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SNBH邸のガーデンBBQにお呼ばれ [ ・サーファーズ・ニアビーチ・ハウス]

昨年完成したサーファーズ・ニアビーチ・ハウス(SNBH)のオーナーご夫妻から、
ガーデンバーベキュー・パーティーにご招待いただきました♪
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■ガーデンBBQ終盤の状況

お開きになったのはご覧のような夜(20時半過ぎ)ですが、始まったのはお昼の12時過ぎ。
あまりの居心地の良さにダラダラと居座ってしまいました。

 

先日、インテリア雑誌の取材でお邪魔した際に、

「1年過ぎてしまいましたが、そろそろ皆でバーベキューでもやりましょうよ。
 是非、ご家族みんなでどうぞ!」


とお声掛けいただき、翌日には日程が決定。

相方の山岡君とうちの家族全員、工務店社長の計10人でお邪魔させていただいたと言う訳です。

 

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■曇り空でしたけど暑かったため、子供達はプールで水浴び

お施主さんのご主人さんが子供達にホースで攻撃すると子供達は大喜び♪
子供達もコップに水を汲んで応戦し、ご主人はずぶ濡れにされてしまいました~。

 

 

一通り食事が終わったところで子供達を黙らせるために、山岡君が用意してくれた
ジブリ映画の上映会。
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■最初のロードショーは魔女の宅急便から

ノートPCにつなげたプロジェクターを、白い壁面に投影しただけの簡易シアターですが、
それなりに楽しんでくれた様子。

この他、となりのトトロも上映しましたよ。

 

でも、わざわざプロジェクターを用意してまで見せたかったのはアニメ映画ではなく、
上棟時のお餅投げの動画でした。
上棟式が終了し、1階リビングで施主としてご挨拶している時の映像を見た奥さんがボソッと

「まさにこの時のこの場所でこの動画を観ているのがなんだか不思議だね。
 だけどお餅投げが本当に楽しくてやって良かった~♪」

と言っていただけました。
こう言っていただけるとお勧めしてよかったですよ。

 

まだこの世に無い物を創る建築と言う行為は、お施主さんだけでなく僕ら設計者、施工者側も
ある意味闘いなのですが、「良いものをつくりたい!」と言う気持ちは誰しも同じ。 
そんな何百時間もの闘いの中で一つのものを創り上げた後は、不思議な絆が生まれるものです。
そういう瞬間に出会えることがこの仕事の醍醐味なんですよね~。

ガーデンBBQ、とっても楽しかったですよ。
ありがとうございます! 

 

    ・      ・     ・      ・     ・      ・     ・      ・     ・

 

ところで、、、ガーデンBBQを行なったこの日、SNBHに新しい家族が来ました。

 

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ひぇ~、可愛いすぎるー!

トイプードルの赤ちゃんだそうで、プルプルと震えていて子供達にも大人気でした(笑)

 


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インテリア雑誌の取材 [ ・サーファーズ・ニアビーチ・ハウス]

3連休最後の月曜日は昨年6月末に完成したサーファーズ・ニアビーチ・ハウス(SNBH)
の雑誌取材でした。
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■リビング吹き抜け越しに見た庭

 

ひなたCAFEにいらしたライターさんから、

「男の隠れ家的な雑誌に掲載するインテリアを探しているので、あったらご紹介ください!」

とお声掛けいただき、田舎暮らしの現代民家SNBHの写真を何点か送ったところ、
20~30代前半の男性読者を想定した雑誌だそうで、本社編集部の企画会議でSNBHが
取材対象に選ばれました。

 

実は掲載決定の連絡をいただいたのが、7/15(木)の昼過ぎ。
それなのに取材希望日は7/18(日)~25(日)と言うことで、急遽Oさんご夫妻の予定を伺って
19(月)になった次第です。
(今回は雑誌レイアウトに先行して素材集めを急がれたようです)


取材対象はオーナーさんご夫妻なので僕は基本アテンドだけ。
(設計の経緯や工夫などちょっとだけ聞かれましたけどね)
相方の山岡君は残念ながらスケジュールが合わず立会いできませんでした・・・。

 

 

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■取材を受けるOさんご主人

実際のSNBHをご覧になったライターさんから、

「とっても気持ち良いですね~!これなら2ページイケるでしょう?」と自信ありげ。

9月発売のこの雑誌は20~30代の若い男性向けの雑誌として、全国大型書店のファッションや
インテリアコーナーに並べられるそうです。 

発売が決定しましたらまたお知らせ致しますので是非、楽しみにしていてくださいね!

