SSブログ
 ・映画 ブログトップ
前の10件 | -

ホームシアターで観たかった映画作品 [ ・映画]

2012年春に中国・上海へ向かう飛行機の機内で観始めたものの、完結する前に
到着してしまい、帰国後に映画館で観た作品です。

自宅ホームシアターを作ったら最初に観たかった映画作品がありましたが、
レンタル店の棚から消えたため、BluーRayディスクを購入しました。


Photo_5.jpg
■邦題「ネイビー・シールズ」
キャッチフレーズは、現役シールズ隊員出演による、本物の戦術、実弾を使った
戦争アクション映画。

最大の見どころは、フィリピンの麻薬組織に拉致された女性CIA職員を救出するため
7人のシールズ(米国海軍特殊部隊)隊員の作戦行動で、救出後に敵に追われ
脱出ポイントに投入された圧倒的な銃撃戦シーンです。


なんでも4千発を撃ったそうで、撮影クルーは防弾着を着用して至近距離と上空
から俯瞰して撮影したシーンが印象的でした。さすがに実弾だけあって、薬きょうが
キンキン言いながら重機関銃から排莢される映像と音が忘れられなかったです。

暗闇の密林に落下傘で降下し、目的地へ向かうシーンでの虫の声や銃弾が飛び交う
戦闘シーンを体験するには、大画面よりもリアルな音響効果の方が臨場感を
味わえます。


戦争映画と言うと好き嫌いが分かれますが、仕事で経営に携わる立場になってからは、
戦略や作戦、それを支える兵站を学ぶために観ている事が多いです。

歴史や戦争から学ぶことは多く、体験したら血が流れる戦争ですが映画であれば
疑似体験できるわけで、深く読み取れば色々な判断や決断する上でとても参考に
なります。

nice!(8)  コメント(0) 

【お薦め映画紹介企画】レヴェナント:蘇りし者 [ ・映画]

今回も勝手にお薦め映画紹介企画をお送り致します。

名称未設定 4.jpg
■レヴェナント:蘇りし者
2016年公開、レオナルド・ディカプリオが念願の主演アカデミー賞を受賞した
話題作です。

【あらすじ】
1823年、毛皮ハンターの一団はアメリカ西部の未開拓地を進んでいた。
隊長のヘンリーを先頭に、ガイド役のヒュー・グラス(演:ディカプリオ)
とその息子のホーク、そしてヒュー・グラスに対して敵意を抱いている
フィッツジェラルド(演:トム・ハーディー)たち一行だったが、ある時、
先住民に襲撃され多くの犠牲者を出す事態に。
生き残ったグラスたちは危険な川を避け、船を捨てて陸路で砦に戻ろうと
するが、グラスは巨大な熊に襲われて瀕死の重傷を負ってしまう。


アカデミー賞作品だからと言ってお薦めするわけではありません。
これがアメリカ西部開拓時代を生きた実在の罠猟師ヒュー・グラスの半生と、
彼が体験したあまりにも過酷な
事実を元にした作品であり、それをとても
丁寧に描かれていたからです。


これは出来れば、映画館で見ていただきたいところですが、レンタルで
ご覧になるならぜひ、Blu-Rayのマスターオーディオで臨場感のある音響で
体験することをお薦めします。

これが事実だと聞いて、自分なら何度死んだだろうか?と思えるほど
あまりにも過酷で一度観れば、深く脳裏に焼き付くと思います。
そして、西部開拓時代と言う歴史を理解する一助になるでしょう。

nice!(6)  コメント(2) 

【お薦め映画紹介企画】TIME/タイム [ ・映画]

見積り依頼をしたゼネコン各社の積算担当者、営業担当者からは毎日の様に、
色々な質疑をいただきます。

「今回こそ完璧だろう!」

と思っていても、ギリギリまで図面作成に費やした結果、平面詳細図や矩計図と
仕上表が食い違っている事を指摘されて凹みます…。

単なる誤記なら良いのですが、検討不足だったりする事もあり、メーカーや
職人さんに相談して最適な仕様に修正し、見積りを変更してもらうことに
なってしまいます。

それでも契約後や施工中、生産指示がかかった後だと被害は甚大ですから、
恥をしのんで最適なものに変更してもらっています。



さて、今回もFacebookで受け取ったバトン企画から、勝手にお薦め映画の
紹介企画の2作品目です。

名称未設定 2.jpg
■TIME/タイム
2011年末公開のハリウッド映画です。
近未来社会を描いた映画で、「働く」と言う事と「お金」の意味をストレートに
問う映画で、コロナ禍で経済が停滞し、単月売上げが前年の9割減と言うリアルが
あちこちの地域、業態で起きている今だからこそ観ていただきたいと思いました。


