズニーランドのランドスケープデザインを担当した有賀さんでした。

「建築は建てたところから古くなるけど、樹木はどんどん良くなるんだよ!」

と教えてくれ、当時は「ふ〜ん、そう言うものか?」と言う認識でしたが、
まさにその通りでした。



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■ソロキャンプ用のギアが大活躍
娘達が成長し、ファミリーキャンプをしなくなったためソロキャンプに移行しました。
とは言え、読書程度ならわざわざ出かけなくてもと思い、タープを張って読書スペース
を作ってみました。


小さなタープですから、周囲から目立たず、かといって道路からの目線も気にならず
直射日光を防いで読書スペースとしては最高で、GW頃までお天気が良い日はここで
過ごすことが多くなりそうです。

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森の赤ちゃん救出作戦&森たまの告知 [ ・植栽計画]

たまの休日で何も予定が入っていない日は、家事で一日が終わります。

浜松市内のソメイヨシノも終盤を迎える今頃は、庭の樹木が一斉に芽吹き始め、
庭に出るととても気持ち良い時間を過ごせます。
そんな体験を少しでも多くの人に知ってもらいたくて、OMソーラーのスタッフと
造園会社の有志5人で「森のたまご」イベントを年に2回開催しています。


新緑の芽吹きで薄黄緑色に染まったコナラの木に誘われて、庭に出てみると
落ち葉の間からコナラの赤ちゃんがところ所で昨年の冬に落ちたドングリが
芽生えて新芽をのぞかせていました♪


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■コナラの赤ちゃん♪
ドングリが森のたまごなので、これは森の赤ちゃんと言うことになります。

2006年の春に雑木の庭を作りましたから、今年で15年目の春を迎え、この間に
環境に適した樹種が根を張り、植生を変化させて落ち着いてきました。
こうなるとそれほど管理の手はあまりかかりません。

「森のたまご」イベントは落ちたドングリをビニールポットで芽出しさせて、
カフェのお客様やBlogで呼び掛けて呼応してくれた方にお渡しししたのが始まり。


ただ、このコナラの赤ちゃんはこのまま放っても大きく育ちにくいため、
掘り取って鉢に植え替えてあげることにしました。


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■庭の片隅にあったビニルポット
ポット底にプラスチックのネットを敷き、土が漏れないようキッチンペーパーを
敷いて培養土を入れます。



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■植え替え完了
土が乾燥しにくくなるよう、表面には落ち葉を敷きます。
生育環境に近いようにしてあげれば失敗が少ないですが、自ら移動できない植物に
とってとても合理的な理由が存在します。

「森のたまご」のイベントは親子で森の子育てをしながら、自然の摂理を考える
キッカケにしてもらいたいのです。
泣いたり怒ったりできないコナラの赤ちゃんは今何をして欲しがっているのか?
どうしたら健やかない育ってくれるのか?


この経験は実際の子育てにも大いに役立ちます。
子供のために良かれと思ってやっている事に本当に意味があるのか?
その時期の子供にとって必要とされていることは何なのか?
少なくとも僕は樹を育てている経験から多くのことを学ばせてもらいました。


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■窓辺でしばし養生
深根性のコナラはこの大きさでも、土壌のかなり深くまで根を伸ばしていますが
掘り採る際にどうしても切断してしまいます。

植物にとって口に相当するのが根っこですが、毛根が少なくなっている上、鉢が
小さいため水管理をきちんとしないと枯れてしまうため、樹勢が回復するまでは
日差しの弱い窓辺で様子を日々確認して育てます。


今回植え替えた内の1鉢は、設計事務所の職場に持っていき、他の設計スタッフに
落葉紅葉樹の魅力を知ってもらおうと思っています。


【告知】2021年初夏の森のたまごはリモートで開催します
第14回目を数える今年初夏の森のたまごは、5月23日(日)13時半からZoomによる
リモート開催としました。

森のたまごの植え替えの他、ワークショップは「初夏の草花で作る入浴剤作り」です。
リモートイベント言っても、PCやタブレット画面越しでのライブですから参加者の
進み具合を確認しながら進めていきますから、一体感、達成感、満足感はリアル
イベントと変わらないことは昨年で既に実証済みです。

材料の準備とZoomの管理上、15組までとさせていただきますので、参加希望の
方は予定を空けて待っていて下さい。
もちろん、事前予約も受け付けます。

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春を告げるミヤマツツジ開花 [ ・植栽計画]

