完成引越し、そして新築祝い [ ・茶畑にある終の棲家]
Uさんの家が6月末に完成し、引越しを終え新居の片付けも済んだようで、
9月末の日曜日、Y工房の棟梁Iさん、T監督、代表のKさんと共に設計担当の僕達も
お祝いの席にお招きいただきました。
広い茶畑の中に伏せるように建つ、木造平屋建てのUさん邸。
近くには、ららぽーとが建設中。
来年にはとても便利な場所になりそうです。
お昼12時頃を目安に皆さんが集合し、庭では大バーベキュー大会が開催されました!
今回の設計はほとんど相方のY君が担当してくれたのですが、お言葉に甘えて
家族総出でお邪魔しました。
てっきり2時間程度でお開きになるかと思っていたのですが、居心地が良かったようで
しっかり4時間も飲んで食べてましたね~(笑)
僕はUさんが味付けをしてくれたホルモンをひたすらほうばっていました。。。
Uさんから「あんた、よほどホルモン好きなんだなぁ~」と呆れられるほど。
この後、翌日にある重要な会議のプレゼン資料を作成しなくてはいけなかったため、
一切飲まず家族の運転手に徹することに。
バーベキューのお世話をしてくれていた、Uさんに「新居の住み心地は如何ですか?」と
聞いたところ、
「とても満足しているよ♪」と一言。
「そりゃ、この顔ぶれを前にして不満は言えないよね~」と返しましたけど、
本当に満足している様子でホッとしました。
Uさん、末永く大事にして下さいね~。
そう言えば、、、新築祝いに差し上げたグローバルのペティナイフ、気に入ってもらえたかな?
【屋根工事】ガルバリウム鋼板 竪ハゼ葺き [ ・茶畑にある終の棲家]
Uさん邸、本日はサッシュ工事と屋根工事でした。
屋根材はガルバリウム鋼板と言って、アルミと亜鉛でめっきした鋼板に塗装
したもの。
屋根材の下には、防水を担うアルファルトルーフィングが敷いてあります。
屋根材の役割りは、風雨や直射日光からルーフィングを保護し、雨水を速やかに
排除すること。
竪ハゼ葺き際のガルバリウム鋼板端部のディティール
鋼板の端部は予め折り曲げてあり、ビス止めしたあと勘合していきます。
ローコストながらシンプルなデザインが可能なため、設計事務所が良く採用
します。
これは板金屋さんの仕事なのですが、
「メーカーが4月から値上げをするから生産調整をしていて、材料が入って
こないんだよね」
また、こんなことも言っていました。
「こういう時に出す(工務店への)見積りは気を使いますよ。
数ヶ月前に出した見積りの物件が、メーカーの値上げ後に動いたりする
ことがあるんだけど、お客さんには関係ないから請求できないしね~」
職人さんが、お施主さんのためにも自身のプライドのためにも良い物を
作ろうと暑い日も寒い日も頑張って仕事しているのがご理解いただけたらと
思います。
真夏の炎天下で行なう、屋根工事なんて考えただけでも大変ですよね!
ちなみに、仕事の流れはこんな感じ。
施主 → 工務店 → 板金屋 → 建材問屋 → 鋼材メーカー
施工前のカラー変更などは、お早めにお願いしますね~♪
明日、いよいよ上棟 [ ・茶畑にある終の棲家]
明日、いよいよUさんの家が上棟します。
建物の北西側から南側は、一面茶畑が広がっています。
どうです、静岡らしい景観でしょ!
木造在来平屋建てのUさんち。
レッカーを使わず大工さん3人だけで、梁や桁などの横架材が架けてしまったようです。
梁に登って緊結金物を取り付けているところです。
ここの大工達さんは、O川さん邸からお付合いが始まり、浜自カフェの建築もお願いしたので
安心して見ていられます。
木材の刻みは、コスト優先だったので今回はプレカットです。
大工さんによる手刻みの場合は、加工作業なんかも見てもらうようにしています。
ズラッと並んだ柱や梁を見ると、「これが家になるんだなぁ~」と感激も大きいんです。
明日の上棟式では、お餅を撒きますよ。
明日は僕らもお施主さんや棟梁と一緒に、屋根に登り、お餅を撒かせていただきます。
投げる方も楽しいし、拾う方も楽しい。
面倒だとか、お金が掛かるからと言うお施主さんも多いですが、追加の費用はお餅と
少しのお菓子だけだし、何より施主だけにしかその権利はありません。
一生分の思い出になるので超お勧めですよ。
生まれも育ちも東京の嫁さんは、浜松に来るまで上棟(建前)のお餅投げは知らなかったの
ですが、一発でハマり、今では子供達と一緒に100個近いお餅を拾ってきます。
明日は嫁さんも子供達を連れて駆けつけるそうで、大工さんも久しぶりに娘達に会うのを
楽しみにしてくれていました。
Uさん、忙しいでしょうけど、精一杯お手伝いしますから一緒に頑張りましょうね~!
