少し多めに樹を植える [□はじめに]
全3回シリーズで僕が目指していることをお話しましたが、最後にもう一つだけ
つけ加えたいことがあります。(今回は手短に)
それは、少し多めに樹を植えることで住まいがとても豊かで快適になるということ
を知ってもらいたいと思っています。
■年末、新たに植えたコハウチワカエデ、通称『イタヤメイゲツ』
ひなた席に座った際にブラインドとして機能し、夏はデッキに気持ち良い木陰
を落としてくれます。
ひなたCAFEにいらした方はお分かりいただけると思いますが、アプローチに
植えたこれらの木々は カフェエントランスへのゲート的な役割もあります。
この樹は夏に造園屋さんに依頼して探してもらい、年末にようやく
植えられたものですが、樹形がとても美しく、今一番のお気に入りです。
さらに、近くにあるお花屋のアップルさんにお願いして、
オリーブの樹を探してもらい、素焼きの鉢に植え、ご覧のようにベンチの
脇に配置しました。
暮れの大掃除を終え、ひなたCAFEのオーガニックコーヒーを淹れて
一息入れている嫁さんにモデルになってもらいました(笑)
画像での紹介は辞めておきえますが、新たに植えた木々が良い感じの
目隠しになり、ブラインド全開にするととても気持ち良い席になりました。
カフェ営業時の日中は直射日光が直接入ってくるため、眩しくて全開には
できませんが、新年からはランチが終了した時間帯からブラインドを開けて
みたいと思います。
もし、空いていなかったら是非スタッフにお声掛け下さい。
ところで、これらひなたCAFEの植栽費用は、今回追加分を入れて100万程。
駐車場工事を入れても160万円程度です。
これを高いとみるか安いとみるかはそれぞれですが、建築工事費(上モノ)
の1割弱で外構費用として設計時に予算計上し、計画をスタートしました。
100万円相当の建築工事費と言うと、木造では床面積2~3坪にあたります
から、住宅取得の予算総額が同じとして、床面積を2~3坪少なめに設計
したとお考えいただければ。
前回、ランドスケープデザイナー時代のお話をしましたが、この時の経験
から建築設計は街の景観を作る行為として考えるようになり、同時に豊かな
植栽に囲まれた空間を求めるようになりました。
そのため、庭木を生活に取り込むことで日常生活がもっと快適になることを
確かめようと思いました。
これを実際にやってみての感想ですが、想像以上に良かったです。
本当にかなり良かったです♪
どういう点が想像以上に良かったかと言うと・・・
1.建物はリフォームでもしない限り、入居後は大きな変化はないが、
植栽(特に落葉樹)は四季の変化を感じさせてくれる。
2.良く考えて外構計画を行なうと、敷地をもっと有効に広く活用する
ことができる
3.子供の感性に与える影響が高い(と思われる)
4.庭と一体的に活用することで室内の快適性が飛躍的に向上する
5.上記への費用対効果が非常に大きい
その他、二酸化炭素の吸収とか、街の景観を向上させるとかの社会的な意味も
ありますが・・・。
とは言え、これは言葉やネットだけではなかなか伝わりませんから、
ひなたCAFEを通して実感していただき、意識が変わる方が少しでも増えて
くれればと思っています。
これまで僕が家作りに携わったお施主さん達が、外構と一体的な家作りを
してくれました。の一つ、サーファーズ・ニアビーチ・ハウスの施主である
Oさんご夫妻と食事をした際、
「庭が出来てから、わざわざ大回りして南側を通って家に帰っています♪」
と言うコメントを奥様からいただきとても嬉しかったですが、春になり、
落葉樹が芽吹いた頃に訪問し、「どのように感じたか?」また伺って
みようと思います。
自分のこと、目指していること(3/3) [□はじめに]
自分のことを大雑把に綴るこのシリーズも今回で最終回となります。
第一回は、都会生活を経て静岡で家庭を持つことを決めた、Uターン決意編
第二回は、建設業における設計の楽しさと責任の重さを知った、建設コンサル編
でした。
そして、静岡県内での転職先の選定を始めるわけですが、次の職種の判断基準は・・・
自分のこと、目指していること(2/3) [□はじめに]
超個人的な記事なのに、思っていた以上にアクセスがあるのが不思議です(笑)
他にも書きたい記事が幾つもあるので、とっとと終わらせたいと思います。
このシリーズのタイトルを、自分のこと、目指していることとしました。
すなわち、僕が誰で、このブログやひなたCAFEを通して何をしようとしているのか?
