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【初夏の青森旅(その8)】グダリ沼散策 [ ・東北エリア]

昨年2022年5月末に旅した初夏の青森旅行その8です。

5/23 青森市内 → 5/24 青森県立美術館・青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館・
雪中行軍遭難記念像・田代平湿原・グダリ沼・酸ヶ湯温泉 → 5/25 奥入瀬渓流
散策 → 5/26 十和田市立現代美術館・帰路

2日目のグダリ沼の散策記録です。

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■グダリ沼
沼とは呼ばれていますが、八甲田連峰の雪解け水による日量20万tもの豊富な
湧水を水源に穏やかに流れる清流です。流れ一面に広がっているのはバイカモ。
バイカモとは漢字で梅花藻と書くように、白く華憐な梅のような花を咲かせる藻
のことで水温が低く流れのある清流中に生育します。


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■昼食兼コーヒータイム
2日目は立ち寄り地が多岐に渡ったため、のんびり昼食をとる時間が無いと踏み、
県立美術館の後でコンビニに立ち寄って、アップルパイを購入しておきました。

野点珈琲セットは「どこか景色の良い場所で飲もう!」と思って、バックパックに
入れておいたものですが、小さな羽虫がブンブン纏わりついて落ち着いて食べられ
ませんでした・・・(+_+)


グダリ沼へのアクセスですが、観光者向けの看板が無くGoogle Mapsを頼りに
最寄りの駐車場に停め、スマホ片手に草原の中をさまよい歩いてたどり着きました。
さぁ、次はいよいよこの旅の最初の目的地「酸ヶ湯温泉」です!


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【初夏の青森旅(その7)】田代平湿原散策 [ ・東北エリア]

昨年2022年5月末に旅した初夏の青森旅行その7です。

5/23 青森市内 → 5/24 青森県立美術館・青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館・
雪中行軍遭難記念像・田代平湿原・グダリ沼・酸ヶ湯温泉 → 5/25 奥入瀬渓流
散策 → 5/26 十和田市立現代美術館・帰路

2日目の田代平(たしろたい)湿原の散策記録です。

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■田代平湿原案内図
子供の頃から「水のある景観」と水生生物が好きだったこともあり、ビオトープの
設計をさせていただく機会をいただいたのは本当に幸運でした。

そんなことから、湿地湿生植物を学ぶ機会にも恵まれたため、尾瀬や釧路などの
冷涼な土地にある湿地帯の興味が強く、この田代平湿原はとても立ち寄りたいと
思っていた場所でした。


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■龍神沼(りゅうじんぬま)
田代平湿原の公共駐車場にレンタカーを停め、最初に出会うのが龍神沼です。
木道から遠くにあるため、詳細は分かりませんが水の神様である龍神がいても
不思議ではない幻想的な雰囲気が漂っていました。


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■湿地の木道
八甲田山麓はまだ雪解けしたばかりで、夏にかけて湿生植物群落が芽吹く前
なので、まだ原っぱと言う印象です。


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■池沼にはスイレンの仲間
地形的には山脈に囲まれた盆地となっていて、遠い昔は湖沼でした。
湿地とは、湖沼が埋まって陸地に移行する過程の途中の段階を言うのですが、
寒冷地の場合、夏に成長した植物が完全に分解されず泥炭となって堆積し、
冷涼な気候を好むミズゴケ類が大きな群落を作るそうです。

このミズゴケ類も分解されずに堆積し、中央部が盛り上がった高層湿原
呼ばれ、ミズゴケ遺体が不透水層となって池沼を形成します。


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■木道の分岐部にある休憩所
この景色から盆地であることが良く分かると思います。
この日、田代平湿原を散策して出会ったのは2組のご夫婦だけ。
自分は一人だったため「いつか必ず妻を連れて来たい!」と思いました。

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■雪渓と湿原
八甲田山脈から何と言うか息を飲む美しさの連続で、本当に来て良かったと
思いました。


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■田代平湿原の植物
この後、夏に向かってこれらの花々が咲くようです。
近くに住んでいたら、2~3週間起きに訪れて季節の変化を楽しんだと
思います。

奥様が写真撮影をしていたもう一組のご夫婦に声を掛けたところ、
昨年秋に訪れてとても良い所だったので、この時期に訪れたとのこと。

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■恐らく、ザゼンソウ
ミズバショウを小さくした様な感じの湿生植物です。
湿地と言う場所は、本来、植物にとってとても過酷な環境になるため、環境に
適合した植物、生物だけが生息していけます。


景観とは、地形の他、気候に適した植物によって長い年月をかけて、その土地
独自の景色になったものと言えます。

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【初夏の青森旅(その6)】絶景の八甲田と後藤伍長立像 [ ・東北エリア]

一年前の5月末に3泊4日で回った初夏の青森旅。2日目。
八甲田雪中行軍遭難資料館を見学した後は、後藤伍長が仮死状態で発見された
場所を訪れました。

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■八甲田連邦(北面)
仮死状態で発見された後藤伍長の立像がある、雪中行軍遭難記念像のある
広場からの八甲田山の眺めです。
雄大な景色に圧倒され、とても感動しました。


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■伍長伍長像と八甲田山
5月末でもまだ残雪が見えますね。北面だけでなく、酸ヶ湯温泉がある南面でも
残雪が残っていますから、厳冬期が如何に過酷な土地かお分かりいただけると
思います。


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後藤伍長像はこのシラカバ林の先にあります。
念のため熊鈴をチリンチリン鳴らしながら歩きましたが、本州ですから
ツキノワグマとは言え「子連れの母熊と出会ってしまったら…。」と
ハラハラしながら向かいました。


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■歩兵 第五連隊 第二大隊遭難記念碑
総勢210名の英霊に首を垂れて、次の目的地である「田代平湿原」
向かいます。


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