Uさんの家、着工しました♪ [ ・茶畑にある終の棲家]
昨年夏からお世話させていただいている、Uさんの家が2/14午後より着工しました。
現場はJubilo磐田で有名な磐田市。茶畑の中で環境も日当たりも良好です。
午前10時半からの地鎮祭。
安全に工事が進むよう、ご祈願をします。
天気は良いのですが、西高東低の気圧配置で遠州名物の空っ風にさらされメチャ寒でした。
神棚が風で倒れないよう、Y工房代表のK田さんが神棚のうしろで支えているのが
なんか微笑ましいですね~。
建物の隅もお清めをします。
「ナンマイダ~」 ← ※実際は言っていませんよ(笑)
午後から、いよいよ工事着手です。
ベタ基礎の立上り一体打ちが得意な基礎屋のベースYさん。
ピカピカの固い良いコンクリート基礎を作りますよ。
皆さん、頑張って良い家を作りましょうね。
僕らも最大のサポートを致します。
プラン変更の変更の変更! [ ・茶畑にある終の棲家]
Uさんの家のその後です。
9/16(日)に基本計画が確定し、工務店さんによる工事費の積算がほぼ完了し、
土地の分筆と農地転用手続きに入るための段取り中、プランが白紙に戻りました。。。
プラン確定から1ヶ月程経った、10月半ばの出来事です
プラン確定(基本計画) [ ・茶畑にある終の棲家]
今日の打合せで、「Uさんの家」のプランが確定しました
まだ基本計画段階ですが、プランの承認をいただいたので今後は基本設計に入ります。
僕は主に基本計画までを担当し、基本設計以降はY君が主に担当します。
とは言え、基本設計における打合せを始め、実施設計や見積り調整、工事着手後の
現場監理にも可能な限り立会います。
さて、、、
今日でプランも確定したので、差し障りのない範囲で「Uさんの家」の背景について、
少し触れてみようと思います。
住宅プランの作り方(私の場合) [ ・茶畑にある終の棲家]
Uさんに対する最初のプレゼンは、スタディ模型で行なうことにしました。
いつものようにミューズ・ボードと貼りパネを用意し、模型パーツの切り出しから
はじめます。
この作業は何度やっても大変なんですけど、とても楽しい作業です
初回プランが決まった! [ ・茶畑にある終の棲家]
Uさんの家作り。初回の打合せから、4週間が経ちました。
Uさんの要望を頭に置きながら、あれやこれやスタディを重ねていたのですが、
ようやく「これなら!」と思えるプランが出来ました。
紹介してくれたO川さんの期待、設計を手伝ってくれるY君、
施工担当のY工房さんなど、携わるすべてのスタッフがやりがいをもってプロジェクトに
あたってくれるプランを提案したいと思っています。
(あくまで希望ですけどね・・・)
だからと言って、建築屋の自己主張を通したいわけじゃないんです。
お施主さんの要求を満たすだけなら、そんなに難しくないんです。
床面積をタップリとって、なが~い動線で結べば機能は満たせますから。
だけどそれでは、使い勝手が悪い上に建築費が幾らあっても足りません。
知恵を使っていない、単なる箱になってしまいます。
作業動線を短くコンパクトにし、日常作業を効率的にこなせるようにすることで、
日常生活における満足度を感じられるのだと思います。
さらに、Uさん邸を訪れたお客様にもサプライズを提供したい!
そうすれば、お施主さんが誇りを持つ事ができるんじゃないかと思ってみたり。
今回のプランは、そんな思いが詰まった案です。
ただ、お施主さんによって価値観が違いますからね。
初回の打合せは、来週木曜日金曜日。
どうなることでしょう?今からドキドキしますね!
新プロジェクトがスタート [ ・茶畑にある終の棲家]
O川さんからのご紹介で、Uさんの家プロジェクトがスタートした。
(まだ、本決まりではないですけどね・・・)
Uさんの現在の家は築4年の新しい住まいなんですが、道路拡幅工事により
移転しなければならなくなったのだそうだ。
現在のお住まいは、全国区の某有名ハウスメーカーによるものなんだけど、
O川さんの家を見て、
「本当はこういう家を建てたかった」
と言ってくれたそうだ。
そんな中、今回の立ち退きという状況になり、
土地選定の段階でO川さんからご相談をいただいた。
お施主さんであるUさんご夫妻と僕ら設計チームとの初めての顔合せの場に、
O川さんご夫妻も立ち会っていただいた。
要望や今持っている不満なんかを聞いても、
「贅沢言ったらキリがない!」
と遠慮されていたのを、
「取り合えず言っておいた方が良いよ!
浜自カフェさんは『無理なら無理!』って言ってくれるから。
私達もかなり無理言ったからね。
それであの家が建ち、無理だと思っていた車寄せが出来たんだから!」
とフォローを入れてくれた。
いや~、マジでありがたかったですよ
通常、仕事に取りかかるまでには、信用作りに先ずエネルギーがかかるんですけど、
信頼されている人からの紹介の場合、最初の障壁が最小になるわけですからね。
その分早い段階から仕事に全力が尽くせるわけです。
それは結果として、お施主さんにとってもメリットなんですよね。
Uさんが求めているのは、お洒落な家ではなく、
頑丈で機能的で狭く見えない家
これからどうなるかはまだ判りません。
答えは、お施主さんの中にありますからね。
それをどれだけ引き出せるか?
納得し、満足いただける形にまとめあげることが出来るか?
今からとても楽しみです