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17年ぶりに食洗機を更新しました [ ・リフォーム工事]

将来、小さなカフェを開業できるように計画した自宅ですが、厨房設計では
運営する妻の意向を聞くことはなくカフェオーナーとしてすべて自分で決めました。

食洗機はホシザキの業務用を導入したかったのですが、予算の都合上、ホシザキの
家庭用を採用し将来、更新が必要になった時に業務用を設置できるよう60cm幅を
確保しておきました。

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■ホシザキ食洗機
型式タイプは、アンダーカウンタータイプのJWE-400TUB
400番の意味は、標準洗浄モードの1サイクル90秒だと毎時40ラックの洗浄可能な
機種と言う意味です。

これで分かるように業務用家庭用の大きな違いは、1時間あたりの洗浄回数と
耐久性能です。さらに近年では給湯使用量を減らして、CO2削減と燃費削減も求め
られます。


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■洗浄槽内の仕様
洗浄槽の下部には貯湯タンクがあり、上下の洗浄ノズルから高圧ポンプで加圧した
洗浄液を吹き付けて洗浄し、お湯を入れ替えてすすぎノズル(細い方)で洗浄液を
除去します。

洗剤はこの機種専用の物を使用し、タンクから自動で供給される仕組みになって
います。


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■シンクとの連携
業務用食洗機には乾燥機能はなく、熱水の熱による余熱乾燥です。
シンクはダブルシンクとし、うちの場合は左側のシンクで残渣を除去した後、
水を貯めた右側のシンクに入れておき、洗い物がたまったら食洗機上のラックに
入れて連続で洗浄します。


この様に、飲食店の厨房はランチやディナーなどのピークタイムで如何に効率的に
スタッフを使用するかと言う視点が必要で、家事用途とは発想が異なります。
そのため、厨房計画では妻の意見を聞かずに作業効率の観点から設計しました。

ところで、業務用食洗機に入れ替えて初めて知ったことがありました。
同じホシザキ製なので家庭用と共通だと思っていたのですが、貯湯タンクの排水は
自動ではなく、主電源を落として加熱ヒーターを切った後、手でバルブを抜いて
排水するということ。
運転音もお世辞にも静かとは言えませんし、何より金額も驚くほど高額です(笑)
業務用だから高性能でしょ!と思わず、採用する際は良く検討してから決める
ことをお勧めします。


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夏にエアコンが売れる理由 [ ・リフォーム工事]

タイトルをこのようにしたのは、
「本格的な夏の訪れでエアコンの出荷がピークに」とTVや新聞で報道される
理由が、まったく理解できませんでした(笑)

自分自身、これまで2回エアコンを購入する機会がありましたけど、いずれも
暑くなる前だったから。
(暑くなって冷房を運転してはじめて不具合に気づくからですね^_^;)


関東甲信越で梅雨明け宣言がなされた先週末は浜松も猛暑となり、この夏初めて
冷房運転をしたところ、室内機から水がポタポタと落ちてくる。

「あー、きっとドレーン詰まりだな?」

と思ったため、取り敢えず妻にお掃除の指示をしました。


しかし、症状からすると室内機の内部からになるため、専門のお掃除業者さんに
お願いしないと難しいため、電気店に勤務する実弟に「どこか紹介できる?」
相談したところ、「できるけど、20年だと経年劣化が進んでいると思うから、
お掃除しても次々に問題出てくると思うよ」との回答。


何となく自分でも思っていたところもあったので、弟の提案から踏ん切りがつき、
20年ぶりに主寝室のエアコンを買い替えることを決めました。

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■メーカーと機種検討
「いずれこの日は来る!」と思っていたのと、昨年までの仕事からエアコン
メーカー各社の動向をチェックしていたため、ある程度方向性は定まっていた
ためモノの見積り依頼は超具体的にできました。

