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災害時用日常生活用水確保のトライアル [ ・耐震強度、地震対策]

今年元日の能登半島地震を機に改めて我が家の防災対策を考え始めたことは
お伝えした通りで、非常用コンポストトイレの製作と同時に進めていたのが
日常生活用水の確保でした。

これについては新築する前からの課題で壮大な案ばかりで、中々現実的な案が
見いだせなかったのですが、今回の能登半島地震で考え方を大きく変える
ことにして「全く無いのではなく少しでも備えること」としました。

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■ローリータンク500L
これまでは20トン単位の貯水量を想定していたため建築的手法だけで模索
していたため、数百万円単位の予算を確保しないと実現しない案でしたから
個人の住宅としては実行不可能でした。

しかし、エコキュートの貯湯タンク相当でも無いよりマシと考えを変え、
農業資材に範囲を広げて調べてみると、ローリータンクと言う資材がある
ことに気付きました。


DSCF0818.jpg
■上水を給水中
昨年秋に使わなくなった家庭菜園のスペースに土間コンクリートを打設した
ことで、貯水タンクを置くことが可能なスペースが産まれたため、500Lの
貯水槽を2台設置すれば1トンの貯水が可能だと気づきました。
あとは、採水方法を検討しポンプなどは使わず、水頭差だけでホースから
バケツに採水することにして、貯水量1トンを5万円で実現可能だと
分かったため、まずは1基を導入し耐久性や減水などの確認をすることに
しました。

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■1インチバルブと25Aホースニップル
写真はタンクの下部に取り付ける、排水用バルブとホース差し込み用のニップル。
タンクとは別売品のため、それぞれ別個で購入しシールテープを入れて
取付けました。

常時は上水を貯留しておき、災害で断水になった際には25mmホースをニップルに
差し込んでバルブを捻れば水位差で水が出てきます(実証済み)


DSCF0826.jpg
■500L貯水完了
この他には、雨水タンク、ステンレスタンク、木製タンク、プレキャスト貯水槽
などを検討しましたが、いつ来るか分からない地震災害のための対策なので、
震度7で転倒や使用不能にならないこと、今年中に対策できる費用で収まるもの
としてローリータンクで試してみることにしました。

また、大震災後で街がシッチャカメッチャカになっている状況では、チマチマ
したものでは使用に耐えられだろうと思い至るようになり、直感的かつ大雑把に
使用できそうなモノとしてみました。


最終的に1トン(1000L)を貯留する予定ですが、妻と2人分、水を節約して
使用しても平均40L/日としても25日分しかありません。
都内で暮らしている娘達が一時的に帰省したとしたらその半分。
以前の自分なら「全然足りないじゃん!」と却下していましたが、備えないより
マシと言うことでまずはこれで試行してみることにします。

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非常用コンポストトイレの試作 [ ・耐震強度、地震対策]

少し前に予告と言うか想いを述べましたが、今年元日の能登半島地震の
教訓を活かすため、非常時用トイレの準備を始めました。

基本仕様の策定に約1ヶ月。その後、具体的な資材探しを始めて、主要な
資材を決めて購入し、先週は初回の試作を行ないました。

Photo_0.jpg
■初回試作した非常用コンポストトイレ
基本的な仕組みはこうです。
便槽として60リットル程度の容量を持つ深型タライを使用し、上部に普通便座を
乗せただけのものです。
当然、これだけだと臭気が家の中を漂ってしまい、到底継続的に使用できる
ものではありません。

コンポストトイレを色々と調べると、基本は大便と尿を分離させることが第一で
次に大便を脱水させつつ、堆肥化させることらしい。
そのため、深型タライの前側に尿受けの漏斗と尿タンクを置き、便槽には
もみ殻かおがくずを敷いて、用を足したら発酵促進剤を少量振り掛けてもみ殻、
おがくずで覆うことにしました。