 

 

ちなみに、、、来月、SBNHのOさんご夫妻より建築チームにガーデンバーベキューパーティー
のお招きをいただきました。
「ご家族でどうぞ!」と言うことで七輪を持参して楽しんできたいと思います。

 


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SNBH夕景(最終回) [ ・サーファーズ・ニアビーチ・ハウス]

その2から少し間が空いてしまいましたが、SNBH夕景シリーズ最終回(一応)です。
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■玄関ポーチ夜景

真っ黒なファサード(正面)にポッカリと開いた玄関ポーチが明るく照らされたことで、
建物が家主や来訪者を優しく迎えてくれます。

日中の画像だけ見ると一見、冷たい雰囲気に感じられるかもしれませんが、
決してそんなことはありません。
建物がコンパクトなこともそれに寄与しているのかもしれませんね。

 

願わくば、家主に近しい人には優しく受け容れ、望まざる客には精神的な障壁となり、
建物自体が防犯システム
として機能してくれればと思います。

 

 

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南面の夜景

お施主さんご夫妻は共に個人事業主として、帰宅は夜遅くなることも多いようです。

 

「帰宅した際、リビングのハイサイド(高窓)に光が見えるとホッとするんですよね~♪」

 

・・・と、どちらからともなく、おっしゃられたのが印象的でした(笑)

 

Oさんご夫妻と最初に出会ったのは昨年の6月でしたから、彼是1年4ヶ月が経ちました。

SNBHでの生活は今後何十年も続きますし、建物も取り壊されない限りそこにあり続けるわけで
建築に携わることの責任の重さを感じます。
それだけに手を抜けないと思いますし、だからこそ楽しく達成感があるのかも知れませんね。


これだけは物件の大小や金額の大小に関係ないんです。不思議と・・・。
むしろ、関与の深さと言うかどれだけの意思を入れ、そしてオーナーが満足してくれたか?
に尽きます。

次回はモノづくりについて、考えている事を述べたいと思います。

 


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SNBH夕景(その2) [ ・サーファーズ・ニアビーチ・ハウス]

SNBH夕景シリーズで送る第二弾は、LDKスペースです。
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■LDKのリビング部分

オーナーいわく、「テレビ台は買い替え予定」なのだそうです。
どんなものを合わせてくるのでしょうか?
今後が楽しみですね♪

 

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■リビング階段から望むLDK

街中にあったら雑貨屋さんと間違えてしまうかもしれませんね。
こちらの南面は道路側ではないため、案外見ることが出来ない画像だと思います。

 

照明灯のランプ(電球)は、ダイクロハロゲン60W(中角)を採用しています。
調光スイッチを採用していますから、ご気分で明るさを変えることができます。

SNBH夕景シリーズ(最終回)は、南面全景をご紹介予定です。 

 


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SNBH夕景(その1) [ ・サーファーズ・ニアビーチ・ハウス]

秋晴れのさわやかな日曜午後、1年目と2年目スタッフを4人連れて、入居後はじめて
SNBH内部を見学させていただきました。

スタッフには施工時、2~3週毎に見学させていましたが、工事終盤から
「次は完成後を楽しみにしたい!」と敢えて見学を我慢し、『見学可』の承認が出るのを
今か今かと心待ちにしていました。

今回、片付け途中ながらようやく承認をいただき、じっくり3時間近くお茶を楽しみながら、
建築見学を兼ねてオーナーご夫妻との歓談を致しました。
(Oさん、本当にありがとうございました。楽しく、皆とても参考になったようです)


さて、今回から約3回に分けて、SNBHの主要箇所をご紹介させていただこうと思います。
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■南側外部からの吹き抜け見上げ

前回ご紹介したのは、階段上部からの吹き抜け部分でしたね。
http://todays-cafe-pre.blog.so-net.ne.jp/2009-07-23 

 

鉄骨桁のストリップ階段が軽やかで良い感じです!
オーナーが最後の最後までこだわっただけあります。

 

 

ちょっと退いて見るとこんな感じです。全景は次回かなー?(笑)
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プランを考えている際、最も楽しみにしているのは、完成後の建築に明かりが灯った瞬間です。
それが住まいに求められる、最も本質的な要求を満たしている状態だからだと思います。

