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【初夏の青森旅(その17)】十和田市現代美術館(後編) [ ・東北エリア]

2022年5月の青森一人旅もいよいよ今回で最終回の予定です(笑)

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■十和田市現代美術館エントランス
今回の旅は駅レンタカーでの周遊旅でした。
奥入瀬渓流館駐車場から奥入瀬川沿いに国道102号線を下り、およそ30分で
美術館の無料駐車場に到着。
駐車場からは徒歩3~4分でエントランスに向かいます。

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(手前)作品名:フラワーホース/作者:チェ・ジョンファ
(右奥)作品名:はじまりの果実/作者:鈴木康広


さて、このエントランス広場の対面にはアート広場があり、街中に前衛的な
現代美術作品が展示されています。
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作品名:ゴースト/作者:インゲス・イデー


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作品名:愛はとこしえ十和田でうたう/作者:草間彌生
草間彌生氏によるこれまでにない大型作品だそうです。
画角的には左側から全景を撮影するのが正解のようです(>_<)


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作品名:ファットハウス・ファットカー/作者:エルヴィン・ヴルム
こうして改めて見てみると、アートのある町って中々凄いと思いますね!

市としては建築にも力を入れているようで、安藤忠雄氏設計の市民図書館、
隈研吾設計の市民交流プラザ「トワーレ」、カトリック十和田教会などの
建築探訪も楽しめます。


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■ファットハウス・ファットカーから美術館全景
以上、青森市現代美術館&アート広場は如何だったでしょうか?
入館料は1800円(令和5年9月7日現在)
開館時間は9時~17時

現代美術館だけでも優に2時間は楽しめますし、青森県立美術館とセットで
午前午後と言う美術館周りも。


私は、浜松駅からレール(新幹線)&駅レンタカー3泊4日の旅でしたが、
総額15万程でとても密度の濃い旅行で思い切って行って良かったです。
次回は、妻と二人で秋に訪れてみたいと思っています。


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【初夏の青森旅(その16)】十和田市現代美術館(前編) [ ・東北エリア]

2022年5月の青森旅行も十和田市現代美術館でいよいよ最終章となりました!

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■十和田市現代美術館
プロポーザルにより美術館設計者として選ばれた西沢立衛氏により2008年に
開館しました。

「アートのための家」と言うコンセプトで各展示室を独立配置させ、それらを
ガラスの通路で結ぶ構成とすることで、アート作品に合わせた建築空間を
作っています。

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作品名:スタンディングウーマン/ロン・ミュエク
例えばこれ!

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高さ4m近い女性の立像です。
他の入館者の方と交代で撮影してもらったものですが、身長179cmの自分と
比較してもその大きさが良く分かると思います。

このアートを見るためには、この天井高と引いてみるための床面積が必要になる
わけですが、他の作品が無いためその作品だけを純粋に楽しめます。


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展示室をつなぐガラスの通路
コンセプト通り、大きな芝生広場の敷地に展示室が散らばっていて回遊しながら
各展示室を回ります。

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作品名:夜露死苦ガール2012/奈良美智
青森県立美術館の「あおもり犬」の作者でもある奈良美智氏の個展が2012年に
開催された際に制作された巨大壁画だそうです。

シンプルな絵ですが、とても印象に残る個性的な画風ですね。

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作品名:不明/作者:不明
とてもインパクトがあったので撮影したものです。

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日本の道百選に選ばれた「官庁街通り」からエントランス広場越しの全景
ナルホド!この建築が有名になった理由が良く分かります。


次回、後編では草間彌生ワールドを楽しめる美術館対面のアート広場を中心に
ご紹介したいと思います。



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【初夏の青森旅(その15)】奥入瀬渓流で貴重体験! [ ・東北エリア]

2022年5月の青森一人旅最終日は、十和田市現代美術館をメインとしました。
モダン建築物好きならご存知、SANAAの共同代表、西澤立衛氏による設計。
帰りの青森新幹線までの時間を考えると、即向かいたいところですが、
一方で奥入瀬渓流をもう一目目に焼き付けておきたくて午前の1時間だけ、
奥入瀬渓流を散策することにしました。

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■奥入瀬渓流館駐車場最寄りの入口
この日は奥入瀬渓流の下流側起点にある、奥入瀬渓流館に車を停めて30分で
往復できる範囲で散策をしました。

30分ほど歩き、そろそろ戻ろうと思って下りながら紫明渓付近で写真撮影を
していたところ、足元からの「ギャウ!」と言う鳴き声に驚き、大きく飛び退き
ました!