妻からは、「最近CMでやっているお掃除機能が気になる」と言う要望があり、
一気に検討を進めて発注しました。


住宅設備家電って、販売ルートにより様々な派生機種が存在します。
各メーカーごとにその年にもっともアピールしたい特徴(他社との違い)を基軸に
微妙な機能を付けたり減らしたりして、様々なバリエーションを用意しています。

家電量販店に置いてあるカタログには一部の情報しか掲載されていないことは、
昨年までの仕事からわかっていました(笑)


そのため、ある程度機種を絞ったところで各メーカーの業者向けサイトにアクセスし、
比較したい機種(型式)の納入仕様書をダウンロードしてスペックを調べました。

DSCF0165.jpg
■M社エアコンの納入仕様書
我が家の耐久消費財選択の基本方針は、

気に入ったものを選んでより長く使用する

なので、価格だけでは絶対に決めません。

自分達のライフスタイルや価値観、使い方から、必要と思われる性能や使用感、
インテリア性の観点から機種を絞り、あとは予算に見合えば決定となります。


H社の新製品に搭載された機能は、理論的には合理性があり試してみたい思いも
ありましたが、M社が特徴としている技術もかなり熟成されてきて信頼性が
うかがえ、それだけでも20年間の大きな技術の進化を享受できそうでしたから、
今回はM社で決定としました(笑)

今回はスマホ操作の機能もわざわざ付けたので、それも楽しみです。

この記事が少しでも設備家電選びの参考になれば幸いです。

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夏の暑さを和らげる遮熱リフォーム工事 [ ・リフォーム工事]

自邸が完成したのが2005年12月末。
それから12年4ヶ月の間に、3度のリフォーム工事を行ないました。

最初は、2008年10月に行ったカフェ店舗リフォーム工事
記事はコチラ ⇒ カフェ店舗工事(吊戸)その1 2008-10-05


2回目は、2人の子供が小学生になった2011年11月のロフト工事
記事はコチラ ⇒ 小屋裏収納工事に着手 2011-11-07


3回目は、2017年11月に行った太陽光発電工事
記事はコチラ ⇒ 自然エネルギー地産地消のために 2017-11-13


今回行なったリフォーム工事は、夏の西日対策です。
太陽光パネルで電気を作って冷房を動かしても、大きな穴の空いた船に浸水
してくる水をバケツで汲み出すのと同じですから、その穴を埋めるために
行なったのが今回の工事です。

では、夏の西日はなぜ暑いのか?
その理由を解説した記事はコチラ ⇒ 西日が暑い理由 2012-08-06


理由はお分かりいただけたと思いますが、中々、コスパの高い方法が思いつかず
12年以上悶々としてきました。
昨年夏に行った外皮計算でも、夏期の日射熱の大半が西側開口部からと言う事が
ハッキリしたのも大きいですね。


そんな時に、知り合いの方が築49年のRC住宅をリノベーションしたと聞き、
見学させていただいた工法が最も納得感があり、今回の工法につながりました。
参考記事 ⇒ 築49年の住宅リノベーション物件見学 2017-08-03


DSCF9879.jpg
■太鼓張りの吉村障子搬入
1間幅のフィックス(はめ殺し)窓3枚分の吉村障子を建具屋さんに製作
してもらいました。



DSCF9880.jpg
■足場組立
我が家の場合、この仮設工事費の負担が大きくなるため、いつも構想段階で
終わっていたわけですね(笑)



DSCF9885.jpg
■足場組み完了
1階ダイニングの天井高は5.0mで、床面はコンクリート土間ですからもし
誤って落下したらただでは済まないので、さすがに百戦錬磨のプロでも怖かった
そうです(#^^#)


今回の記事は、設計コンセプトで考えた生活スタイルの変化に合わせて、
リフォームしながら快適な住まいを創ることを紹介しつつ、今回の工事に至った
経緯を説明しました。
(過去記事を引っ張るのが大変でした~!)