我が家の雑木の庭に植えてあるミヤマツツジが開花しました。

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■ミヤマツツジ
漢字では「深山ツツジ」と書くように深い山の中で自生するツツジです。
ツツジの多くは温暖な低地でも4月末のGW頃に咲く種類が多いですが、ミヤマ
ツツジは3月中旬に満開を迎えます。
枝ぶりと茂り過ぎない葉っぱも重くないため、雑木の庭に良く合います。


この時期は、他にもトサミズキや黄色の花が美しいレンギョウが先を争うように
花を咲かせて彩ってくれます。これらが咲き出すといよいよ本格的な春に入る
のだなぁと感じさせてくれる訳です。


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フキノトウ/春がはじまるよ〜♪ [ ・植栽計画]

今年もはや12分の1が過ぎ、「立春」が過ぎましたね。

立春と言うことは「冬至」と「春分」の中間を超えたワケで、感覚的にも日の入り
が遅くなった事が分かります。


この日曜日は、ドングリから鉢で育て上げたコナラの苗を地植えしたのですが、
その時に庭の片隅を探してみると・・・

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蕗の薹(フキノトウ)発見!
浜松市沿岸部にある我が家では、例年だいたい1月末に確認できます。

この後、ポコポコとあちこちで芽を出していき、2週間もすればピークを迎える
でしょう。


そう、今年も春はもうすぐそこまで来ています♪
今月からいよいよ医療従事者からワクチン摂取が始まることになっていて、
続いてハイリスク群と続いてワクチン接種を受けて集団免疫を獲得できれば、
まずは感染拡大の制御が可能になります。

あとは治療薬が出来て普及し、重傷になる前に近くの診療所で対応できるように
なって、ようやく収束と言う感じでしょう。
そうなると、通常の「風邪」に近い扱いになるのだと思いますが、さて、現代の
製薬技術と医療体制でそう言う状態になるのはいつになるのかな〜?


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春3月、フキノトウとヤマモミジの植替え [ ・植栽計画]

今日から3月。例年と比べても明らかに暖かだった冬でした。
海水温も高いままで例年よりも下がらない状況を鑑みると、今年の夏や秋の
台風シーズンが心底心配です。

とは言え、春は嬉しいもの。
今春のフキノトウもたくさん収穫でき、そろそろ終盤に差し掛かってきました。

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■撮影日:2020年3月1日
蕾が開く前のフキノトウは収穫して冷蔵庫で保存し、まとまったところ
お料理に使用します。
今年も、フキノトウの酢味噌和えにしようかな~?



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■実生から育てたコナラ(左)とヤマモミジ(右)
今年で丸4年でしょうか?
共に種から芽生えた小さな小さな苗でしたが、段々と大きな鉢に植え替えて
ようやく定植できるまでに育ちました。

これからは、地中に深く根を張って大きく育って欲しいと願って植替えを
しました。


10年後にはどんな姿形になっているのか想像するだけでとても楽しみです♪

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雨を楽しむ庭 [ ・植栽計画]

6月に入り梅雨の時期が近づいてきました。
ジメジメして嫌な季節と思う方も多いかもしれませんが、田植えの後に梅雨が
あると意味を考えてみては如何でしょうか?

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■ヒツジ草の水鉢
ヒツジグサはスイレンの野生種のことで、夏になると白い華憐な花を咲かせて
くれます。
昨年は9月に2輪の見事な花を咲かせて楽しませてくれました。

冬枯れしますが宿根性のため春になると芽吹きはじめ、GW頃には多くの葉を
水に浮かべるようになります。

GWの休みを使って水鉢を掃除し、ヒツジグサを植えてある鉢に荒木田土を追加
してあげたところ例年以上に多くの葉を出してくれました。



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■抽水性植物を補植してみた
今年は、都田川で採取した抽水性の植物を補植したところ、元気に育って
くれて、雨の日にはしっとりと落ち着いた庭になりました。


さて、冒頭の問いになります。

主食となるお米の苗は、5月から6月に田植えをしますが、梅雨はその頃から
始まります。
気温が上がり成長するためには多くの水が必要なため、日本を始めアジアの
気候に適した作物として普及したのでしょう。

「恵みの雨」

と言う言葉があるように、雨はすべての生き物が生きる上で欠かせないもの。
そう考えると、梅雨もとても重要な自然の施しだと言う事がわかります。


屋根の下に雨水を受けるように水鉢を配置すると、四季の変化を楽しめる
涼しげな庭を演出することができます。
水換えなどは年に一度か二度で済みますから、時間を作って生活に潤いを
加えてみては如何でしょうか?

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