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バイクガレージのあるサーファーズハウス [ ・建築設計]

昨年8月にご契約いただいた(仮称)バイクガレージのあるサーファーズハウス
上棟したため、近くに来たついでに立ち寄ってみました。

DSCF0755.jpg
■バイクガレージ
DINKsのオーナーさんで、お二人ともにオートバイツーリングサーフィン
が趣味のご夫婦で、週末を静岡県の自然で豊かに過ごすための専用住宅です。

お二人ともにストレスが高い職場であることがうかがえたため、
平日に家を出る際や仕事を終えて帰宅した際に、サーフボードが出迎える
玄関ホールを提案しました。


敷地の間口から、バイクガレージとサーフボード倉庫が並ぶファサードを
イメージし、ウェットスーツやサーフボードで飾られた玄関から帰宅します。
DSCF0757.jpg
■サーフボードが迎える玄関ホール
敷地条件は北側接道のため、サーファーズハウスのアイコンである
カバードポーチを「道路側ではなく南側にしたい!」と初回から明確に伝え
られていました。

初回提案のコンセプトは、その後の実施設計でも変わらず踏襲され、
着工となりました。昨年は3件のサーファーズハウスのご相談をいただき、
すべて実現する予定です。


僕自身が自然遊びが趣味で、高ストレスな職場だった時に自然遊びで
ストレス発散していたため、その経験や価値観が共感いただいたと
思っています。

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iPadのノートアプリ「Good Notes5」が便利 [ ・建築設計]

2020年モデルiPad Proが届いてちょうど1週間。
1日1時間だけ触り、YouTubeで便利な使い方を調べて、自分に良さそうなアプリを
一つつづインストールしています。(時間がかかって面倒ですが・・・)

そんな中で建築設計の仕事に使えそうなアプリを試してみたところ、1時間ほど
触っただけで「ナルホド、これは良さそうだ♪」と思い、アップルペンシルも購入し、
この週末あれこれトライしてみました。


GoodNotes5とPencil.jpg
■ノートアプリ「GoodNotes5」
先週ちょうど発行されたばかりの、日経アーキテクチュアでも「コロナと
向き合う仕事術」のコラムで紹介されていました。


では、どんな風に便利かと言うとこんな感じです。
実際に今、実際に取り組んでいる物件で紹介してみたいと思います。

建具表.jpg
■建具表
言わずと知れた建具を一覧にした意匠図面の一つで、建具の主要寸法と仕様が記載
されています。

この物件は、鉄骨造3階建て、延べ面積4,400平米の事務所兼工場。
使用する図面枚数は意匠図、構造図、設備図合わせて200〜300枚になりますが、
それが薄いタブレット一枚に格納されるわけでまず持ち運びが楽になります。


PDFデータを見るだけならノートPCと何ら変わりませんが、ノートアプリの凄い
ところは、ペンで自由に書き込みができるところにあります。



色決め.jpg
■例えば色決め
工事が始まると毎週現場定例会が開催され、進捗報告と課題の共有がなされる
わけですが、色や仕上げが未定だったものを一つ一つ決めて行きます。

現場では製品のサンプル帳が用意され、気になる色柄の原寸サンプルを用意して
もらい、色を確定させていきます。

その際、紙の図面に記録として書いて行くわけですが、大人数の会議であれば
プロジェクターで投影して確認しながら記録していけます。



仕様決め.jpg
■玄関のインターホン検討
セキュリティ管理のためのインターフェイスもどのメーカーのどの製品を使用
するのか、クライアント交えた会議で決定していきます。



構造図.jpg
■構造図
構造図でも設計段階で未確定部分がある場合は、着手前に寸法決めをします。
通常、意匠図、構造図、機械設備、電気設備、外構図は別ファイルで使用しますが、
画面上部のタブですぐに表示でき、アーカイブ表示から目的の図面にたどり着く
のもとても簡単です。


さらに便利なのは、必要な図面だけを出力できるため、メールやSNS経由で関係者に
送って議事録の資料作りも早いです。

これらだけでも十分便利なのですが、PDFデータ中のテキストも検索できるそうで
大量の図面や書類から検索することも可能だとか。(まだ試していません)
その他にも、スケッチアプリで手描きのスタディも描けるし、保存データとの
やりとりもしやすくなり、かなりPCに近い使い方ができるようになりましたから、
現場が始まるまでにサクサク使えるように練習しておこうと思います。

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