次回は、完成した様子をお伝えしたいと思います。

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ロフトに転落防止ネット取付け [ ・リフォーム工事]

ロフトの転落防止のために取付ける特注の安全ネットが、ヤマトネットさんから届きました。
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■ナイロンラッセルネット(25mm目)
手前の図面は、僕が描いた製作用図面をメールで送ったものが添付されていました。

ヤマトネットさんは、macotoさんからご紹介いただきました。
打合せも発注もすべて電子メールだけでしたが、とてもスムーズにやりとりができました。
このようなオーダー商品であっても、スピード感とコミュニケーション能力さえあれば
実店舗なし&営業マンなしでも何の不便もなくビジネスが成立するものですね~♪


さて、そのヤマトネットの深津さんからは、

「±15mm程度の誤差がどうしても出てしまいます・・・」


と釘をさされていたため、20mm程度小さ目で設計することにしました。

 

取付け方法はmacotoさんのアイディアを参考にさせていただきながら、梁や床板に取付けた
アイストラップ金物インシュロックタイ(結束バンド)で引っ張ることにしました。

完成写真はコチラ・・・


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我が家のローコスト照明 [ ・リフォーム工事]

使う場所と施主の割切りができれば、ローコスト照明としてこんな方法もありますよ。
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電球だけ~♪
ご覧のとおりシェード(笠)がない、ランプ(電球)だけのシンプルな照明です。
磁器レセプタクルを梁の側面に取り付け、ランプ(今回は電球型蛍光灯)を付けました。

最初に1階の納戸で試したところ、これがなかなか良い感じだったのです。
何より安いし・・・(笑)

 

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■設置状況
上2つの写真を見ていただくとわかると思いますが、実はケーブルの納め方に
アイディアと仕事がしてあります。

ロフトの床板は天井高をかせいで通気性を確保できるよう、スノコ張りにしました。
そのため、ケーブルを埋め込むスペースがありませんから、照明の電気ケーブルは
梁の上端をしゃくって(=掘り込んで)隠蔽配線としました。

 

しかも、レセプタクルの裏側までケーブルを通すため、梁の中をくり抜いて通線してくれました♪
面倒な作業なのでそこまでは頼んでいなかったのですが、さすが建築オタク集団の
ゆめ工房さんです。

「ぬかりはナイ!」って感じですね~(笑)


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転落防止用ネットのサンプル到着 [ ・リフォーム工事]

今日、ロフトに取り付ける転落防止用ネットサンプルが届きました♪
電子メールで最初の相談をして2日目。
仕事はやっ!
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■転落防止ネットのサンプル5種
サンプルを送ってくれたのは、ヤマトネットの深津さん。

湘南エリアでお施主様のことを親身になって考えたリフォーム工事を手掛けている、
三物建設の西村誠さん(macotoさん)からのご紹介です。

 

そもそも、macotoさんとのご縁はこのソネブロ。
そしてmacotoさんがヤマトネットさんと知り合ったのも、彼のブログから。
つまりネット上のバーチャルなつながりから、現物のネット(網)につながったという
まるで落語のオチような話ですね(笑)

 

そのようなワケで、転落防止ネット工事がまだのため、全体のご紹介はもう少し
お待ちいただけたらと思います<(_ _)>


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勉強コーナーに『本棚』取付け [ ・リフォーム工事]

浜自カフェ邸の小屋裏収納工事の続きです。

小屋裏収納の下は、子供の勉強コーナーと僕ら大人のパソコンコーナーになっています。
本日は、勉強コーナーの上部に吊戸の本棚が付きました♪
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■子供達の勉強コーナーに吊戸の本棚
長女は小説などを学校の図書室で借りて読んでいますし、来春には高学年になりますから、
今からA4縦サイズと文庫本サイズの書棚を製作することにしました。