 

この気持ちをとても上手く代弁してくれていた大先輩の建築家がいます。

 

2005年11月~12月に東京藝術大学で開催された、吉村順三建築展
~建築家吉村順三の作品とその世界~
でこの言葉に触れた時、「そう、これなんだ!」と思いました。
僕は建築家と言えるような大それた存在ではありませんが、走り書きのメモを頼りにご紹介
させていただきたいと思います。

 

 建築家として、もっともうれしい時は、建築ができ、そこへ人が入って、そこで良い生活が
 行なわれているのを見ることである。

 日暮れ時、一軒の家の前を通ったとき、家に明るい灯がついて、一家の楽しそうな生活が
 感じられるとしたら、それが建築家にとっては、もっとも嬉しい時なのではあるまいか。

 

吉村順三さんはその他にも数々の名言を残されています。
それらを氏の100の言葉としてまとめた書籍があるようですから、ご興味がある方は是非。

建築は詩―建築家・吉村順三のことば一〇〇

建築は詩―建築家・吉村順三のことば一〇〇

  • 作者 : 永橋 爲成
    出版社 : 彰国社
  • 発売日 : 2005/10
  • 価格 : 1,680円(税込)

 

 


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駐車場完成&第4回建築基礎講座予告 [ ・サーファーズ・ニアビーチ・ハウス]

昨年6月からお手伝いさせていただいていた、Oさんご夫妻のサーファーズ・ニアビーチ・ハウス。
先週末、駐車場部分が完成しました。
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住宅の意匠に合わせたシンプルソリッドな駐車場デザインです。

コンクリート舗装コンクリート平板を組合せ、他を透水性の砂利敷とすることで真夏に
打ち水をした際、継続的な冷却効果が期待できます。
(アスファルト舗装やコンクリート舗装でも、一時的には打ち水の効果はありますよ)

 

 

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■北側
こげ茶の車止めには、ユーカリの枕木を採用。
アプローチ部分には安価なコンクリート平板を敷き、ポーチ部分を軽やかに見せるため、
蹴込みを提案しました。

今回の外構工事では敢えて植栽は行なっていませんが、春になる前には一部
植栽工事をされるようです。

 

 

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■東側から望むSNBH全景
西側の袖壁に貼られた木壁は、リビングの壁仕上げに続いています。
相方である山岡君のアイディアですが、建物のグレードが1~2ランクアップしました。

 

来週末はうちの若手スタッフを連れて、入居後の様子を見学させていただきます。
施工段階からほぼ毎週、継続的に見学していただけに、とても楽しみにしているようです。
美味しいスィーツを持ってお伺い致しますね~♪

 

【第四回 建築基礎講座の予告】
次回は課外授業として、『O川さんの田舎暮らしの家』見学を予定しています。
延べ床面積28.5坪の豊かな空間を実体験していただきながら、お施主さんも忘れている
可能性がある設計プロセスについてお話ししてみたいと思っています。 

日程は未定ですが、10月以降でお施主さんと調整して決めたいと思います。
(実施については、O川さんの内諾をいただいています)

 

なお、、、すでに生活されている住宅と言うこともあり、セキュリティの点から、
氏名、住所、連絡先及びご職業を明確にしていただける方に限らせていただきます。
 

人数や組数も限定させていただくことになりますが、

・コンパクトな家で工夫して暮らしたい方

・天竜杉を活かした現代民家に憧れている方

・センスある田舎暮らしを考えていらっしゃる方

にお薦めです。


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完成!サーファーズ・ニアビーチ・ハウス [ ・サーファーズ・ニアビーチ・ハウス]

昨年6月からお手伝いをさせていただいていた、Oさんご夫妻の自邸。
通称、サーファーズ・ニアビーチ・ハウスが完成し、6月末に引渡しを済ませました。
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2階の階段ホールから、リビング階段の吹抜け越しにみる海側の景観。
オーナーも気入ってくれているそうです。

上棟時と比較してみて下さい!

 

今回はお引越し後の慌しい状況の中、駐車場工事のための打合せを致しましたので、
ホンの一部完成写真を撮らせていただき、これまで完成を楽しみしてきて下さった方への
ご報告とさせていただきます。

 

打合せ(半分雑談)中も、「で、、、いつオープンハウスやります?」と振ったり(笑)

もちろん、すでにご入居し生活されている訳ですから、誰でも自由に見学できる形態の
オープンハウスはありえないですけどね。
所在がハッキリしている方で、日時を指定し、人数限定と言う条件でお願いしたいですが
こればかりはオーナー次第。
(皆様の熱いコメントをお待ち申し上げます。オーナーも「やりましょう!」と言ってくれるかも?)

