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「ラ コリーナ近江八幡」のランドスケープ [■建築探訪]

藤森照信氏の建築を見たくて訪れた「ラ コリーナ近江八幡」ですが、実際にその場に
身を置いて感じたのは、建築物よりも優れたランドスケープデザインでした。DSCF7614.jpg
メインショップ<草屋根>を抜けると、右側に見切れているのが、
カステラショップ<栗百本>で、その奥、中央よりが本社オフィス棟<銅屋根>です。



DSCF7555.jpg
こちらは、カステラショップ<栗百本>のエントランスへのアプローチです。
栗材の柱に支えられた大庇の下は、ご覧のようにベンチが置かれた休憩スペースに
なっています。
DSCF7620.jpg
本社<銅屋根>の前から、メインショップ<草屋根>カステラショップ<栗百本>
への見返しです。



DSCF7631.jpg
こちらは田んぼ中央の畦道から見た、本社<銅屋根>部分です。
ここで働きたいと思う若者も多いはずですから、リクルート上も有利ですよね。



DSCF7624.jpg
田んぼの中を覗き込む家族連れ。
僕達世代にとっては、懐かしい風景であり残したい風景なんですよね〜(*^_^*)

建設コンサルタント時代は、公共の公園でこう言う提案を試みた事があるのですが、
クライアント(行政の担当者)に提案する前に、直属の上司の理解を得ることが
出来なかったことに未だに悔いが残っていただけに、これは衝撃を受けました。



DSCF7629.jpg
こんな何でも無いように見える畦道ですが、今から20年前の公共施設では作る事が
意外に難しかったですねー。
と言うのも、やはり誰もが必然性を感じる事が難しいわけで、計画地周囲の条件が
とても重要だからです。

このプロジェクトは、クライアント企業の明確なビジョンがあって実現したことは
明白ですし、こういう企業理念にお客様も協力企業も絶対共感しちゃいますよ。



DSCF7621.jpg
本社<銅屋根>の対面に伸びる、芝屋根の回廊(名前は不明です)。
さてこの下はどうなっているのでしょうか?



DSCF7636.jpg
こーんな感じで、単なる芝の屋根なんですが、屋根面の芝生に散水しているため
とーーーーーても涼しくて快適なんです(*^_^*)


「少子高齢化経済の未来を良く見据えているなあ」

と言うことと、

「東京ディズニーランドと同じ!」 

だと強く感じました。


建築だけでも見る価値はありますが、この場の空気感はやはりその場に立たないと
絶対に伝わりません。
女性もお子様も絶対に喜びますから、旅行を兼ねて一度訪れることをお勧めします。


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コメント 1

浜松自宅カフェ

●はじドラさん、鉄腕原子さん、@ミックさん、jun-arさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2017-07-11 21:18) 

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