便利になった奨学金手続き [■我が家の子育て]
にはまとまった費用がかかります。
長女とは何度も話し合い、意向を確認した上で学費は家庭で負担し、月の生活費は
奨学金とアルバイトだけで賄える範囲とすることで合意しました。
と言うのも、2020年は景気後退局面になることが想定されたため、仕送り出来なく
なることも想定したからです。
と言うのも、僕が大学に入学したのは、今から35年前ですがその時に大変だった
のは毎月の生活費だったからです。
その時の経験から、親権者(=私)に何かがあっても、学校を卒業できるように
しておきたいと思いました。
僕の学生時代は、奨学金の手続きは大学入学後に行なうため、実際に貸与金が
振り込まれたのは7月中旬でした。
大学が日本育英会(当時)の窓口をするため、記入した書類を大学に提出し、
書類審査が行われるというステップでした。
この問題を解消するため、今は高校時代に奨学金の予約ができるようになっていて、
長女はすでに奨学生候補者であることが決定していました。
■奨学生採用候補者決定通知
この通知書には、どの種類の奨学金を受けることができるのか?幾ら貸与できる
のか?が明記されていて、つまり事前に審査が済んでいるわけです。
後は、入学後に学校が配布する書類に則って、(独)日本学生支援機構のWebサイト
にアクセスし、学生番号とパスワードを入力してログインすると、最終手続きを
利用者自身で行なうことができ、驚くことに最短の4月中に入金が確定します。
これで、僕に何があろうと寮費の確保が出来たことになります。
決して、新型コロナ問題を予見していたわけではありませんが、先が見えない
状況に対しても対応できそうです
これらのことは娘にすべて見せて教え、「学生時代の2年間でお金の使い方を
学んで欲しい」と伝えました。
そして、「何かをやろうと思ったら、まず資金を確保することを考えなさい」
と教えました。
次女の高校入試合格祝いとホワイトデー [■我が家の子育て]
本来なら高校で合格者の発表が行われるところですが、新型コロナ対応の
ため、静岡県では電話での合否連絡となりました。
不合格者のみ14時半~15時15分の間に電話があるとの事で、娘と妻は
ヒヤヒヤの45分間を過ごし、15時15分に合格が決ったと仕事中の僕に
メッセージがありました。
さすがにこの日は居ても立ってもいられず、早め(19時過ぎ)に退社し、
いつものケーキ屋さんに寄ってホールのお祝いケーキを購入し、家路を
急ぎました。
次女は昨年7月下旬の公式大会まで陸上部で励んでいて、1学期の成績が
志望校には足りませんでしたが、「志望校以外なら行かなくて良い!」
と言うと、部活を引退した後は好きなテレビを我慢し、朝から深夜まで本当に
頑張り、2学期で内申点を大きく伸ばし、受検可能になりました。
その後、年末年始も猛勉強をして本試験に臨み、自らの努力で合格を
勝ち取りました。
■ミックスベリーとレモンクリームのパイ
例年のホワイトデーは1ピースづつ、計4ピースの各種ケーキを購入して
いましたが、今回はお祝いと言う事もあり、初めてホールを購入したところ
家族全員とても喜んでくれました♪
1年生から普通に勉強していればそれほど苦労することは無かったため、
「なぜこんなに苦労したか分かるか?」と今までを顧みさせました。
正直、1年生最初の成績から、こうなる事は予見出来ていたため、もっと
高い目標を伝えていたのですが、その意図が分からず苦労する羽目になった
事から、目標を定めてそこから逆算して行動を決めることを教えました。
ん~、とは言え根が呑気な性格ですから、これからも同じような感じに
なる気がするので、別の方法を色々と試そうと思っています。
【子供に教えたいこと】考えるとは? [■我が家の子育て]
高校受験が迫る次女に「考えるとは?」と言うことを教えました。
以下は、あくまで僕の持論ですけど、宜しければ参考になさって下さい。
私「この問題を考えてみなさい」
娘「考えてみたけどわからなかった!」
私「それは考えてないよ。そもそも考えると言う事がわかっていないね?」
と言う事で、考える事の定義とそのプロセスを教えようと思って次の
問題を出した。
----------------------------
私「文部科学省の調査によると朝食を毎日食べている子供はそうでない子よりも
学力が高いと言う報告があった。
これは正しいだろうか?またその理由を述べよ」
娘「正しい。脳には栄養が必要だから」
私「それは報告そのままだね。つまり誰でも知っていることを答えただけで、
情報発信者の情報を鵜呑みしているのでとても危ない。
『考える』と言うことは、まず疑った上で仮説を導くこと。
しかし、あくまで仮説だから『実験』や『検証』をして証明をする。
人間がすべき事は他の誰も気づいていない事や知られていない事を
言語化(=情報化)すること。既に知られている事を調べるのは
AIが担うことになるはず」
と言うことで、中3の娘と30分間対峙して質問を繰り返す事で『考え』を
掘り下げる体験をしてもらった。
思春期の娘とガチで対話する理由を分かってもら
おうと思ったわけですが、
「考える」と言うことが多少理解できたようです。
進学のための資金計画書を作らせる [■我が家の子育て]
夏休み中から始めましたが、当然1回で完成させることはできません。
まず「費用」の項目しかないし、金額が実態にあっていないのです(笑)
娘に進学の予算書を作らせる目的は、親元を離れる前に資本主義社会で生きることを
身につけてもらいたいから。
そのため、間近に迫る「進学」をワークの題材にしました。
1.卒業までにどれ程のお金が必要でそれでも行く意味があるのか?