僕が自宅カフェの起業を思い付いて、まず何をしたかと言うと「マーケティング」
と「経営」の勉強です。
ある経営コンサルタントから最初に学んだのは、「経営者にとってお金とは時間だよ」
ということ。

そこで「あー、確かにー!」と思い、経営者としてカフェを考えることと、
マーケターとして利用者の立場からカフェを考える事が習慣になりました。


さて、この映画です。
この作品の世界ではお金と言うものが存在しません。人は一日労働すると
雇用主は「お金」の替わりに生きるための「時間(TIME)」が与えられ、
コーヒーを一杯買うと生きられる時間が数十分短縮されてしまいます。

雇用主である富裕層は、労働者から生きられる時間を搾取し、何百年と言う
無限に生きられる時間を持っているという設定です。

これって「時間」を「お金」に置き換えてみれば、現実の世界で起きている
ことですよね?


つまり、資本主義社会の仕組みを揶揄しているわけです。
僕達が生きている世界の仕組みを知る事は、これからどう生きていけば
良いのか?子供達には何を教えれば良いのか?の参考になると思います。

nice!(5)  コメント(1) 

【お薦め映画企画】ショーシャンクの空に [ ・映画]

3月中旬から実施設計に入っていた化粧品工場は、先週ようやく見積りに入りました。
開発許可のための土木工事を含むため、300枚近い図面ボリュームのためお見積もりも
1ヶ月近く掛かります。

一方、高校の同級生からの依頼でコンサルした薬局の移転プロジェクトも9月末には、
完了する予定ですが、しばらくはまとまった建築ネタも少ないためFacebookで託された
「お薦め映画紹介企画」をお届けしたいと思います。


最初にお届けするのは、公開終了後に人気が出てロングセラーになっているこの作品

名称未設定.jpg
■ショーシャンクの空に
海外ドラマの人気作品「プリズン・ブレイク」は、きっとこの作品からインスパイア
されて企画されたと思います。

作品タイトルとDVDジャケットから食わず嫌いでしたが、レンタルショップ店員の
お薦め作品と言うことで観てみたところ面白くて4回観てしまいました。


母親の脳トレに観せてみたところ、「良い映画だったねー!」と満面の笑顔でした。

もし、まだご覧になったことが無いようでしたら、シルバーウィークにご覧になって
見て下さい。鉄板のお薦め作品です!

nice!(5)  コメント(2) 

【巣ごもり映画】今、家族に観せたい2作品 [ ・映画]

都市部のデスクワーカーや大企業の社員は「在宅勤務」「リモートワーク」
推奨されていて、実行できている人も多いかもしれません。

しかし、地方都市は車通勤が主流と言うことと、仕事内容が実務と言うことが多い
ため、特に中小企業では話題にも出てきません。

そんな訳で、毎朝通常通り出社し、夜遅くに帰宅すると言うルーティンは変わって
いません。。。


一方、子供達の学校は、入学式とほぼ同時に5月6日まで休校としているため、
3月から自宅で巣ごもり生活しています。
幸いにも我が家の妻は、自宅が仕事場ですし子供達も大きくなっていますから
他の働くお母さんと比べるとマシですが、小さな子供のいるお母さんはかなり大変
だと思います。


この日曜日は僕もお休みでしたから、良い機会なので僕の趣味である映画鑑賞に
付き合わせることにしました。

DSCF4465.jpg
■今回選んだ2作品
1本目はウィル・スミス主演、2007年12月に日米で同時公開されたパンデミック
ミステリー「アイアム・レジェンド」
これまで何度観たか覚えていない程ですが、さすがにこの時期は地上波で放映
されることは無いでしょう。

【あらすじ】
女性科学者のアリス・クリピン博士が、はしかウイルスを元にガンの治療薬を
開発し、1万9人に試験投与したところ全員が治癒したものの5千人に狂犬病様の
症状が出始めた。
通称クリピン・ウィルス(K.V)に変異したことから世界的パンデミックが
始まり、NYがクリピンウィルスの感染源となったことから、アメリカ大統領が
NYを都市封鎖する。