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フキの根元に何か野生動物がいる・・・
イヌじゃないしタヌキでもない。見たことが無い野生動物でした。

時間が無いため写真を2枚だけ撮影して駐車場に戻り、奥入瀬渓流館のスタッフに
写真を見せて「吠えられましたけど何か分かりますか?」と聞いてみました。


「ああ~、これはアナグマですね!
 中々見られないですからラッキーでしたね♪
 私達も鳴き声は聞いたことないですよー!」

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■名物?苔ソフト(笑)
年間を通して、湿度が高い奥入瀬渓流には多種多様な苔が自生しています。
苔を模した抹茶をソフトクリームに掛けただけですが、面白かったのと
アナグマに出会えた記念に購入し、十和田市現代美術館へ向かいました。


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【初夏の青森旅(その14)】奥入瀬 森のホテル [ ・東北エリア]

2023年5月末の3泊4日一人旅最後の夜は「奥入瀬渓流 森のホテル」でした。
奥入瀬渓流沿いに唯一あるのは、星野リゾートの奥入瀬渓流ホテルでしたが、
一人旅では割高となるため、次回に妻と訪れる時に利用することにしました。

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■お待ちかねの夕食
ステイ客の殆どは夫婦か女性グループだったため、少し距離を置いた席を
用意してくれたのかもしれません(笑)

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■独りでコース料理
このホテルの売りはキュイジーヌ。
フランス語で「新しい料理」を意味するそうで、古典的なフランス料理ではなく
独創的なお料理を売りにしているわけです。

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■アミューズ
 左から竜飛岬産真だこのレモンマリネ
 中 ミニトマトのロースト
 右 青森県産本まぐろ

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■アントレ
 2色のアスパラ瞬間スモーク、ハモンセラーノ、十和田ハーブ野菜

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■食事
 ふきのとうのポワソン

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■魚料理
 八戸産イシガレイの白ワイン蒸し
 オランデーズソース
 十和田野菜

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■甘味
 マカロン
 青天の霹靂リ・オーレ
 八戸産苺 バニラアイス

独りで味わうのはちょっと寂しげでしたが、キュイジーヌとうたうだけあって
美味しかったです♪


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お部屋は一人では広すぎました(笑)


■ビックリエピソード
八甲田山麓の森に入ると木々の中から野鳥の様なセミの様な鳴き声が聞こえて
いたため、チェックアウトの際にホテルマンに聞いてみたところ、ナント、
ヒグラシ蝉とのこと!
ヒグラシと言えば、夏の終わりに鳴くセミと言う印象でしたから、初夏の5月に
鳴いているのが驚きでした。
去年が特別な訳では無く、八甲田山エリアでは通常のことだそうです。
きっと、夏が短い八甲田エリアでは初夏の訪れと共にペアリングしないと、
いけないからなんだと思いました。

初夏にヒグラシが鳴く土地。
旅物のミステリー小説に使えそうなエピソードだと思いませんか?


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【初夏の青森旅(その13)】奥入瀬渓流散策の後編 [ ・東北エリア]

2023年5月末の青森一人旅も残すは今回の十和田湖編十和田市立美術館編だけ
となりました。

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■奥入瀬渓流の起点の十和田湖
十和田湖の始まりは、20万~15万年前に火山が形成され、4万~1万3千年前の
大噴火によって中央部が陥没したことでカルデラ湖となりました。
最深部は327メートルと深く、水圧に耐え切れずに決壊して流れ出て奥入瀬川が
生まれました。

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■子ノ口(ねのくち)
この橋から向こうが十和田湖です。

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■奥入瀬川見返し
子ノ口の橋上から散策してきた奥入瀬川を見返した写真です。
汚濁物質の流入がとても少ないため、澄んで透き通った水色です。

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■子ノ口バス停
中央に走るのが国道102号線で茶色の建物が、JRバス東北が運営する子ノ口駅
休憩所です。
レンタカーを駐車してある石ヶ戸休憩所に戻るため、JRバスに乗るのですが、
次の最終便まで2時間弱、子ノ口周辺を散歩したり休憩所でソフトクリームを
いただいて待ちました。

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■カルデラ湖と外輪山
巨大噴火で陥没したとは言え、残った外輪山は600~1000メートルもあるそうです。
その勾配のまま、湖があるわけですから透明な水も深い青色になりますね。

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■子ノ口の遊覧船発着所
十和田湖の遊覧船は、ここ子ノ口と休屋間を50分掛けて遊覧できるようです。
十和田湖には2つの半島により3つの湾があり、それぞれ東湖、中胡、西湖と
呼ばれ、東湖側の発着所が子ノ口、西湖側の発着所が休屋となります。

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■十和田湖内から見た奥入瀬川
要するにここでカルデラ湖が決壊したわけですね~。