2.何かをやるには裏付けとなる資金が必要
リアリティのある資金計画書を作ることができれば、殆どの事が実現できるし、
社会を良い方向に変えるアイディアも世に出せるわけです。
父親としては、娘と大人の会話ができるのが楽しみでした。
実際、娘は素直に言うことを聞き、予算書を埋めるためにネットで調べたり、
あちこちに電話して聞いたりしていました。
■作成中の予算書
これを見ると、娘の考え方が良く分かります。
「交通費が学校と寮との定期代だけって事は、帰省はしないの?」
「アルバイト代がこの金額ってことは、週3日バイトをするって事だよね?」
「食費がこの金額ってことは、毎日自炊するんだね?」
「東京は街全体がショッピングセンターだから、歩いていると可愛い服が目に
入ってくるけど買わない自信ある?」
僕自身、大学4年間一人暮らししていましたし、都市生活を体験していますから
男女の違いはあれど、地方から都市に出た時の生活はほぼイメージできます。
想像の話だと娘も僕も本気で取り組むのは面白くないですけど、僕自身が実行
してきたことが今につながっているため、反発することなく話を聞いて取り
組んでくれるのが嬉しいですね。
それにしても、東京で2年間一人暮らしと授業料、教材費でこんなに必要なの?
って感じです(>_<)
リスク管理として「万が一、俺が職を失っても卒業できる予算計画にする!」
と説明し、上手なお金の借り方も覚えて貰えればと思っています。
娘の手作りバレンタイン菓子作り [■我が家の子育て]
長女は2/14の夜でしたが、次女は学力試験と重なったため遅れて日曜日の午後から
お菓子作りをしていました。
私「今年は何を作るのかな?」
次女「今年もベルギーワッフルを作るよ♪」
私「去年も作ったのか?道理で慣れた手つきだな!」
嫁さんから時々教えて貰いながらも、レシピサイトをiPadで見ながら
一生懸命に粉をこねる娘の姿を僕は微笑ましく見ていました(*^_^*)
夜、焼き上がったばかりのベルギーワッフルを誰よりも早く味わう事が
できましたから、お礼にホワイトデーは美味しいスィーツを用意しないと
いけませんね。
JC、JKのための仕事の話 [■我が家の子育て]
「大人になる」と言うことは「社会に出て仕事をする」と同義ですから、
仕事とはどういう事か、どんな事が待っているのかを話しました。
そして希望の職業に就くために学校がある事。
なぜ学ぶ必要があるのかと言うと、その分野の基礎知識がある事、能力を持って
いる事が一緒に働く条件になっているから。
しかし、生活のために働いた経験が無いためピンと来ていませんね(笑)
いずれ分かる事ですが、その時になって「父親が何度も言っていたのは、
このことだったのか!」と気付いてくれたらと思っています。
長女のはじめての学園祭に行ってみた [■我が家の子育て]
当時4歳だった長女が今年春にはもう女子高生です(笑)
中学生になった時は「もーちゅー(もう中学生)だな!」と言っていじっていたのに、
あっと言う前にJK(女子高生)です。
そんな長女にとって初めての学園祭がこの日曜日開催されたため、娘の楽しい
高校生活を見に行って来ました♪
■駐車場からの校舎
開校11年の新設工のため、校舎は新しくまるで大学キャンパスのよう。
のびのびとした雰囲気で楽しそうでした。
僕の高校時代は暗黒のようでしたから、羨ましい限りです♪
今回、長女はクラス代表の学園祭実行委員メンバーとしてクイズの景品を購入したり、
とりまとめをやったりしたそうで、しっかり取り仕切ったそうです(笑)
意外だったのは、別の高校に行っている中学の同級生や部活の後輩にも声がけして
いたらしく、集客が功を奏して、「地元の友達がたくさん来て良いな~!」と言われた
ようです(一体誰に似たやら・・・)
■茶華道部の部屋
茶華道部の部室では、お抹茶と和菓子をいただきました。
お菓子代120円で抹茶を点ててくれます♪
