もくもくまつり2011木の住まいデザインコンクール受賞住宅 [■建築探訪]
仕事関係の友人が2010年に渾身の想いで建てられたご自慢の住まいを、先日やっと拝見
させていただくことができました♪
・・・と言っても単なる住宅見学ではなく、オーナーが気の置けない仲間と不定期で開催している
BBQパーティーに参加させていただきながら。
■2010年竣工のT氏邸(浜松市)
外壁はモルタル左官仕上げ。
西側外壁面には「玄関の木戸」と木製の「表札」「郵便受け」のみ。
アプローチにはコンクリート製のスロープを設け、誰でも使えるユニバーサルデザイン
に配慮しています。
■もくもくまつり2011 木の住まい デザインコンクール優秀賞
この写真は、オーナーであるTOMATONIAことTk氏のBlogからお借りしました。
詳しい建築の経緯などはこちらをご覧下さい。
この年は最優秀賞がなく、3点の優秀賞が選ばれたそうです。
正方形平面に方形(ほうぎょう)の屋根は軒の出を大きくとり、敢えて雨樋を設けないで
日本刀のような研ぎ澄まされた美しい屋根を醸しています。
掃き出し窓にはペアガラスを仕込んだ木製建具を採用し、障子だけで光をコントロールを
しています。
これについて施主のT氏が、
「カーテンを使用しないという価値観を教えてもらった!」
と感慨深げに述べていたのが印象的でした。
また、掃き出しの木製建具のための設計者の細かな配慮にも驚きました。
アルミサッシに比べて剛性の足りない木製建具では、下框の背(せい:高さのこと)を
大きくせざるを得ないのですがそれだと野暮ったくなってしまう。
そのため、レールを床面より下げ、ガラスの下端を床面に合わせることでシンプルに
見せているそうです\(◎o◎)/
掃出しから出入りする歳に足を取られるため、「歩き難いなぁ・・・」と感じていたのですが、
木製建具だから「雨仕舞い(あまじまい)を考慮して、建具を落とし込んでいるのだろう?」と
思う程度でしたが、実は意匠面での配慮の方が大きかったのですね。
■リビングダイニング
このインテリアに心を揺さぶられるのは、扇状に架けられた垂木(たるき)をあらわしに
しているからでしょう。
あらかじめ写真では拝見していましたが、実際にその場に立つと何とも良い感じでした。
この小規模ながら研ぎ澄まされた空間の設計者は、㈱長谷守保建築計画。
僕も参加している浜松セントラルパーク構想を考える会の代表者でもあります。
ちなみに、テレビを観ているのは我が家の長女です(*^_^*)
■浜松の若きクリエイターとのBBQパーティー
オーナーのTk氏の他、皮革職人のTk氏、外構建築プランナーのTn氏、
コピーライターのTy氏のご家族が参加。
僕以外は30歳代の若きクリエイターばかりで、ちょっと場違いではもありましたけど、
邪魔者扱いされないで楽しめたと思います。
BBQパーティーでしたが、我が家はいつもの焼き鳥を持参し、炭火で焼いてお出ししたところ、
「美味しい!」
「クレイジーソルトやブラックペッパーを使うとは・・・」
ととても喜んでいただけました。
■家人と来客を迎える親子の向日葵(ひまわり)
オーナーであるTk氏が植えた、向日葵。
日常のお世話は隣地に住まわれているご両親だそうですが、夏らしくて良いですよね!
こんなヒマワリらしいヒマワリを久しく見ていなかったため、小学生の頃、祖母の庭に
植えたヒマワリのことを思い出しました。
とても楽しかったので、また呼んでもらえたらノコノコと出掛けたいと思います(笑)
こういうおおらかな建築にはとても憧れます。
しかも平屋で木建。いいな~^^
by plusgate (2012-09-13 09:35)
●jun-arさん、chihoさん
nice、ありがとうございます。
●plusagateさん
plusさんがどんな感想を持たれるのかと思いましたけどそうですかー。
南海トラフ地震のことが色々懸念されていますが、この辺りは
天竜川の旧氾濫域だったこともあり、基本的に砂利地盤ですから
地盤的にも有利な上、木造の平屋ですし、隣棟間隔も十分に確保されて
いますから、防災上も安心感がありますね!
●hetianソウソウさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2012-09-13 18:25)
●今造ROWINGTEAMさん、カフェオランジュさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2012-09-17 17:12)