書棚の材料は、ひなた席のテーブル天板に採用した、シナ共芯合板です。
化粧面だけでなく中芯まですべてが国産のシナ材で作った合板で、同じくひなたCAFEの
手洗いカウンターに使用した、フィンランドバーチの共芯合板よりも風合いが優しくて
僕好みだから♪


仕上げは天然オイルのリボス含浸の上、未晒し蜜ロウワックスです。

 

 

さっそく、文庫本の書棚には長女がたくさん本を並べてくれたみたい(*^_^*)

 

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ん~良く見てみると、ドラえもんちびまるこちゃん? 一方、次女の方は松ぼっくりだけみたい?(笑)

このドラえもんは、殆ど嫁さんが子供の頃に買ったものを世田谷の実家から取り寄せたもの。
そのため、発行日は昭和56年の初版だったりします(笑)

マンガとは言え、親子二代で同じ本を読み継がれるって何か素敵じゃないですか?

 

僕も高校生の頃に読んで衝撃を受けた筒井康隆さんの、家族八景、七瀬ふたたび、
エディプスの恋人の3部作が実家に保存してありますけど読んでくれるかな~(ーー゛)


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小屋裏収納工事に着手 [ ・リフォーム工事]

8月頃から図面を描き始め、9月に初回の打合せをしたロフト工事が
いよいよ着手となりました。
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■木工事と電気工事が終了
この後、転落防止ネットと造作家具工事を行なって完了です。

ロフトとは室内の上部に梁をかけて床板を張り、収納等に利用できるように
した部屋のことで建築確認の適用とならないよう、小屋裏収納の規定に合わせ
ました。

小屋裏とはいわゆる屋根裏のことで、屋根を構成する構造体を小屋組
(こやぐみ)と言います。

こう書くと法の目を避けて作ったかのように思われるかもしれませんが、
建築基準法とは建築物等の最低基準を定めた法ですから、わざわざ構造耐力や
安全性を落としたり欠落させる行為は施主にとって何もメリットがありません。

むしろ、東日本の震災以降は、東海、東南海、南海地震の3連動地震を前提で
考えるべきでしょう。

 

さて、前置きはこの程度にして、今回は工事着手の様子をご紹介します。

続きを読む・・・


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自宅2階のリフォームを計画中 [ ・リフォーム工事]

時間が経つのは早いもので、我が家も入居後5年9ヶ月を経過しました。

これまで親子4人が川の字で仲良く(?)寝ていましたが、長女が小4になりそろそろ
子供達の寝室を用意する必要性が出てきました。

というのも、我が家では建築当初から子供室を設けるのではなく、家族の成長や
変化の実情に合わせてカスタマイズしていこうと決めていたため、これまでは子供室
という部屋は存在していないのです。


そんな状態でこれまで暮らしてきましたが、これから長女が思春期を迎える
時期になってきたため、寝室を確保する必要性が出てきました。

 

新築時の計画(設計)では、2階の広い空間に間仕切り壁を加え、個室として
区分しようと考えていたのですが、どうしても部屋が狭く感じられるし、
家族が分断するようで「嫌だな~」と思うようになりました。


そのようなわけでクライアントである妻と相談の上、個室からロフトに変更することを
提案したのですが、同じように感じていたようですんなりと了承。

早速図面に取り掛かり、初回案を元に建築ヲタク職人集団「ゆめ工房」の田中さんと
打合せをしました。
2階ロフト設計図.jpg
■設計中のCAD画面

元々、ロフトを作ることを想定していなかったため、納まりに悩みましたが
「あーしたら」「こーしたら」と楽しく打合せをして、解決策を模索。

工法的にも納得いくものが見出せたため、それに合わせて図面を修正し、見積り用の
図面データを送りました。

 

ロフトだと立体的な広がりが感じられますから、インテリア的にも楽しい空間になりそう♪
子供達だけでなく、嫁さんの昼寝スペースとして大活躍しそうで今から超楽しみです!!


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