その他、学校の田んぼで作った黒米やイチゴジャムなどを購入して、楽しみながら
貢献してきました。
イチゴジャムは1人5本限定で行列が出ていたため、「これは美味しいに違いない!」
と私達も3本購入させていただきましたが、なるほどこの価格でこの味なら人気に
なるわけです。
こんな感じで楽しかったので、来年行くのも楽しみになりました。
(にぎわっている様子がお見せできなくてごめんなさい!)
働き方の選択肢を広げるための旅 [■我が家の子育て]
進学する高校を決める際、
「高校は義務教育と違って将来必要なことを学ぶために行くものだよ」
と教え、そのために高校を決めました。
今でも「パティシエになりたい!」と言うのは変わらずのようなので、
「こういう会社でこういう働き方もあるよ!」
と言う事を教えたくて、6月に一人で訪れたこの場所を家族で再訪しました。
■ラ コリーナ近江八幡「草屋根」
正面の建物は、明治5年に近江八幡市で創業した「たねや」グループのフラッグ
シップストアになるラ コリーナ近江八幡のメインショップが入る「草屋根」。
空は晴れ間が見えていますが、九州では台風18号の暴風圏に入っている時間帯で、
午後から暴風雨になる予報でした(+_+)
幸いにも台風の来週は、夜21時頃の事で翌朝には晴れ間も広がり、快適な旅を
楽しむことができました。
■ラ コリーナ内部の田んぼの畦道
僕が娘に知って欲しかったのは、企業のスタンスでした。
「パティシエになりたい!」と言うことは、社会人として経済活動に身を
投じる事になるわけで、個人であれ企業であれ規模の大小を問わず、経済活動を
通じて人の役に立つということ。
それゆえ、将来の自分がどうなっていたいのかを常に考えさせるように
していますが、知識も経験も無い学生にはなかなかゼロから考える事が難しい
ため、「こういうお菓子の提供の仕方もあるんだよ♪」と言うことを体感
してもらいたいと思ったわけです。
そのため、妻や次女と共に楽しんで消費する体験をしてもらう必要がありました。
正面の建物は、カステラショップの「栗百本」
こんな感じで、建物一つ一つにストーリーを伴った愛称が付けられて
いるわけですが、こういう事に経営センスを感じます。
■「草屋根」のメインショップ内観
ラ コリーナ近江八幡のゲート的な役割を持つ、「草屋根」のメインショップ
ですから、インテリアにはサプライズが求めれているわけです。
■メインショップのインテリア
本業である和菓子屋ならではのインテリアとして、和菓子の木型を壁全面に
展示しています。
■フードガレージの「ギフトショップ」内観
これを見るだけだと、もう何屋さんなのかさっぱりわかりませんよねー(笑)
でも、一歩足を踏み入れれば心を踊らされる何かが秘められています。
■買い物を楽しむ母子
ここに連れてきた理由は体感してもらうためですが、実際に体験したことで
建築やランドスケープが持つ意味が理解できたようです。
父の死後、家に閉じこもりがちな母親に最近言ったのですが、
「テレビは見た気、やった気、行った気にさせるための機械だよ。
どれだけ優秀なカメラマンや演出家が素晴らしい番組にしたところで、
その場の空気感や匂い、味は絶対にわからない。」
これは娘達にも教えたいと思い、わざわざ時間と予算を割いて連れてきたわけで、
すべてとは言いませんが、10%いや5%でも伝わればラッキーでしょうね。
高校生になる娘に教える3つのこと [■我が家の子育て]
この週末は長女の高校入学準備で明け暮れました・・・。
二人親でもこれだけ大変なのに、シングルマザーさんの場合は本当に大変だなぁと
思いました。
僕の子育ては、大きな方針は基本変えずにその時の成長具合や周囲との状況を
見ながら対応するようにしています。
その中で、中学までの義務教育を終えて、高校生になるという事はどういうことか
を常々考えてきました。