 

 

だけど、携わったから言うわけじゃないですが本当に格好良くて良い家だと思っています。
これは建築に携わった全員がそう思っていることですから、僕らとしても幸せです。

照明器具も揃ったようですから、照明が灯った幸せそうなSNBHを見たいですね♪


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外構の打合せ [ ・サーファーズ・ニアビーチ・ハウス]

サーファーズの建築工事も内装工事が始まりいよいよ終盤。
日曜日のこの日も設備屋さんは外部配管の作業をしていました。
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そんな日曜日の午後、現場で駐車場を中心とした外構計画の打合せをしました。

コンクリート舗装(刷毛引き仕上げ)の駐車枡(マス)とコンクリート平板のアプローチ、
他は、防犯と雨水が浸透するよう砂利敷きとしました。

 

植栽工事は、年明け頃になる予定です。

今月末の引渡し、入居に向けて現場は一気に加速していく感じだと思います。

 

 

・・・と言う記事を昨夜、書こうと思っていたのですが、子供達の添い寝をしている間に
すっかり寝入って朝になってしまいました。
いかんなぁ。。。

 


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外壁仕上げから内装仕上げへ [ ・サーファーズ・ニアビーチ・ハウス]

土曜日の夜20時、現場に集合し打合せを行ないました。
途中コーヒーブレイクを挟みながら、深夜2時近くまで色々なことを現場で決めていきました(笑)
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■南面の夜景
今回初めて見る事ができました。
真っ黒な外壁のため、闇夜にガラス面が浮き上がってきてとてもキレイでしたよ♪

 

そして、、、僕が何よりも気に入ったのがココ。

 

外壁材として貼った米杉が連続する、吹き抜けに面した板張りの大きな壁
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足場があるのでちょっと判りにくいと思いますが、今回は敢えて(笑)
でも、良い感じなのは伝わってくるはず。

 

板の幅がお施主さんの指示とは違い、やや幅が広いものになっていたようですが、
むしろ僕はこちらの方が良いと思ったので率直に感想を言わせていただきました。
話し合いの結果、お施主さんの了解も得られたのでこのまま続行。

この後、自然系オイルを含浸させることで色に深みが出るのが楽しみです。

 

工事も残すところあと1ヶ月。
チーム一致団結して乗り切ります

 


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外壁ジョリパット下塗り完了 [ ・サーファーズ・ニアビーチ・ハウス]

5/9(土)現在のサーファーズ・ニアビーチ・ハウスです。
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リビングダイニングから見える外壁の内側部分はジョリパット仕上げです。
ジョリパットと言うのは、アイカ工業の製品で左官調仕上げ塗材のこと。

下地材のパネルは、デラクリート。

一昔前の左官下地は、杉板を目透かしで張った木摺り(きずり)の上に防水紙を張り、
下地モルタルの食付きを良くするためのラス網を打つものが一般的でした。

 

今は、デラクリートのような製品がその工程の代替となり、接着剤を入れて付着力を高くした
下地モルタル製品の開発により、塗り厚も薄く(1~1.5mm)できるようになりましたから、
工期もずいぶん短くできるようになりました。

 

塗り厚が薄いため、従来のモルタル左官工法に比べると彫りの深い表現は難しいですが、
工期が大幅に短くなるということは、コストも下がりますから外壁表現の選択肢が増えるのは
助かりますね。
ひなたCAFEの外壁にも一部採用しています)

 

歌舞伎座や高輪プリンスホテル、京都宝ヶ池プリンスホテルを設計した、建築家 村野藤吾さんは
こんなことを言っていたそうです。

 

「技術開発により新しい材料や工法が出来ることは、建築家にとって望ましいことなんだよ」

 

ちょっと言い方は違ったと思いますが、意図はこんなことだったと思います。

現在のように多種多様な工法、材料が無い時代。
ありきたりの材料や施工機械でできる事を、工夫しながら探って新しい建築表現をしてきたから
なんだと思います。

僕らは恵まれた時代にいるんだということを、この記事を書きながら思いましたね。

 


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