もし、致死率90%のような殺人ウィルスだったらこうなっていたかもしれない
ですが、映画と違いCOVID-19(コロナウイルス感染症)は感染率が高くても
発症し難く、劇症化し難いため即座に対応を変える事が出来なかったのだと
ました。


2本目は、2016年7月公開、エヴァンゲリオンを世に出した庵野秀明監督
による「シン・ゴジラ」
僕のまわりでも怪獣映画と思って観ていない人が多い気がしますが、作品の
本質は「人類にとって未知の災厄に、日本政府がどの様に取り組むか」
言う視点で描かれた点が新しく、日本政府がどの様に意思決定をし、行動に
移しているかが良く分かります。

庵野監督は、製作にあたり東日本大震災時の対応を綿密に取材したそうで、
今、家族に見せようと思った理由は、法治国家としての日本の仕組みを
知って欲しかったからです。


実際、建築設計事務所で仕事をし、開発行為から携わっていると役所の
様々な部署と協議し、関連法規を一つづつクリアさせなければなりません。
特に、開発面積や延べ面積が大きく、3階建てを超えると建築基準法だけ
でも様々な規制がありますし、さらに県条例、市町村条例、条例細則が
立ち塞がろうとします。

これらをクリアしても、都市計画法、消防法は当然として、省エネ法、
CASBEE、景観法、土壌汚染対策法、工場立地法などが次々に待ち構える
わけです。

たかが工場1棟、倉庫1棟でこれですから、未知の生物(ゴジラ)には
どの法律を適応させるのが合法かを議論するシーンがとても面白かった
です。


例えば、自衛隊。
自衛隊法 第三条に(自衛隊の任務)が規定されています。
第三条  自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、
直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、
必要に応じ、公共の秩序の維持に当たるものとする。

つまり、同法第1項では、直接間接を問わず侵略行為に対してのみ
自衛隊は武力を使えるわけで、ゴジラが他国からの侵略かどうか議論
されるわけです(笑)

ちなみに国連への平和維持活動は、同法第2項 第二号に規定されて
います。


この映画で知って欲しいことは、それぞれの法律には主管する省庁が
ぶら下っていて、その法律の範囲内でしか行動できないと言うこと。
そのため、新しい問題には既存の法律を改正するか、新法を成立させて
政令、省令、告示を整備しなければならないわけです。

こう言うことは法律に関する仕事をしたり、公務員でなければ中々
知ることは難しいですが、2時間の映画で楽しみながら知ることができ
るのです。



■最後まで読んで下さった方へのおまけコーナー
世界的なQ&Aウェブサイト、Quoraをご存知でしょうか?
「家族で観てはいけない映画タイトルは何ですか?」と言う質問に回答
した僕の答えに今日現在で4300回以上閲覧があり、Quoraダイジェストで
千人の方に配信されたそうです。

僕の回答はハリウッド版「ドラゴン・タトゥーの女」ですが、ネタバレ
になるので理由は述べていません。

nice!(4)  コメント(1) 

家族で観る「劇場版コード・ブルー」 [ ・映画]

昨年から楽しみにしていた「劇場版 コード・ブルー」を観てきました。
DSCF0195.jpg

僕は映画館で映画を観る時は、客の入り具合と客層を常にチェックします。
理由は、誰をターゲットにしているのかと興行的に成功しそうかどうかを
考察するためです。


今回は封切りから3日目の日曜夕方に観たこともあり、客席の様子がいつもと
かなり違う様子に驚きました。

まず、圧倒的にファミリーが多く、子供の年齢は小学校高学年。
それと親ですが、子供の付き添いで仕方なく観に来ているのではなく、
親自身も楽しみにしているのがわかりました。

その他、20代から60代当たりまで満遍なく集客できていて、このドラマが
幅広い年齢層に受け入れられている事がわかりました。



フジのTVドラマ「コード・ブルー~ドクターヘリ救急救命~」を初めて観た
のが、昨年7月から始まった3rdシーズン版。

一話観てその深さにはまり、すぐに1stシーズンをすべて観ましたが、
1stシーズンの放映が2008年7月~9月だったことを知ってまず驚きました。


昨今の医療ドラマは、ある程度リアリティが無いと支持されないため、
リサーチがかなりしっかりされているのは当然として、このドラマの凄い
ところはドラマ自らが刻んだ歴史と言う資産をしっかり活かしきっている
事にあります。