特に進路を決めるあたりから、娘の代わりに最初に自問した上で仮説を用意し、
それを娘に問うことで娘の考えを整理させるように仕向けました。
人間の脳は、質問を受けると「考える」ことを始めますから、僕がそのトリガーを
引いてあげるイメージになりますね。
今回、妻共々もっとも意識したのは、「スマホ」の扱い方。
スマートフォンは、「電話」と言う形を取っていますが、パーソナル・インターネット
端末ですから、自由に使わせるとネットにつながるものすべてとつながる大きな
利便性を獲得すると同時に、大きなリスクの海に身を委ねることになります。
まだ社会経験の未熟な子供には、少しづつ「リスク」と「メリット」を体験させる
ことが重要と考えました。
また、大きな利便性を獲得するには「対価」を支払わなくてはならないため、我が家では
通信費を毎月のお小遣いの中から支払う方式としました。
スマホを与える際、その目的や狙いを十分に説明し、両者が納得することや僕らが娘に
対し、どう思っているかもくどい位伝えました。
今回、高校入学にあたり娘にもっとも強く意識して教えたことは、
・高校生は「大人の入口」
・大人になると言うことは、お金と上手に付き合うこと
・問題を認識したら、手に負えなくなる前に相談すること
の3点。
次女はこのやりとりを脇で見聞きしているだけに、きっと対応も早いでしょうね~(笑)
もし中3の娘が友達だけで、TDLに行きたいと言ったら [■我が家の子育て]
電子書籍を加えるとビジネス書としては異例の270万部超えのベストセラー
「もしドラ」をもじったタイトルにしてみました(笑)
今年4月から高校生になる長女から、中学の卒業記念に仲の良い友達4人だけで
TDL(東京ディズニーランド)へバスツアーに行きたいと言う相談がありました。
バスツアーには、浜松駅からTDLまでの交通費と入場チケットが含まれており
1万5~7千円。
その他にも駅までの交通費、飲食費、お土産代が必要となりますが、長女の
預金はほぼゼロ。
相談は、最初に妻(母親)にしたわけですが、
「お父さんが『良い』って言ったらね!」
と言うことで、妻から相談がありました。
この時点では、長女も妻も僕が反対すると思っていたようですが、
僕の答えは1発OKでした。
反対されると思っていただけに、長女はとても喜んでいました。
所詮は国内旅行だし仲の良い友達だけで遠方への旅行体験は初めてですから、
日帰りだろうが1泊だろうが、ぜひ行くべきだと思いました。
ただし、条件を2つ付けました。
1つめ 旅行費用は、親から借りて返すこと。
2つめ そのための「予算計画」と「返済計画」を考えて「承認」を得ること。
たったこれだけです。
TDL旅行を快諾した一番の理由は、友達との楽しい体験をさせたいと言うよりも
この条件を飲ませることができる方が大きかったです。
今回のカテゴリーは、子育てです。
僕は瞬間的に、今回の件であることを教える良いタイミングだと考えたわけですが、
今回のことをfacebookで記事にしたところ、大きな反応がありました。
facebookでは、「僕が出した条件が何か考えてみませんか?」と言うもので、
「レポートを書かせてプレゼンさせる!」とか「ディズニーキャラクター全員と
写メを撮って送らせる」と色々な案が出ました。
しかし、僕が考えていることはまったく違うことでした。
昨日、長女が作った予算書を元に話し合いをしたところ、
「え~!そこまでする?こんなに厳しい家無いよー!」
と天を仰いで嘆いていましたが、それで僕が考えを変えることは無い
ことを娘は知っていますから、途方に暮れていました。
ここに至るには長女が産まれた時からの戦いがあったことで、決して突発的な
思い付きで言い始めたことではありません。
今回、僕がなぜこのような条件を出したのか、一度考えてみて下さい。
僕の考えが正しかったかどうかは、早ければ半年後、遅くとも10年以内には
わかると思っています。