初回の試作では、尿受けの漏斗が大きすぎた他、便座の固定方法に問題が判明
しました。

そこで・・・

Photo_1.jpg
便槽全体を覆える板材に便座を取り付けることに決定。
次回試作用の図面を作成しました。(まだ修正途中です)
板材は、シナベニヤかJパネルを使おうと思っています。

初回の試作前には上手く行くだろうと思っていましたが、実際にモノを作って
見ると機能性に無理があり、停電や余震のある状況下で使用することは無理だと
確信しました。


板材の加工を友人に依頼し、完成したら衛生的に継続使用できるかの確認を
してみますが、何しろモノがモノだけにかなり勇気がいる実験ですから、
慎重を期して臨みます。恐らく、妻が帰省する期間になると思いますから、
結果はかなり先になると思います(笑)

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能登半島地震から学び活かすこと [ ・耐震強度、地震対策]

今年の元日16時10分頃に起こった能登半島地震
その時は、浜松の自宅2階で洗濯物を取り込んでいる最中でした。
地震に気付いたのは1階のキッチンにいた妻。
初期微動(P波)を感じることなく、大きめの主要動(S波)を感知したため、

「これは遠方で大きい!」

と直感しました。

DSCF0737.jpg
■日経アーキテクチュア 2024年2月8日号
日経アーキテクチュアは2回連続で、能登半島地震の特集記事を組んで
くれています。

実は、昨年秋ごろから我が家の防災準備を強化しようと思案中で、
連日のニュース報道から今やるべきことが絞り込まれてきました。
静岡県で生まれ育った自分は、1975年に巻き起こった東海地震説により、
小学生時代から絶えず、大地震災害に怯えて生きてきました。

その後、東海地方だけに止まらず、東南海、南海エリアまで範囲が広がり
南海トラフ巨大地震へと広がっています。


そんな経緯から、自宅を設計する際、耐震性能はマストと考え、
耐震等級4+相当(建築基準法で求められる2倍弱の壁量)としました。
その後の、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震から等級3を満たせば、
本震および余震に耐え、生活に支障が無いことが実証されました。

耐震性能の次は、長期間の停電への備えとして6年前に4.9kwの太陽光発電
設備を新設し、2年前にリン酸鉄リチウムイオン電池のポータブルバッテリーを
備え、実生活での使用を検証しています。


今回の能登半島地震から、次にやるべきと決めたことは
 ①長期間使用できる水を殆ど使わないトイレ
 ②日常生活用水の準備

この2つを現実的な手法(具体的なモノと導入費用)に落とし込むことで、
この1ヶ月間、あれこれ思案していましたが概ね方向性が定まりました。
5万以内の予算で試作品を作り、実証試験を行なってみようと思っています。

防災用トイレの準備はこれまでもしてありましたが、固めるタイプのため
長期間の使用には耐えられないと今回の地震で確信しました。
昨年から色々と思案していく中で、コンポストトイレが理想形だと思い、
それを安く簡単に作れる方法を模索していて、一つの形がまとまった
ところです。

いずれにしても実証試験をやってみないと、本当に使用できるかどうかは
分からないし、余震時でも使用できないといけない。
実際に出来てみれば「えっ、こんなものなの?」と思われるかもしれませんが、
安く作るにはありふれたモノを組み合わせるのが一番だと思っています。


いつ、お披露目できるかはまだ分かりませんが、4月までには試作を終え
実証試験を行なってみようと思っています。


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地殻変動に由来しない津波 [ ・耐震強度、地震対策]

昨夜の津波警報後、すぐにテレビで情報を確認すると日本から8,000kmも
離れた海底火山の爆発によるものとの報道に、まず思ったことは、

「なぜ今頃になって警報が出るの?」
「海底プレートで発生した地震では無いのか?」
「火山の爆発で地殻や海水がそれほど大きく揺れるのか?」

と言うものでした。

NERV防災画像1.jpgNERV防災画像2.jpg
■「NERV防災アプリ」からのキャプチャー画像
想定される波高と火山と言う点波源による津波と言うことから、避難の必要
なし
と判断し就寝しました。

