ゼロエネ住宅の中間報告(水道編) [ ・ホームシアターの家]
前回に続き、ゼロエネ住宅オーナーYさんからお借りしたデータから、上水道の
使用量がどう変わったかご紹介致します。
■上下水道の使用量推移
新居に入居した2014年8月~2015年3月とその前年同月との比較です。
ゼロエネ住宅(ZEH)に設置が義務付けられているHEMSでも、水道使用量は
わかりますが、入居前との比較をするため請求書のデータを使用しています。
上下水道は2ヶ月毎に請求が来るため、単純平均の数値を各月に使用している
ため、2ヶ月は常にフラットなグラフになっています。
グラフの数字を見ていただければ一目瞭然ですが、家族構成は変化がないのに
毎月、概ね25%程度節水されています。
オーナーYさんの分析ですが、一番の節水効果は節水便器への変更のようです。
従来便器)13L
節水便器)4.8L ※1回あたり64%の節水効果
その他、浴室、キッチン、洗面も節水節湯(せつゆ)水栓と雨水貯留タンクの利用で
25%もの節水を果たしているわけですが、便器の効果が一番大きいのは明白です。
グラフでは毎月3~4t(トン)の節水ですから、平均3.5t/月とすると年間で42t節水できる
ことになります。
42tではピンと来ない方も多いでしょうから、2Lのペットボトルとして実に2万1千本!
毎日2Lの水を買うとして年間365本ですから、57年分って本当に?(驚)
水道料金には、下水道負担金が加算されますから、平均240円/㎥とすると年間で
1万円超の上下水道料金が節約でき、お財布にも環境にも優しいと言うことになります。
ゼロエネ住宅では、生活の質(利便性)を変えず、意識をしないで大きく省エネや節水が
できることが、この8ヶ月間のデータからもハッキリと確認できました。
補助金制度がいつまで続くかわかりませんが、補助金申請などの事務負担が大きく
減りますから、自主的に取り組む意義は大きいと感じています。
●jun-arさん、AKIさん、井上さきさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2015-04-23 11:03)
うちも節水型の便器ですが、こんなに違うんですね。
リノベやリフォームでは必須ですね^^
by plusgate (2015-04-23 13:26)
●plusgateさん
うちの9年前の便器は、大8L、小6Lですから、それでも効果大きいでしょう。
省エネ住宅ポイントで替えたいくらい(笑)
by 浜松自宅カフェ (2015-04-23 20:00)
これだけ違うとは驚きですね!
日々の事でしょうし、年間で42tとは数値で見ると驚きです。
日本全国の全てのトイレが節水タイプに変更したらどれくらい
水を抑えられるのか計算したくなりますね笑
by ゆつき (2015-04-24 14:52)
●ゆつきさん
t(トン)だとわかりにくいと思って、2Lのペットボトルで換算したケースを
追記しましたが、毎日1本買うとしてナント57年分!
飲める水質の水を年間ペットボトル2万1千本分も余分に便器に流すって
罪悪感を感じてきましたよ・・・。
by 浜松自宅カフェ (2015-04-24 15:07)