アニメやドラマにおけるヒットの方程式はしっかり踏襲しつつも、小さな
ストーリーを時間軸でつなぎながら、1つ1つの物語りを無駄なく使っている
繊細さにいつも驚かされますが、今回は10年間の歴史の積上げになっています。


親は子供に対し、10年、20年単位での成長を考えて接しています。

最初はダメダメだった研修医が幾多の試練を経験し乗り越えて、最終的には
過酷な救命救急チームをけん引する程までに成長していくわけで、そんな人生
ドラマを感動的に描いてくれるためファンになってしまいます。


子供の成長を常に考える方だけでなく、10年以上続く骨太な企画を作りたい人に
このドラマシリーズはお薦めです。
まだ観たことが無い方は夏休みを使ってぜひ、シーズン1から観てみて下さい。

nice!(7)  コメント(0) 

映画で母親の脳トレ [ ・映画]

この週末は久しぶりにまとまった自由時間が得られそうだったので、実家に行き、
一人暮らしの母親と映画鑑賞による脳トレをしました。

老化に伴って認知能力の低下が感じられ、これ以上、脳機能を低下させないよう
色々と試みているところで、昨年に思い付いて取り組んでいるのが「映画鑑賞」による
脳トレです。

初めて観る映画の場合、脳には色々な能力が要求されます。

・登場人物の顔と名前、性格、背景

・設定されたストーリーの国、時代、文化、経済状況

・モチーフになった社会問題

映画はおよそ2時間の枠の中でスタートし、エンディングを迎えて、観客を満足させる
エンターテイメントです。

そのため、最初の15~30分程度で上記の説明をし、観客をドキドキさせて疑問を
解決し安堵させる(ハッピーエンドの場合)のが基本的な構成になります。

色々と悩んだ末、今回選んだ映画はコレ。

22年目の告白-私が殺人犯です- ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

22年目の告白-私が殺人犯です- ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • メディア: Blu-ray
■22年目の告白「私が犯人です」
日本国内での事件で登場人物が少なく、1995年と2017年と言う時代で
ストーリー展開のスピードもそれほど速くなく、ミステリーのため母親でも
楽しめるだろうと思ったからです。


ところが、最初の10分でいきなりつまづきます。
1995年4月28日の法律改正で、死刑対象の場合の時効制度が廃止された(時代背景)
ことから物語がスタートするため、その説明が最初の5~10分でされるわけですが
まずここを理解できません。

母親の表情を見ていて「ん?今のわかった?」と聞くと、「地下鉄サリン事件が
あったのよね?」と物語とはまったく関係無い事を言うわけです。

脳機能が低下により、言葉の理解力が落ちていることが原因だと思います。


その後は、主要な登場人物(5人の遺族)について犯行経過と関係する警察組織が
説明されていくわけですが、またしても登場人物の理解がついていけていないわけです。

その度に、僕がわかりやすく説明をし、巻き戻して観直すと言う手順です。
感覚的には小学生レベルの理解力だと感じています。


嫁さんに報告すると「社会問題と言うテーマが合わないんじゃない?」と言うことで、
それも一理あるなと思ったので、次回はもっとわかりやすいハリウッド映画あたりを
選んでみようと思います。


ちなみに、前回観た「ショーシャンクの空に」は、ほぼ理解できたようで、
映画終了後に見せてくれた笑顔が満足度を物語っていました。

nice!(7)  コメント(2) 

「君の名は。」上映会 [ ・映画]

昨年夏に映画館で「君の名は。」を観た後、「嫁さんに見せたいなぁ」
思っていました。

いえ、ストーリーというよりも東京の景色が綺麗に描かれているからですが(笑)

レンタル開始の日、本を探しに偶然入ったTSUTAYAに3枚だけブルーレイ版が
残っていたため、思わず手に取ってしまい、

「今夜、『君の名は。』の上映会をやるよ~!」

と家族に連絡をしました(^^)/

DSCF7896.jpg
恐らく、僕がこのディスクを借りた最初の人だと思います(笑)

ストーリーを見せたいのではなく、近々東京へ帰省する嫁さんと娘たちが
中央線に乗ったり、新宿を歩いた時に、

「あの時のシーンに出ていたね~♪」

と思うんじゃないかなぁと(^^♪
それと、都内の友達に会う嫁さんが話についていけなくならないように…。


一応、なぜ僕が家族に見せようと思ったかは伝わったようでした(笑)