を整理して伝えるのがこの記事の目的です。
そのため、僕がなぜそういう結論に至ったのかを知っていただくためにも、
今回はランドスケープデザインをしていた、前職の建設コンサルタントと言う職業のお話です。
自分のこと、目指していること(1/3) [□はじめに]
【ご意見下さい】浜自カフェBlogは当初の役割を終えたから・・・ [□はじめに]
2006年4月1日に自宅カフェ開業の奮闘記としてスタートした浜松自宅カフェブログですが、
昨年12月3日に無事ひなたCAFEとしてオープンし、すでに9ヶ月が過ぎました。
この間に、浜松市南区のあさがお新聞店さん発行のミニコミ誌に取り上げていただいたのを
皮切りに、静岡新聞社のびぶれ浜松さん、サイクルスポーツ誌さんの他、浜松タウンFM局の
エフエムHaroさんでのライブトーク、中日新聞社さんのママミーヤさんで紹介していただきました。
資金ゼロ、経験ゼロ、協力者ゼロからスタートした浜松自宅カフェのプロジェクト。
自分に出来ることと言ったら建築とランドスケープの知識だけ。
だけど、ちょっと料理が上手でセンスが良くて優しい嫁さんがいる。
静岡にUターンして二人の子供に恵まれ、地元を知るに連れ余計に愛着が生まれてきた。
そういう状況で始めた浜松自宅カフェプロジェクトでした。
・浜松自宅カフェが目指している方向は正しいのか?
・そもそもこんなに不便で小さな店に、お客様が来て下さるのか?
・本当の有益な建築情報を発信するカフェになり、良質な住宅や建築が建ち、街の活性化に
つながって欲しい!
そんな不安と期待を込めて3年と5ヶ月、浜自カフェBlogを続けてきました。
ですが、、、
感謝の気持ち [□はじめに]
今日4月1日は、ソネブロをスタートして丸1年。
しかも、浜松市が政令指定都市に移行する日でもあります。
そもそもこの浜自カフェブログは、上棟式と餅投げで感動した嫁さんが、
「よしっ、ブログを立ち上げるぞ!」
と急に言い出し、2005年9月19日に楽天ブログで「のんびり曜日。」として産声を上げた。
【100記事記念】自分の存在理由 [□はじめに]
100記事目の今回は、自分のことについて多少お話ししたいと思います。
下の写真は、建設コンサルタント入社4年目に設計を担当したものです。
千葉県の九十九里海岸沿いを走る有料道路の休憩所で、パーキングエリアのようなもの。
(パンフレットの表紙から拝借しました)
当時はまだ道の駅と言うものがなかったのですが、道の駅と同じコンセプトをクライアントに提案し、デザインしました。
(現在は、色々と手が加えられているようです)
僕が建築を志すきっかけとなったのは忘れもしない高校3年生の時。
受験校を決めたのが最初のターニングポイントでした。
カフェのある家に住む! [□はじめに]
東京の建設コンサルタントで9年間、ランドスケープデザイナーとして公園や道の駅を
設計していた夫婦が夫の故郷である浜松にUターンしました。
長女の出産を機に、地場産材である天竜杉を使った、気持ち良い自宅の建築を決意。
「どうせ家を建てるならカフェも作っちゃえ!」
と言う軽いノリで自宅カフェ兼用の住宅となりました。
建築士の夫が、家作り、カフェ、自転車そしてランドスケープを中心に綴っていきたいと
思います。