明けて朝のニュース番組で、気象庁が午前2時に行った記者発表の様子が放映
され「事実」が分かっていない中で「津波を観測したことにより警報を出した」
と説明していて、とても納得したと同時に「確定していない情報」を良くぞ
出してくれたと感心しました。
中でも興味深かったのが、個人的な見解と前置きした上で
「稀に見る大きな火山爆発による大気の気圧変化によって海水面が揺らされて
波が発生したものと考えられる」
と述べた点。

多少なりとも物理で「波動」や「振動」を学んだことがある者であれば、
十分にピンとくる情報でした。
さらに、夜の番組で火山学の先生による追加の仮説を加えると、最初に感じた
謎が理解できてきた。


要は、非常に大きな爆発による急激な大気圧の変動が、振動エネルギーとして
海水に伝播し、津波と同じメカニズムで超波長・長周期の波を作ったのだと言う
こと。
さらに、火山周辺海底の振動、火口部分の振動、マグマが噴出したことで海水
が熱膨張したしたり沸騰したことで発生した振動が同時多発的に発生し、
それら多数の振動(波)が日本の沿岸に近づいて水深が浅くなることで、
波高が高くなるのと波の伝播速度が遅くなったことで波が重なって増幅された
のではないだろうかと考えた。(あくまで僕個人の理解です)

プレート型の地震の場合は、波源が直線状に連なっているため、波が減衰し
難いわけですが、今回は点波源でありながらこれほどの波を発生させたわけで
今回の火山の噴火によって放出されたエネルギー量は想像を絶するもの
だった。

見方を変えると、隕石の落下や大きな核爆発でも同じ理由で津波が発生する
ことが裏付けられたと思う。


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台風24号の大規模停電を考える [ ・耐震強度、地震対策]

10/4(木)付けの静岡新聞朝刊では、台風24号による静岡県内の総停電戸数は、
ピーク時(10/1 AM3時)には富士川以西で66万3400戸に及び、浜松市全域では
26.5万戸、磐田市6.3万戸、袋井市3.7万戸、掛川市3.7万戸が停電したそうです。

10/3 11時現在でも、1.7万戸が停電しているそうです。

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■10/1(月)23時の自宅
台風24号の猛威が迫る9/30(日)の23時前に停電が始まり、24時間後でも
復旧しませんでした。
これを書いている今現在でも、以前停電しているエリアが存在していますが、
我が家の電力が復旧したのは、実に36時間ぶりの長い停電となりました。

22時頃に仕事から帰宅すると子供達は既に布団の中でした。
妻が作ってくれた軽い夜食をいただき、ロウソクに火を灯し、スマホのワンセグ
で情報収集。
しかし、全国放送では殆ど情報は入ってきません。
また、携帯のネットもつながりにくい状況でした。



DSCF0476.jpg
■キャンプ用LEDライトが重宝
キャンプの際、テントの中で使用するために購入した単4型ニッケル水素電池
で駆動するLEDライトが重宝しました。
こんな感じで金具をひねって吊るせましたし、照度調節も簡単。
単4電池で使用できるため、ニッケル水素電池仕様にしています。



DSCF0480.jpg
■LEDヘッドライト
ヘッドライトで超有名な、PETZL(ペツル)社のジプカ・プラス2(廃番品)。
腕に巻いて作業中の手元を照らしたり、ヘッドライトにも超簡単に変えられます。
プラス2になって照度が向上し、使い勝手が良かったのに廃番になる際に2台
購入しとても重宝しています。