【お勧めです】海賊とよばれた男 [ ・映画]

出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにした小説「海賊とよばれた男
実写映画です。
明治から戦後にかけて、イチ日本企業が世界の大手石油メジャーを相手に
独自石油を輸入するまでの激しい道のりがたった2時間強で学べます。

公開を待ちわびていたこともあり、公開初日に観て参りました。

映画『海賊とよばれた男』公式サイト.jpg
■映画「海賊とよばれた男」公式ウェブサイトから
かつて石油資源は、石油メジャーによって独占的に採掘、精製、販売されて
いましたし、未だにそれは続いています。

ただ、その慣例にたった1社の民間企業が風穴を開けたのが出光興産であり、
社員(店員と呼ばれています)を率いた、店主 出光佐三でした。

その歴史を小説として仕上げたのが、百田尚樹氏による「海賊とよばれた男」 

 

国岡商店の創業者である国岡鐡三役を岡田准一が30代から90代までを一人で
演じ切ります。

「国岡のもんよー!油もってきたけー!

漁船への燃料販売を邪魔された国岡は、他の誰もやらなかった強引な方法で
売りまくります。

 

個人的には、元GHQの通訳で鐵三の人間性に惚れ込んで店員になった武知
甲太郎
役の鈴木亮平さん。

国岡鐵三の人間性を深く理解し、店員のまとめ役として難題に向かわせる
国岡商店の番頭役 甲賀治作役の小林薫さん。

国岡商店の資金難を自宅を売って支えた、木田章太郎役の近藤正臣さん。


この3人の他、ピエール瀧、吉岡秀隆、染谷将太など若手からベテランが
重厚なストーリーをしっかりと支え、感動を演出してくれました。

 

国内の石油販売企業が軒並み、石油メジャーの資本傘下に入る中、

国家の血液となる石油流通を外資に委ねるわけにはいかない!

と言う理念を曲げず貫き通した店主に、男が惚れ込むのも分かります。

 

日々、困難と戦っているビジネスマン、ビジョンを実現しようと孤軍奮闘
している方には、勇気とエネルギーをもらえる作品だと思います。
 
ストーリーだけなら自宅テレビでも楽しめますが、これはぜひ映画館の
ビスタサイズのスクリーンで堪能したいところです。


【おすすめ】庵野秀明監督作品「シンゴジラ」 [ ・映画]

8/1(月)映画の日に「シン・ゴジラ」を観てみました。

結論から言って「おすすめ」ですが、いわゆる怪獣作品を期待されているなら
辞めておいた方が良いでしょう。 

シン・ゴジラ.jpg
浜松にはIMAXシアターはございません・・・。

正直、観るか観ないか悩んでいましたが、あの「エヴァンゲリオン」を世に出した
庵野秀明監督作品と言うことで、期待を持って観てみたわけですが、良い意味で期待を
裏切られました。

これはいわゆる怪獣映画ではありません。
2014年公開のハリウッド版「ゴジラ」も観ましたが、今回の「シン・ゴジラ」は純粋な邦画
として創られていて、断然今回の方が面白かったです。
子供や外国人には、ちょっと難しいと思います。


面白かったのは、現代にゴジラが初めて出現する言う設定。
今この時代に突然ゴジラが出現したら、一般人はもちろん日本の政府や諸外国はどういう
反応をするだろうか?と言う点をリアルに想定したところです。

これまでの怪獣作品は、仮想の科学特捜隊(?)が各種兵器を駆使して出現した怪獣を
倒すわけですが、科学特捜隊が存在しない現代でその役割をするのは自衛隊です。


その自衛隊はもちろん国家公務員ですから法の下でしか活動できません。

そのために、政府の閣僚や官僚が何度も会議を行ない、有害鳥獣駆除(確か)と
言う名目でゴジラを駆除(笑)しようと作戦を練るわけですね。

 

庵野秀明監督は、現代日本における諸問題を「ゴジラ」に見立ててストーリーを
組み上げたのではないでしょうか?

ゴジラ駆除のためのプロセスを客観視することで、日本と言う国を風刺している
わけですが、庵野監督らしいカメラワーク、ビジュアル表現に集中して見入って
しまいました。


Blu-Rayディスクが出たら、もう一度じっくり観て、理解を深めたい作品です。 


前の10件 | -  ・映画 ブログトップ