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■ようやくバスに乗車
奥入瀬渓流の右岸側を走る国道102号線をJRバスに乗って戻ります。
左側には奥入瀬渓流が流れるため、要所要所で観光アナウンスが流れたと
記憶しています。


一日中歩いて疲れたので、ホテルの温泉にゆっくり浸って身体をほぐし
美味しい食事を楽しみます。

次回は、青森で最後の宿泊地「奥入瀬 森のホテル」のリポートです。


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【初夏の青森旅(その11)】奥入瀬渓流散策 [ ・東北エリア]

奥入瀬渓流の景観を実際に目の当たりにしても、まったく期待を裏切らない
ことにまず驚きました。

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■新緑に輝く透き通った浅く広い水面

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言葉は不要だと思うのでしばし写真を続けます。

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■奇跡の地形と言われる所以
左側に往復2車線の国道、そして散策路、右に奥入瀬渓流の川面が確認できる
ショットです。

これほどの景観にマイカーで楽にアクセスできる上、水辺に近い高さで散策できる
わけです。

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■渓流の景観は様々
年間を通して水位が大きく変動しないからだと思いますが、水面とほぼ同じ
レベルで苔や植物が付いています。

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■名所「阿修羅の流れ」
流路勾配が急な箇所では急流となり、高低差がある箇所では見事な滝に
出会えます。

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■平成の流れあたり
ここらでもまだ1/3程度です(笑)
次回では、銚子大滝を経て十和田湖までの経路を紹介したいと思います。

まだまだ暑さ厳しい日が続きます。
無理しないで、乗り切っていきましょう。


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【初夏の青森旅(その10)】念願の奥入瀬渓流散策 [ ・東北エリア]

2023年5月末に訪れた初夏の青森旅もいよいよ奥入瀬渓流編となりました。

酸ヶ湯温泉をチェックアウトした後は、じっくり一日掛けて奥入瀬渓流を散策
する計画としていたため、レンタカーをどこに停めるかなどを前日の内に、
奥入瀬渓流で宿泊する奥入瀬 森のホテルに問い合わせておきました。

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■石ヶ戸休憩所
そもそも奥入瀬渓流とは、カルデラ湖である十和田湖が太古の昔に決壊して
出来た河川の上流部約14km区間を言うそうです。

そのため、奥入瀬渓流らしい景観が始まる石ヶ戸休憩所にレンタカーを駐車し、
渓流を十和田湖まで遡上していき、子ノ口でバスに乗って石ヶ戸休憩所に戻る
計画としました。


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■総合案内板
建設コンサルタント時代に公園の設計をしている時は、サイン計画も
やっていました。施設全体の説明目的のものを総合案内板と言います。


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木製階段の向こうに川面が・・・
いよいよ奥入瀬渓流とのご対面でワクワクしていた半面、長年恋焦がれていただけに
「実際に見てガッカリしたらどうしよう?」と言う心配もありました。


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心配は杞憂に終わりました!
この後、延々とこのような景色が続きますが、かと言って飽きるわけではなく
様々な変化が楽しめるため、じっくり堪能しながら歩を進めました。


おっと、残念ながら今日は時間となりました。
奥入瀬渓流は後編に続きます。



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【初夏の青森旅(その9)】憧れの酸ヶ湯温泉旅館 [ ・東北エリア]

昨年2022年5月末に旅した初夏の青森旅行その9です。

5/23 青森市内 → 5/24 青森県立美術館・青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館・
雪中行軍遭難記念像・田代平湿原・グダリ沼酸ヶ湯温泉 → 5/25 奥入瀬渓流
散策 → 5/26 十和田市立現代美術館・帰路

2日目の宿泊は念願の酸ヶ湯温泉旅館です。
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■酸ヶ湯温泉旅館 全景
最初の宿泊地「ダイワロイネットホテル青森」をレンタカーで出発し、各地を
経由して16時過ぎに到着。この日の走行距離は55kmでした。

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■正面玄関
日本でも有数の豪雪地帯で一晩で1m近く積もる日もあるそうです。
八甲田連邦の南麓ですが完全に雪が解けるのは、6月末頃だそうで5月末でも
日陰には残雪が見られました。

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■夕食
お食事はシンプルですが普通に美味しかったです。
自分が予約したのは「湯治客用」客室です。連泊を目的とした客室で、
浴室なしトイレ共同な分、お部屋代もリーズナブルです。

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■翌朝 周囲の環境
酸ヶ湯温泉と言えば、混浴の千人風呂が有名ですが撮影できないため、
写真はありません。
これがとても良い湯で一日に何度入っても「良い湯だなぁ♪」と感動しました。
著名人達が日本の混浴文化を残す運動をしている宿ですが、混浴とはなり
ませんでした。