今回幸いだったのは、家が被災していないこと、水道が普通に使えた事。
無かったのは電気だけですから、家庭生活は不便でも何とかなりました。
困るのは仕事関係ですね。



我が家では「住まい」をどうするか考えた際、所有すると決めた後は
集合住宅は選択肢から外しました。

理由は災害時に対応できないと考えたから。
停電になれば、エレベーターも揚水ポンプも動きませんから、炊事はもちろん
トイレ、お風呂も事欠きます。

当時はまだオール電化が拡大している時期でしたが、エネルギーを1種類に
頼る事にどうしても違和感を感じ、プロパンガスを使用することにしました。


さらに、昨年11月より太陽光発電を稼働させました。
理由は、生活費の低減と非常時の自立発電が目的でしたが、1年も経たずに
その時が来るとは思いもしませんでした。

お陰で太陽さえ出れば、スマホの充電は可能でしたし、冷蔵庫を冷やす事も
可能でした。
ガス給湯器はAC100V駆動ですから、外部コンセントから引き抜いて延長
ケーブルにさすだけで使用できました。


今回の体験から色々学びました。
南海トラフ地震が来たらとてもこんなレベルではないですし、地球温暖化の先は
こういう台風はデフォルトと考えるべきでしょう。

では、具体的にどうするか?資金をどうするか?考えなければならないこと
やるべき事はたくさんありますね。

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「津波被害」を想定した地域防災訓練 [ ・耐震強度、地震対策]

3/12(日)は南海トラフ地震(旧、東海地震)を想定した地域防災訓練でした。

特に遠州灘沿岸域では「津波被害」を想定した避難訓練で、朝10時3分に津波警報
が発令したことを受けて一次避難場所へ避難すると言うものでした。

DSCF6509.jpg
■一次避難場所
3.11の津波被害を受けて、一条工務店からの寄付金100億を原資として、
県と浜松市は市内沿岸部にあった津波防潮堤嵩上げ工事に着手しました。

現在も工事中ですが、私達の住む地域をカバーする堤体は既に完成。

仮に津波が堤体を乗り越えたとしても、大幅に減衰されるはずですから
避難に対する切迫感はかなり解消されたと思います。

 

今回、娘たちと避難訓練をしましたが、防潮堤が嵩上げされたことを
知らなかったため、訓練の後で見学に連れて行き、津波は第一波よりも第二波、
第三波の方が波が重なりあって増幅することが多いことを教えました。


しかし、、、あまり関心を持ってくれなかったのと、ピンと来ていなかった
ようなので、時々学ぶ場を設けないといけないなぁと思った次第です(笑)
 


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地震地域係数1.2 義務化? [ ・耐震強度、地震対策]

ちょっと古いですが、12月11日けの静岡新聞朝刊一面の記事を見て
思わず、
 
「おおっ、いよいよ静岡県の耐震基準が建築基準法に適用か!」
 
と驚きました。
 
しかし、日経ケンプラッツニュースの記事で熊本地震後の検証でも、
 
「地震地域係数の(低減率)見直しは行わない」
 
と言う報道がされていたため、 「あれれ???」と思いつつ記事を読み
進めて初めて知りました。

DSCF6133.jpg
■2016/12/11付け静岡新聞朝刊一面
よーく見ると、「県独自 条例改正目指す」とあります。
 
ここで、「地震地域係数って何?」と言う方のために簡単に解説を
しておこうと思います。
 

地震地域係数
とは、簡単に言うと市町村別に定められた耐震強度の
補正係数のこと。
 
東京や大阪などの地域を1.0として、その地方における過去の地震の
記録、地震災害の程度、地震活動の状況に応じて1.0~0.7の範囲内で、
国土交通大臣が定めた数値
 
と建築基準法施行令第88条で規定されています。
 
 
要は、あまり地震が無いところやあっても小規模な地域は、建築物の
耐震性能を10%(札幌や島根県、岡山県)から最大で30%(沖縄県)
下げても良いよ~♪と言うことです。
 
 
ところが、静岡県の場合、1.2ですから20%割増ししなさい。
さらに、木造住宅の場合は品質にバラつきがあるから、さらに10%の
割増しをして、1.2×1.1=1.31倍にしなさい!と言う指導の下、
設計・施工されてきたわけです。
 
そのため、僕は県条例で決まっていることと思っていたわけですが、
実は静岡県構造設計指針で定められた指導であって、法的拘束力はなく、
現在の適合率は9割に下がってきていることから県条例で義務化

