【実行編】あの木の高さが知りたい! [■我が家の子育て]
前々回の記事では、家にある物で街路樹の高さを測るにはどうしたら良いか?と言う
話題を提起しましたが、今回は実際にどのように測定したかを説明し、次女にはどのように
伝わったかをお知らせします。
■実行した方法
ご覧のように、娘を測定したい木の根元に立たせて、手持ちの中で最も焦点距離の長い
望遠レンズを使用し、パースを極力減らすため出来るだけ遠距離から撮影しました。
この写真をA4版で紙に印刷し、次女に測定する部分を決めさせ、その間の長さを定規で
読んでもらいました。
続いて、計算式を考えさせてみましたが、一度目は計算方法自体を間違えてしまい、
自分の身長よりも低い24.48cm(>_<)
■目測で計算した時との比較
「おとうさん」とあるのは僕が木の下に立ち、次女が目測で読んだ倍率で計算したもので
23.27m。
計算式を直し、写真から読んだ数値で計算したのが次の通りです。
H=(143cm+1cm)×(253mm÷24mm)
=144cm×10.542
=1517.9cm
≒15.2m
次女の目測では、23.3mでしたから、8m以上の誤差があることになりますし、
目測の場合だと第三者に証明出来ないことを教えました。
さらに、理解できるかは判りませんが望遠レンズを使用することで精度が高くなることも
教えました。
僕が所有するレンズで最も焦点距離が長いのは35mm換算で213mm。
一方、スナップ写真などで日常的に使用しているのは35mm換算で27mm相当。
レンズのスペック表に記載されている画角を調べると、
望遠レンズ/213mm ・・・ 11.6度
広角レンズ/ 27mm ・・・ 76.5度
これをCADで図示すると、焦点距離213mmでは、次女との倍率は計算通り10.54倍に
なりますが、焦点距離27mmレンズの場合では、倍率は6.83となり樹高は9.8mで
誤算が5.4mも出てしまうことを教えました。
写真で判定する方法も、娘が自力で考え出せたわけではありませんが、描いたイラストを
どうすれば客観的事実として証明させることができるかを一緒に考え、幾つかのヒントを
与えながら最終的には自分で見つけてくれました\(^o^)/
この実体験から次女はどう受け止めたのか?
翌日、次女は自主勉強ノートにまとめたものを僕に見せてくれました。
すると<考察>として、
木の高さを調べたら15m18cmでした。
この側り測り方をおぼえて社会に役立ちたいと思いました。
そして木の高さなどを正確に側れる測れるようにしたいです。
また、より正確に測ることも重要ですが、実際の仕事では予算も期限もありますから、
大まかに把握することの重要性も教えましたが、これも理解してくれているようでした。
娘達には、親が自分のために一緒になって考え、実行してくれたと映ったと思います。
口だけで教えるのではなく、面倒でも行動で示すことが何よりの教育ではないかと
思っています。
靴の1センチを入れるところまで含め、さすがです。
ヒントを与えて見つけるまで親が口出しせず、
我慢できるかが大きなポイントになりますよね~
by plusgate (2015-12-01 15:05)
●jun-arさん、AKIさん、シルフさん
nice、ありがとうございます。
●plusgateさん
靴の厚さは僕が指摘しましたが、1cmと決めたのは娘です。
判っている情報を加味することで精度が向上することがわかればOK
としました。
考え方を提示し、ヒントから導き出すことができれば目標達成です(笑)
友人がまったく別のアイディアでより正確に高さを測る方法を考えて
くれました。早速、次女に説明しましたが、時間と手間が掛かるため
別の機会に試して報告したいと思います。
by 浜松自宅カフェ (2015-12-01 17:32)