植物の生命力、復元力はスゴイ! [ ・植栽計画]
6/18(月)の夜に豊橋から上陸して浜松付近を通過した台風4号は、海水を含んだ雨を
大量に撒き散らしで、浜松市、磐田市を中心に多大な農業被害を与えました。
塩水が植物の葉に付くと葉が塩漬けされた状態になり、葉表面から水分を奪ってしまい、
生理障害を来たして葉が枯れてしまいます。
■葉枯れしたコブシ
台風の翌朝すぐに水道水を噴霧して除塩してみたものの、9割以上の葉が枯れて
しまいました・・・(T_T)
私も始めての経験のため、「どうなるの?」と様子見していたわけですが、
9日後の今朝(6/27)、コブシの樹を見てみたところ・・・。
新たな「萌芽」を発見!
きっと、今はまだ葉を付けた方が良いという判断なのでしょう。
(判断しているとは思えませんが・・・)
これがもし11月中旬を過ぎた晩秋の頃であれば、葉を付けなかったかもしれません。
梅雨が明ければ、太陽がさんさんと照る夏が訪れますから、今ならまだ大丈夫(^O^)v
と言うことなんだと思います。
当然、樹は台風のことなど知る由もないでしょうけど、
梅雨になれば多くの水を得ることができ、夏にはたくさんの日光を浴びて光合成をし、
幹や実にでんぷんを蓄えることができることをインプットされているのだと思います。
植物に限らずすべての生物は、長い長い時間をかけて様々な自然の変化に対応し、
生きていける術を身に着けてきたということなんでしょうね~。
こういう突発的なトラブルにも、樹は何事もなかったかのように、自分が生き延びるために
今一番効率的なことをしているのだと思うと凄いと思いませんか?
そんなことに感動して、何気に今年植えたラズベリー(木苺)の鉢を見てみると、、、
ラズベリー(木苺)の萌芽
「おおっー!」
大きいヤツ(コブシ)も小さい子(ラズベリー)も頑張って生きようとしているではないですか?
こうして文章書いているだけでも、健気で涙が出そうです。。。
それと、葉が枯れてしまいゴーヤ8株全滅してしまい、支柱も風に煽られて引っこ抜けて
しまいましたが、週末、ホームセンターでかろうじて残っていた西洋アサガオの苗を購入し、
支柱の復旧と苗の植え替えをしました。
復旧した支柱とネット
植え替えた西洋アサガオ
今度は、支柱に筋交いを加え、耐風性能を強化させましたよ~(笑)
自家栽培の「ゴーヤサラダ」も「ゴーヤチャンプルー」も楽しめなくなりましたけど、
本来の目的の「グリーンカーテン」だけは何とか完成させたいものですね。
●jun-arさん、chihoさん、カフェオランジュさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2012-06-28 20:56)
塩害、想像以上に被害が大きいようですね。
そう考えると、津波であれだけの海水を含んだ土地の回復はどうなるのかな。
でも、生命力はすばらしい。
コブシ、また花が咲くかもね。
by stella (2012-06-28 23:40)
●stellaさん
こちらはかなり広域ですよ。
沿岸部に波が被ったという程度ことではなく、海水を巻き上げた台風が
広範囲に撒き散らしたのだと思います。
僕が知る限りでは航空自衛隊のサクラの葉もかなり枯れていました。
コブシは枯れるのも早かったですが、復旧も早い。
しかし、コナラとヤマモミジは遅れて枯れてきた感じで、この後どうなる
のかウォッチしていきます。
3.11は海水そのものに浸されたわけですから、比較にならないですよ。
想像つかない位に手間と時間がかかりそうですね。
by 浜松自宅カフェ (2012-06-29 09:00)
>健気で涙が出そうです。。。
確かに(涙)
回復を祈ります^^
by plusgate (2012-06-29 09:56)
●plusgateさん
plusさんも来春、落葉樹が新芽を出したのを見ると同じような感覚を
味わえると思いますよ。
●今造ROWINGTEAMさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2012-06-30 12:57)