しようと言う記事でした。
 
 
もっとも、南海トラフ地震の恐れがあるエリアに住み、住宅に数千万円の
投資判断をしている身としては、基準法ギリギリの耐震性なんて設計する
側としても不安が残ってしまいますから、1.31倍以上の耐震性を提案して
います。

今回、何が言いたいかと言うと、耐震性能は施主が決めることができる
と言うことです。
 
熊本地震に限りませんが、耐震性能の割増しは効果が実証されています
から、これから新築したり大規模リフォームを考えている方は、知っていて
損はないことだと思います。
 
 

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突然の停電や暗闇での作業に [ ・耐震強度、地震対策]

東日本大震災も来月11日で丸4年。
今回は久しぶりの防災ネタです。

枕元やリビングの手の届きやすいところに常備しているのがコレです。

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■PETZL
ぺツルと言うブランドのLEDヘッドランプで、13年前から愛用しているジプカ
言う小型のシリーズですが、モデルチェンジに伴ない昨年買い増したもの。

 

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■新旧比較
左側が13年前に購入したもので使いやすくて重宝していたのですが、昨年大きな
モデルチェンジが行なわれたものが好みではなかったため、安くなった旧モデルを
買い増すことにしました。

 

DSCF3083t.jpg
このランプはK-MIX(FM静岡)のパーソナリティだった、シンガーソングライターの
Quinka, with a YawnさんとHARCOさんの夫婦ユニットによる音楽イベント
「きこえる・シンポジウム」の2012夏で、防災トークを行なった際に紹介したもの。


で、これの何がお薦めかと言うと、、、

 

DSCF3093.jpg
■取付例
ランプ本体の後部にある巻取り式リールを引き出せば、頭だけでなく腕や樹など
好きな場所に取り付けて使用することが可能なんです。

 

DSCF3095.jpg
さらに、初期型の点灯パターンは1つだけだったのですが、強弱点滅の切り替えが
できるようになり、写真のような赤色LEDによる長時間点灯モードスイッチ1つ
切り替えが可能なんです。


地球温高化の影響か近年の台風は大型化が進み、長時間の停電に見舞われることが
増えてきました。

何より真っ暗闇と言うのはとても不便で不安ですが、両手を空けることが可能な
ヘッドランプはキャンプだけでなく日常使用でもとても重宝しますからお薦めですよ♪


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地域の津波避難訓練に参加した [ ・耐震強度、地震対策]

あれから2年が経過しました。 

あの大災害を忘れないために、また教訓から学び活かすためにも、自然災害に関する
感じたこと、思ったこと、実行していることをこれからも発信し続けていきたいと思います。


IMG_6677.jpg
■2013年3月11日付け静岡新聞 別刷り
南海トラフ巨大地震モデル検討会による、静岡県内の津波浸水予測図が保存版として、
大きく掲載されていました。

第一面と第十六面は見開きで、上段には浜松市東区、南区、西区の太平洋沿岸部。
下段には、磐田市、袋井市、掛川市沿岸部の浸水域が色分けされています。

しかも、第三次被害想定よりも色分けがより細かく小さくなっています。
これらもコンピューターの処理能力が前回よりも飛躍的に向上したからでしょう。


これによると、我が家の予測浸水深0.3~1.0m。。。


正直なところ、「波の増幅原理からすると本当かなぁ~?」と思うところもあるのですが、
こればかりは神のみぞ知るところですから、「最低限この規模の波が来るだろう!」
と考えて、出来うる最大のことを考えておきたいと思います。

 

そんな中、3月10日(日)は朝10時より、地域の津波避難訓練が実施されたため、
我が家も家族全員で参加致しました!