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■名物のソフトクリーム
館内は歴史のある当時宿と言った感じです。
3日目は、もう一つの目的である奥入瀬渓流の散策です。


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【初夏の青森旅(その8)】グダリ沼散策 [ ・東北エリア]

昨年2022年5月末に旅した初夏の青森旅行その8です。

5/23 青森市内 → 5/24 青森県立美術館・青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館・
雪中行軍遭難記念像・田代平湿原・グダリ沼・酸ヶ湯温泉 → 5/25 奥入瀬渓流
散策 → 5/26 十和田市立現代美術館・帰路

2日目のグダリ沼の散策記録です。

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■グダリ沼
沼とは呼ばれていますが、八甲田連峰の雪解け水による日量20万tもの豊富な
湧水を水源に穏やかに流れる清流です。流れ一面に広がっているのはバイカモ。
バイカモとは漢字で梅花藻と書くように、白く華憐な梅のような花を咲かせる藻
のことで水温が低く流れのある清流中に生育します。


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■昼食兼コーヒータイム
2日目は立ち寄り地が多岐に渡ったため、のんびり昼食をとる時間が無いと踏み、
県立美術館の後でコンビニに立ち寄って、アップルパイを購入しておきました。

野点珈琲セットは「どこか景色の良い場所で飲もう!」と思って、バックパックに
入れておいたものですが、小さな羽虫がブンブン纏わりついて落ち着いて食べられ
ませんでした・・・(+_+)


グダリ沼へのアクセスですが、観光者向けの看板が無くGoogle Mapsを頼りに
最寄りの駐車場に停め、スマホ片手に草原の中をさまよい歩いてたどり着きました。
さぁ、次はいよいよこの旅の最初の目的地「酸ヶ湯温泉」です!


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【初夏の青森旅(その7)】田代平湿原散策 [ ・東北エリア]

昨年2022年5月末に旅した初夏の青森旅行その7です。

5/23 青森市内 → 5/24 青森県立美術館・青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館・
雪中行軍遭難記念像・田代平湿原・グダリ沼・酸ヶ湯温泉 → 5/25 奥入瀬渓流
散策 → 5/26 十和田市立現代美術館・帰路

2日目の田代平(たしろたい)湿原の散策記録です。

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■田代平湿原案内図
子供の頃から「水のある景観」と水生生物が好きだったこともあり、ビオトープの
設計をさせていただく機会をいただいたのは本当に幸運でした。

そんなことから、湿地湿生植物を学ぶ機会にも恵まれたため、尾瀬や釧路などの
冷涼な土地にある湿地帯の興味が強く、この田代平湿原はとても立ち寄りたいと
思っていた場所でした。


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■龍神沼(りゅうじんぬま)
田代平湿原の公共駐車場にレンタカーを停め、最初に出会うのが龍神沼です。
木道から遠くにあるため、詳細は分かりませんが水の神様である龍神がいても
不思議ではない幻想的な雰囲気が漂っていました。


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■湿地の木道
八甲田山麓はまだ雪解けしたばかりで、夏にかけて湿生植物群落が芽吹く前
なので、まだ原っぱと言う印象です。


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■池沼にはスイレンの仲間
地形的には山脈に囲まれた盆地となっていて、遠い昔は湖沼でした。
湿地とは、湖沼が埋まって陸地に移行する過程の途中の段階を言うのですが、
寒冷地の場合、夏に成長した植物が完全に分解されず泥炭となって堆積し、
冷涼な気候を好むミズゴケ類が大きな群落を作るそうです。

このミズゴケ類も分解されずに堆積し、中央部が盛り上がった高層湿原
呼ばれ、ミズゴケ遺体が不透水層となって池沼を形成します。


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■木道の分岐部にある休憩所
この景色から盆地であることが良く分かると思います。
この日、田代平湿原を散策して出会ったのは2組のご夫婦だけ。
自分は一人だったため「いつか必ず妻を連れて来たい!」と思いました。

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■雪渓と湿原
八甲田山脈から何と言うか息を飲む美しさの連続で、本当に来て良かったと
思いました。


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■田代平湿原の植物
この後、夏に向かってこれらの花々が咲くようです。
近くに住んでいたら、2~3週間起きに訪れて季節の変化を楽しんだと
思います。

奥様が写真撮影をしていたもう一組のご夫婦に声を掛けたところ、
昨年秋に訪れてとても良い所だったので、この時期に訪れたとのこと。

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■恐らく、ザゼンソウ
ミズバショウを小さくした様な感じの湿生植物です。
湿地と言う場所は、本来、植物にとってとても過酷な環境になるため、環境に
適合した植物、生物だけが生息していけます。


景観とは、地形の他、気候に適した植物によって長い年月をかけて、その土地
独自の景色になったものと言えます。

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