 

IMG_6664.jpg
■今回、避難した津波避難ビル
回覧板には最寄りの津波ビルが掲載されており、10時のサイレンを合図に各家庭、
それぞれが好きな津波避難ビルまで避難するという訓練でした。

ところが家の中にいるとこのサイレンの音が聞こえないんですよね~。

 

IMG_6660.jpg
■10時10分頃の状況
目的の津波避難ビルに到着したのえすが、参加者が思ったより少なくて驚きました。
或いはもっと知られた建物に集まったのかもしれませんが、住人の数から考えたら
それでも少な過ぎるのではないかと、僕も妻もかなり驚きました(ーー;)

10時2分頃に家を出て、およそ3分後に到着すると、アンケートを配布していたため、
私が記入し、実際に津波避難ビルの供用階段を登ってみることにしました。

 

IMG_6661.jpg
■指定された津波避難ビルの例
津波避難ビルの条件は、想定される地震に耐え、かつ津波に流されない耐力が
要求されますが、これらの津波避難ビルは所有者の同意を得られた既存の建物ものが、
市の指定を受けたものです。

と言うのも、第三次被害想定では、浜松市内には津波の到来は予測されていなかったため
浜松市内には、津波避難ビルや津波避難タワーは整備されていませんでした。

 

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■避難者が登る供用階段
こういう階段を登って避難するわけですが、津波の到来は1回だけとは限らず、
第一波に続き、第二波、第三波と間を空けて到来するため、警戒が解けるまでの間、
高い場所に居続けなくてはなりません。

真冬や真夏に避難した場合、この後、どうするかと言うのは考えておいた方が良さそうです。

 

IMG_6665.jpg
■4階の階段からの眺め
この高さで標高は14~16メートルと言ったところでしょうか?

東日本大震災では、この下を深さ数メートルの濁流が押し寄せ、家屋や自動車を
押し流して行ったわけですが、今のこの状況からとてもイメージできるものではありませんね。


以上、これだけの避難訓練でしたが、実際にやってみると色々なことがわかりました。
何でも実際にやってみる、体験してみることが重要ですね。

 

来月小六になる長女は、石巻の現状をリアルに体験しているため、外に居る際は、
常に頑丈そうな高い建物をチェックする習慣ができているようですから、やはり家族を
連れて行って
良かったと思いました。

ですが、次女はまだピンと来ていない様子なので、ちょっと心配なんですよね~。


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台風停電による我が家の防災用品インプレ [ ・耐震強度、地震対策]

2012年9月30日(日)に愛知県東部に上陸した台風17号の影響で今回も停電しました。

今年は6月の台風4号来襲に加えてこれで2回目・・・。

うちの地域は19時過ぎに停電が始まり、復旧は12時間半経過した今朝7時半過ぎでした。
IMG_2528.jpg
■ロウソクの明かりで夕食
夕食を食べようと思っていた矢先に突然の停電。
子供達は初めての停電経験にちょっとテンションが上がっていましたね~(笑)

 

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■今回の停電で役立った防災用品
ラジオ以外は7月28日開催のエコと音楽のイベント「きこえる・シンポジウム 2012夏」
披露したものです。

地震時には安定感の無いローソクはお薦めできませんが、単なる停電の場合であれば、
カメヤマローソクは手に入りやすいし、コスパに優れていると思いました。
長いから安定感が悪いわけで、半分とか1/3の長さにすれば十分使えそうです。

ペツル社LEDヘッドライト"ZIPKA"も移動時には両手が使えるし、コンパクトで汎用性が高く、
もう手放せませんね。

SONYの手回し充電ラジオは、今年6月の台風を教訓に購入したものですが、まあまあ
及第点の出来だと思います。
同梱のケーブルを使えばスマホ携帯への充電も可能ですし、使い方も簡単ですから
アナログ派には一台あると便利かも?

 

IMG_2521.jpg
■さてコレは何でしょう?
先週ようやく届いた念願のアレですが、

「そう言えば気圧も表示できたよね?」


と思い、台風が浜松に最も近づいた豊橋付近を通過中に使ってみました(笑)

 

コレの詳しいことは、また記事にしますからお楽しみに~♪


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